ニュース検定1級受けます!各級過去問を紹介しつつ私の勉強法を大公開!
6月27日は第53回ニュース検定が行われます。私は1級を受験予定ですが、ほとんど勉強できておりません💦良い子はマネしちゃダメよ😝私はこれまでの人生全体で培ったニュース・時事力で闘ってきます✨
この記事では、検定内容や各級過去問のご紹介と、私の1級合格大作戦について記していきます。2級以下の受験生にも役立つように書いていきます。
☆ニュース検定とは?
正式名称は「ニュース時事能力検定試験」。略称は「N検」。ニュース検定は、新聞やテレビのニュース報道を読み解き、活用する力(時事力)を養い、認定する検定です。時事力とは、現代社会のできごとを多角的・公正に理解・判断し、その課題をみんなで解決していく礎となる総合的な力(知識、思考力・判断力など)です。大きく変動し、先行き不透明な時代に、人生を切り開くために不可欠な力です。(公式サイトより)
公式サイトによれば、ニュース検定を持っていると全国約400校の大学・短大入試で活用・評価・優遇されるそうで、社会人の方や就活生はもちろん受験生にもおススメです。累計の受験者数は49万人を超えている人気の検定です。
1級から5級まで、準2級も含めて全部で6段階の難度に分かれています。
公式サイトによれば難度の目安はこんな感じです。
🌹1級…2級レベルの力を基に、世界的・歴史的な視点で現代社会を位置づけられる。
🌹2級…新聞やテレビの主要なニュースを、背景も含めておおむね理解し、生かせる。
🌹準2級…高校の公民科の「現代社会」「政治・経済」で学習したことを生かせる。
🌹3級…中学校社会科の公民的分野で学習したことを生かせる。
🌹4級…小学校社会科や、中学校社会科の地理的分野や歴史的分野で学んだことを生かせる。
🌹5級…小学校で学んだ社会科の知識・理解を生かせる。
過去問題を見た感じだと、3~5級は大人の人ならフツーに生きていれば合格基準の70点は取れそうですが、準2級や2級になるとけっこう難しそうです。公式サイトに載っている例題をご紹介します。
☆出題例(5~3級)
🌻(5級レベル)
コンピューターなどを活用し、人間がハンドルやブレーキ、アクセルに触れなくても目的地まで走れる自動車を普通、【 】車といいます。【 】に当てはまる言葉を①~④から一つ選びなさい。(※選択肢省略)
→こんなもん「自動運転車」以外ないでしょう。小学生レベルとはいえ簡単すぎる💦
🌻(4級レベル)
日本の「過疎化」について、正しい説明を①〜④から一つ選びなさい。
1. 高齢化が進めば、過疎化は解消する。
2. 東京などの都市部で主に起きている。
3. 過疎化が進んだ地域では、例えば鉄道路線が廃止されることがある。
4. 過疎化が進むと普通、地方自治体が住民から集められる税金は増える。
→もちろん3が正解。
🌻(3級レベル)
日本での児童虐待について、正しい説明を①〜④から一つ選びなさい。
1. 医師や教師は守秘義務があるので虐待を児童相談所に通報することはできない。
2. 世話をせずに放っておくこと(ネグレクト)などは虐待に含まれない。
3. しつけのための体罰は法律で禁止されている。
4. 全国の児童相談所の虐待対応件数は年々減っている。
→これも常識で考えれば簡単。もちろん3が正解。
(参考)
✅児童福祉法第25条1項
要保護児童を発見した者は、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介して市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならない。ただし、罪を犯した満十四歳以上の児童については、この限りでない。この場合においては、これを家庭裁判所に通告しなければならない。
✅児童虐待の防止等に関する法律第6条
1 児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介して市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならない。
2 前項の規定による通告は、児童福祉法第二十五条第一項の規定による通告とみなして、同法の規定を適用する。
3 刑法(明治四十年法律第四十五号)の秘密漏示罪の規定その他の守秘義務に関する法律の規定は、第一項の規定による通告をする義務の遵守を妨げるものと解釈してはならない。
というわけですので、守秘義務よりも通報義務のほうを優先することが法規からも明らかですし、医師や教師だけでなく国民は児童虐待(を受けたと思われる場合を含め)を通報する義務を負っています。
…ここまでは簡単な問題ばかりでした。ではいよいよ、準2級から上の級を見てみましょう!
