ポンとあとおし
しあわせとは?
1.幸せってなんだろう考えて見た。
しあわせだな〜と思う瞬間、何気なく喫茶店に行き、コーヒーを飲みながら、軽音楽を聴いているどこにでもある風景。その時間が、しあわせだなあと思う瞬間!
小料理屋に行って、出された料理がめっちゃ上手く、舌鼓を打つ瞬間!
ケアハウスで過酷な仕事をしている最中、テレビから好きな音楽が流れた瞬間!
自分が思ってもしない人からの温かい言葉をもらった瞬間!
TVての迫真の演技に思わずほろっとした瞬間。
幸せとは、何気ない日常生活の一コマ一コマに現れる。そう、気取ることもなく普段着のまま、何気ない会話の中でそれは生まれる。
しあわせを永く続けたい、誰しもそれは思うことだ。しかし現実はそんな甘くない。ちょっとした事で人と意見の相違から、揉めてしまって不愉快な思いをしたり、感情のもつれで、嫌な思いをしたり、漱石でなくとも、とかくこのよは、住みにくい。
2.日頃の想いが、行いに現れる。
ケアハウスでの1日は、利用者の方をおこすことから始まる。中には来所ごとに一睡もできない利用者の方もいる。一日中何かを思い詰めた様に考え込んでおられる。なんとかしてあげたいとおもうばかりだ。
そうかと思うと、中には介護士が、介助するごとに有難うございます。有難うございますと、ことあるごとに感謝のことばを述べる方がいる。そういう方は、どんなに大変でもなんとかして差し上げようと心から思う。
2つの例を挙げたが、いずれの方も長年暮らしてきてその想いの強さが、現実化した結果だ。
どちらの方が、幸せだろう、比べる事は失礼とはおもうが、今生きていることに感謝している方の方が幸せだろうと、私は思う。なぜなら、前者の方は、思い詰めて、寂しいと言って一晩中泣き暮らしたりもしているからだ。
3.寂しさは、脳のダメージを加速する
記憶に関係する海馬の働きを調整するタンパク質が減ってしまうこと,
女性のほうが孤独感を強く抱えているほど,体内の炎症症状を促進する体内タンパク質の数値が高い。
かつ孤独感が強いほどストレスがかかったときに炎症症状となり、結果、記憶に関係する海馬の働きを調整するタンパク質が減ってしまうということがわかってきた。
4.寂しさの原因はセロトニンの不足
セロトニン、別名5-ヒドロキシトリプタミンは、必須アミノ酸トリプトファンから生合成される脳内の神経伝達物質のひとつで、動植物に広く分布する生理活性アミン、インドールアミンの一種。名称はserumとtoneに由来し、血管の緊張を調節する物質として発見・名付けられた。
参照: ウィキペディア
化学式: C₁₀H₁₂N₂O
セロトニンは、日光を浴びること・適度な運動で分泌されることがわかっている。
毎朝きちんと太陽の光を浴びて、セロトニンを増やすことが、ストレス解消をする、切り札だ。
セロトニンとは、脳内を流れる神経伝達物質の1つ。精神のバランスを保つ働きがある。
セロトニンは、脳の働きを活発にして、精神の安定・安心感・平常心を保つ働きをしていることから、「幸せホルモン」とも言われている。
5.セロトニンの摂取方法
では、幸せホルモンのセロトニンはどういう食生活をすればいいのだろう?
バナナ
バナナには、セロトニンを体内で合成するときに必要な「ビタミンB6」が豊富に含まれている。100gあたりの含有量は、0.38mg。おやつやデザートといった間食に食べよう。
赤身の魚
セロトニンの合成に必要なビタミンB6は、まぐろやかつおといった赤身の魚に多く含まれている。100gあたりの含有量は、まぐろの赤身では0.85mg、かつおでは0.76mg。
赤身の魚には、セロトニンの材料となる「トリプトファン」が豊富にある。トリプトファンは、たんぱく質に含まれる「必須アミノ酸」の一種であり、体内で合成できないため、食事から摂るよにしよう。
セロトニン
セロトニンは脳内で作られるが、その材料として必須アミノ酸のトリプトファンが必要になる。ただし、トリプトファンは体内で生成できないので、食事から摂らなければならない食べ物から摂取したトリプトファンは、日中は脳内でセロトニンに変化し、夜になると睡眠を促すメラトニンに変化する。そのため、トリプトファンが不足すると、不眠症や睡眠の質の低下を引き起こす原因となるので注意が必要。また、トリプトファンは、糖質、たんぱく質、脂質を代謝・分解する上で必要なビタミン(ナイアシン)の合成も行うので、大事な役割をする。
7.ポンとあとおし
先程述べた ケアハウスに勤めていて勉強になるのは、人生の総決算を迎えた先輩方の姿にある。生き方そのものを学ばせてもらえる。少し前のことがわからなくなってしまい、おなじことを何回も聞く人が多い中、ちょっと後押ししてあげるだけで、回復するのではないかと思う人が少なからずいる。
水分量
水分の量も一日女性で、1500mlを推奨されている。男性は、1800ml、500mlのペットポトル 3本から4本を飲む形だ。
しかし、ケアハウスに来られる女性の殆どが、一日600mlくらいで、、いくら飲む様に勧めても、せいぜい1000mlがやっとだ。
成人の体重の60%が水分だから、水分の摂取量が少ないと、脳に行く血液も、濃くなり、十分回らなくなるのは容易に想像できる。
8.結論
今自分にできること、利用者の方に、水分を多くとってもらうのと、日光浴の勧め、そして、幸せホルモンであるセロトニンを多く取れる食事を多くとってもらって幸せを感じてもらいたい。
その一点をねがうばかりだ‼️