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宮古島で紡いだ3年、心に残る日々と選択

コロナ禍の真っ只中、ホテル業界、特に観光業界全体が大変な時期でした。私が働いていたホテルも例外ではありませんが、一棟貸しスタイルだったので、非接触型の滞在が可能で、むしろ安心感を与えられる側面もあったのかなと思います。チェックイン対応も最低限に抑えられていて、ご家族やご友人でいらっしゃるお客様には、宮古島の空気や宿泊を楽しんでいただけたんじゃないかな、と振り返ります。

そんな中で働いていた私ですが、正直、変にきっちりしている性格のせいか、「こんな時期に旅行に来るなんて」と思うこともありました(笑)でも実際に宿泊してくださった方々はみなさんとても良い方ばかりで、むしろ富裕層の方が多かった印象です。特に年末年始には3棟すべてがほぼ満室になり、大忙し!お客様対応ももちろんだけど、それ以上に大変だったのが清掃業務でした(笑)「なんで私がこんなことまで!」と思いながら頑張っていた記憶がwwそれでも、宿泊業を身をもって学べたこと、経験として蓄積できたことは今となってはありがたいことですw

こうして気づけば時間がどんどん過ぎていきました。宮古島に移住したのは2019年2月。私は「3年で離れる」と決めていましたが、ついにその時期が近づいてきました。何度もHさんと相談を重ねた結果、2021年10月末で宮古島を離れることを決意。新しい働き方を提案してもらい、静岡の実家を拠点に、月1~2回の大阪出張、リモートワーク中心、必要があれば宮古島への出張も行うというスタイル。

実家に帰れる安心感と、大阪出張での刺激、そしてリモートで自由に働ける環境。こんな好条件、なかなかないだろうなと思って受け入れることにしました。少し煮え切らない気持ちもありましたが、静岡と大阪、そして宮古島を行き来できるこの環境は理想的だったんです。

そして、宮古島を離れる間際。まさかの出来事がありました。行きつけのバーで開催される周年パーティーで、突然「司会をお願いできないか」と頼まれたのです(笑)司会の経験なんて一度もない私が!?wと思いつつも、宮古島での最後のイベントとして、挑戦してみることにしました。

続く…

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