☆準2級の問題 消費者行政
💐(準2級レベル)
消費者行政について、正しい記述を①〜④から一つ選びなさい。
1. 各地の消費生活センターは、国民生活センターに統合された。
2. 複数の省庁にまたがった消費者行政を一元化する目的で、消費者庁が設立された。
3. 消費者事故を専門的に調べる「消費者安全調査委員会」は、警察庁内に置かれている。
4. 消費者の苦情・相談を受けつける国民生活センターは、消費者庁の発足と同時に創設された。
→けっこう難しい問題ではないでしょうか。正解は2です。
「消費生活センター」とは、全国の都道府県や市区町村に設置された「消費者の身近な相談窓口」です。各地の消費生活センターに相談しても良いですし、消費者ホットラインの「188」にダイヤルしても相談に乗ってもらえます。詳細はこちらのサイトをご覧ください。
一方、「国民生活センター」のほうは、全国に1つしかない独立行政法人です。ですから、消費生活センターを統合して国民生活センターにしたわけではありません。1970年に発足しましたが、現在の所管官庁は消費者庁です。
「消費者庁」は2009年に、消費者行政の司令塔として発足した内閣府の外局です。「消費者安全調査委員会」は警察庁ではなく消費者庁内に設置された委員会で、同種の事故防止を目的に各種の調査等を実施しています。「消費者事故調」とも呼ばれます。
…あんまり詳しく知らなかったという方も多かったのではないでしょうか。では、次は2級の問題です!
☆2級の問題 国会の議決方法
💐(2級レベル)
日本国憲法が定める国会の議決方法には、出席議員の「過半数」の賛成が必要な場合と、出席議員または総議員の「3分の2以上」の賛成を必要とする場合などがあります。A〜Cのうち、3分の2以上の賛成を必要とする場合の過不足ない組み合わせを、①〜④から一つ選びなさい。(※組み合わせ省略)
A: 衆議院で可決し、参議院でこれと異なった議決をした法律案について、再度、衆議院の議決だけで法案を成立させる場合
B: 国会が憲法改正を発議するため各議院で議決を行う場合
C: 条約の締結に必要な国会の承認について、参議院で衆議院と異なった議決をした時に、衆議院の議決をもって国会の議決とする場合
→Bは中学生でも知ってそうですが、AとCの違いまでわかる方は大人でも少ないのではないでしょうか。でもとても重要ですのでぜひ知っておいてください。正解はAとBです。
民主党政権下のときのように、衆議院では与党が多数を占めているけど参議院ではそうなっていない状態をいわゆる「ねじれ国会」と言います。(※正式な用語ではなく、マスコミが使って一般に定着したものです。)
Aのように、衆議院では可決されたけど参議院では否決された場合、法案として成立させるためには衆議院で「出席議員の3分の2以上」の多数が賛成する必要があります。(憲法59条…なお、この場合には「両院協議会」を開く必要はありません。)
ですから民主党政権は自民党に反対されてしまうと何もできなかったわけです。今年の総選挙で政権交代を望む場合にも、過半数に留まり3分の2に達しなかった場合には、来年の参議院でも勝利しないと民主党政権のときのように何もできない事態にもなりかねません。(まあそれでも、悪法の強行採決がなくなるわけですから今と比べればかなりの改善が期待できます。枝野新政権のコロナ対策や補償などを下野した自民・公明が妨害するようなことがあれば、それこそ来年の参院選でも自公は大惨敗を喫するでしょう。)
このように「3分の2以上」という数字は、憲法改正の発議だけでなくとても重要な意味を持っているのです。ぜひ覚えておいてください。
なおCの「条約の承認」(憲法61条)の場合の他、「予算の議決」(憲法60条)と「内閣総理大臣の指名」(憲法第67条第2項)を含む3つについては、衆・参で異なった議決をした場合、両議院の協議会を開いても意見が一致しないとき、または一定の期間(※内閣総理大臣の指名については10日、それ以外の2つは30日)内に議決しないときは、衆議院の議決を国会の議決とすることができます。ですからこれらについては「ねじれ国会」であっても基本的には与党の案が通ります。
以上でご説明した4つの場合が、いわゆる「衆議院の優越」が認められるケースです。これらの他に「内閣不信任決議や内閣信任決議の権限が衆議院だけに与えられていること」(憲法第69条)と、「予算は先に衆議院で審議・議決すること」(憲法第60条)を加えて6つを覚えておいてください。
…いやあ、ニュースというよりむしろガッツリ公民の勉強をした感じですね💦さすが2級!
