絶対おいしい!麺から手作りするおきりこみレシピ #29群馬県「おきりこみ」
栄養士さんのアドバイス付きレシピとともに、ご当地料理を楽しむ「お家で作る!ご当地の味★栄養士おすすめ料理」。
第29弾は、群馬県!
今回は、群馬県の郷土料理「おきりこみ」です。名前の由来ですが、「めん棒に巻き付けてから切る」ことからきています。
寒い季節にもぴったりな「おきりこみ」を、麺の作り方からご紹介します!
こんにちは。グリーンハウスnote編集部のよっちです。
今回は、管理栄養士の久保田 彩香さんに、「おきりこみ」のレシピとそれにまつわる栄養のお話を伺いました!
>>今回のレシピを紹介しようと思った理由を教えてください
群馬県の郷土料理といえば、、、学校の調理実習でも作った「おきりこみ」を一番に思い浮かべました。調理実習では麺をこねるところから作ったのですが、堅めの生地でこねるのが大変だった覚えがあります。群馬は小麦が名産で、「すいとん」や「焼きまんじゅう」も有名です。中でもおきりこみは栄養も取れ、お好みでアレンジもできるので今回ご紹介したいと思います。
◇「おきりこみ」レシピ
>>調理ポイント
麺を作るコツは、おきりこみの麺は他の麺類に比べると使用する水分量が少ないため、少しずつ水を加えながら強くゆっくりこねることが大切です。
麺はくっつきやすいので、しっかりと打ち粉をしてください。
生地はめん棒に巻き付けて切り込みを入れ、1センチくらいのお好みの幅に切って作っていきます!幅広い麺で、味も良くしみこみますよ♪
麺はほぐしながら鍋に入れ、くっつかないように調理していきます。
おきりこみの麺には塩を使用しないのが特徴です。また、通常麺料理は下ゆでをするかと思うのですが、おきりこみの麺は下ゆでせず、打ち粉がついたまま一緒に煮込みます。そうすることでつゆにとろみがついて冷めにくく、体も温まります。
>>おきりこみのアレンジ
麺から作るのが大変なときには、幅広のうどんを使用(代用)するとおきりこみの雰囲気が味わえます。
レシピには一般的な具材を使用しましたが、どのような具材を使うかは自由です。今回の具材のほかに、季節の野菜や、ごぼうもおいしいと思います。鶏肉を入れることもありますよ!
>>地域で違うおきりこみ
地域によって違いがあり、里芋を使う地域、じゃがいもを使う地域があります。つゆは、北毛(群馬県の地域区分で北部の呼び方)・西毛地区は味噌ベースが多く、東毛地区は醤油ベースが多いです。私が今回紹介したレシピは味噌と醤油を両方使ったレシピになります。
◇栄養豊富なしいたけ
>>しいたけ以外からほとんど見つかっていない特有の成分
しいたけには、しいたけ以外からほぼ見つかっていない成分「エリタデニン」が含まれています。エリタデニンは血中コレステロール値を下げる効果があるとされ、研究が進んでいます。
>>天日干しでもっと栄養価が上がります!
しいたけは「エルゴステロール」という物質を多く含み、日光に当てると丈夫な骨や歯を作る「ビタミンD※」になります。紫外線を当てることで増える特性があるので、しいたけのひだを上側にして天日干しにすると効率よくビタミンDを摂取することができます。
市販の干ししいたけは天日干しされているとは限りません。調理前に1~2時間ほどの天日干し、ぜひ試してみてください!
※ビタミンDは食品からの摂取と体内での合成で取り入れられています。前者はビタミンD2、後者はビタミンD3で、二つを総称してビタミンDと呼んでいます。ビタミンD2は、紫外線を浴びることによって、植物(きのこ)に含まれるエルゴステロールという物質から生成されます。エルゴステロールはステロール化合物といって、コレステロールと似たような働きをする物質です。
>>最後に、この記事を読んでくださっている皆さまへ一言お願いします!
今回は群馬県の郷土料理「おきりこみ」を紹介させていただきました!
寒い季節にぴったりの一品です。麺から手作りするのは大変かもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください。自分で作ることでおいしさ、満足感がアップします。野菜類もたくさん取れるので、ぜひお好みの食材を入れて作ってみてくださいね♪
他にもたくさんレシピや運動情報など掲載しています。
ぜひ日々の健康維持のヒントに、見てみてください!
次回のご当地料理もお楽しみに!
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