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双極性障害とアンガーマネジメント

双極性障害を抱えて生きることは、まるで激しい波に揺さぶられる船に乗っているかのようです。心の波が急に高まる瞬間もあれば、深い底へと沈み込む時もある。この激しい気分の浮き沈みが、人間関係にどれほどの影響を与えるか、経験した人にしかわかりません。

私は今、そんな自分の感情の波を俯瞰し、コントロールする方法を模索しています。特に重要なのは、アンガーマネジメントです。感情が高ぶるときに、それを自分だけで留めておくことはとても難しい。つい他者に対して余計な連絡をしてしまったり、思わぬ言葉を発してしまったりすることがあります。しかし、それでは相手に不快な思いをさせ、誤解を生んでしまうことがあります。

そのため、今の私はnote以外では友人達や家族に「発信しない」という選択をしています。苦しいことや聞きにくいこと、つらい感情は自分の中に留め、相手に負担をかけないよう努めています。これは決して我慢をしているわけではありません。むしろ、冷静に自分自身を守り、相手も守るための手段です。

誰かに理解されることを期待するのは、もうやめました。この気持ちは自分自身にしかわからないものだからこそ、無理に共有することはしません。去る者は拒まず、来る者も無理に引き留めない。それが、今の私のスタンスです。嫌われることも恐れない。もし、それで友情が終わってしまうなら、それも仕方のないことだと思うようにしています。

心の健康を守るためには、冷静さを保つことが大切です。誰かの期待に応えようと無理をしてしまうと、必ずその反動が自分に返ってきます。私は今、自分の感情に振り回されるのではなく、自分で感情を見つめ、コントロールすることに注力しています。日々、何をすべきか、何をすべきでないかを考えながら過ごしています。

そして、どんなに心が揺れ動いても、自分の行動が誰かを傷つけないようにする。感情が波打つたびに、深呼吸をして自分に問いかけるのです。「この言葉、この行動は本当に必要か?」と。これを繰り返すことで、少しずつ感情のコントロールを学んでいるところです。
ここ半年でだいぶん良くなってきていると感じています。

こうした試行錯誤の中で、他者への期待を手放し、自分自身を守りながらも、人との関係を築いていけることを目指しています。何が正解かはわかりませんが、自分と他者を大切にするための一歩を、今日も踏み出しています。

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