So…What Now?
自分の感情を曝け出す。
本心を伝える。
自分自身の感情を把握する。
これらは、僕が産まれてこのかた苦手なことである。
残念ながら、これまでに改善しようとか、その術を学ぼうとか試みたことも一度もなかった。
カッコつけていたのかな。
自分を知ってもらうよりも、知ってくれというおこがましいスタンスだったのかも。
先日、妻に手紙を読むまでは。
自分の感情、心のドアをバーンと開けたのは後にも先にもあれが初めて。
このまま妻の気持ちは変わらないだろう。
理屈では分かっていても、ありのままの自分を出すことが出来たのはとても自分としてはとても大きかった。
心の何処かで、心変わりしてくれと願っていたのは言うまでもない。
彼女が手紙の内容をどう思ったかは分からない。
ただ、読んだ後に”タイミングが遅い”、”今まで抑えるポイントを逃し続けてきた”、と呟いたのは覚えている。
その感想は、残念ながら合っていて的を得ている。
しかし不思議なことに、最終的な結果よりも、悔いが残らない行動を起こせたことで何かがカチッとハマった気がする。
離婚が完了するのが目前なのに、我ながらびっくりするくらいに清々しい。
妻の心が離れてしまい、
彼女のご両親はカンカン。
僕の両親にも迷惑を掛けてしまったため。
それなのに、なぜかスッキリしている。
離婚届を市役所に提出した後に、気持ちが落ちる日はきっとくるだろう。
仮にそれが分かっていても、結局自分が変わり続けないと何も変わらない。
今回の学びを元に、人として成長しないと意味がない。
全てのやり取りが終わった後に妻との距離感なんて分からない。
ストレスの元凶だった職をどうするか、現在の雇用市場が全く読めない。
当面はこのまま独りじゃない、と聞かれればそうかもしれない。
それでも、手紙を読んだことで、自分と自分自身の問題と真っ向から向き合うことが出来て、不思議と将来が明るく感じる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?