☆私の「ニュース検定」勉強法
こんな感じで、検定日の約1カ月前(目安)までのニュースの中から、[政治/経済/暮らし/社会・環境/国際]の5つの分野からバランスよく45問出題されます。2級以下は70点程度、1級は80点程度で合格です。
2級以下は全問マークシートですが、1級では45問中5問、配点にして20点分は記述問題が出題されます。私も初めて受けるので伝聞となりますが、1級の記述問題5問のうち4問は各3点で単語のみ解答する問題ですが、最後の問題は8点もの配点が振られていて、60字以内で説明することを求められるそうです。(公式問題集に例題が出ています。記述問題の約半分はこの中から出るみたいです。)
勉強法としては、やっぱり「公式テキスト」と「公式問題集」は必須でしょう。この中から約6割が出題されます(2級以下の場合)。
3級以下は、テキストと問題集がセットになっています。
公式テキストはフツーに読み物としてもとてもタメになる優れモノです✨
しかし1級を受ける私としては、公式テキスト&問題集の他に以下の2つを活用するつもりです。
上の級になればなるほど、用語やニュースそのものではなくその「周辺知識」が問われる傾向が強まります。上の2冊は周辺知識を補うのに適しています。ちゃんと、ニュース検定の主催団体である「朝日新聞」と「毎日新聞」が関与している教材を選んでいます笑😝(主催団体が気になる方はこちらのページをどうぞ)
まだ合格していない私が偉そうに言うのもアレですが、上記2冊に書かれているネタを素材にして、自分で予想問題を作ってみるような勉強法が良いと思います。明日以降の記事で、私が作った予想問題を披露していくつもりです。乞うご期待!
…ありゃ、いろいろ語っていたら既に5000字に迫る、かなり長い記事になってしまっています。今日のところはこのくらいにしておきましょう。
☆おわりに ニュースを通していろんなことを学ぼう!
今日はニュース検定に関して取り上げてみましたが、この記事からもわかるとおり、ニュースについて学べば必然的にいろんなことに詳しくなれます。各種の試験対策にも役に立ちますし、生きていくうえでヒトとして重要な「時事力」を身につけることができます。
第54回検定はCBT方式(2級・準2級)が全国のテストセンターで9月4日(土)、公開会場での試験は9月5日(日)に東京と大阪で実施されます。9月の検定試験では1級と5級はありません。例年だと11月実施の検定ではすべての級を全国38都市の会場で受けることができます。
ニュース検定に興味を持ってくれた方は、ぜひ今後の私の記事も参考にしてください。6/27に私も受けるよ、という方はぜひコメントでお声かけください。一緒に頑張りましょう!😊💕
最後までお読みいただき真にありがとうございました🙇♀️今後もがんばりますので励ましのスキ・コメント・フォロー・サポート・おススメ・記事の拡散などしていただけますとめっちゃ嬉しいです。フォローは100%返します。
「時事力」を身につけて豊かな生活をおくろう!またねー!💕
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🌸🍃この記事の執筆者、Study Partnerは、コペル&アヤでした🐣
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