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「武韋の禍」の評価から読み解く -1000年後を想像する意味-

おはようございます!
久しぶりの読書とアウトプットのルーティンに戻れたことに、めちゃくちゃ気持ちよさを感じている今日この頃です。
#やっぱり読書が好き
#気持ちよい
#三日坊主

さて、今日も読書メモの回です。

『歴史思考 (著:深井龍之介)』

前回は、ヘレンケラーとサリヴァン先生の関係性から、そこに存在すること自体の奇跡を学びました。存在自体が複雑な連鎖を生み、巡り巡って、奇跡を起こすのかもしれません。

今回は、1000年後のことを誰が想像できるのかということです。
どうしても、近視眼的に短いスパンで物事を判断してしまうのですが、歴史来て気k名が得ると、ある人の存在が将来どういう意味をもつのかは誰にもわからないのです。
かといって、完全にアトランダムで、カオスなわけでもありません。
物事は、ちゃんと因果関係で繋がっているのですが、長い時間があり、検証不可能な要素が多くなっているのです。

例えば、10世代前の自分のご先祖を考えたときに、500ペア以上の男女がいます。そのうちの1ペアでも破局していたら、今の自分は存在をしないのです。

今回はマクロ視点での歴史を観ていきましょう。

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中央集権を強化した唯一の女性皇帝

中国は非常に特殊な国であり、ユーラシア大陸の広大ない地域を2000年以上にわたってまとめています。条件としては、ヨーロッパと同じように、言語、民族がバラバラであるにもかかわらずです。

秦の始皇帝から始まる中央集権こそ、そのスーパーパワーの源といえます。

武則天が生まれたのは、唐の時代。
2代目太宗の妃妾であり、3代目高宗を夢中にさせ、前皇后を殺害し皇后になりました。その後、高宗が病気がちであったこともあり、あの手この手を使い、自らが帝位へ着いたのです。

この時代を、『武韋の禍』とも呼ばれています。
中国では否定的な評価を受けていますが、結果として、唐を強くしました。
有力貴族を左遷、殺害し、力を奪い、自分が新たに取り立てることをしました。科挙(身分問わず受験できる制度)から実力主義の人材登用を行い、結果として中央集権化が実現されたのです。

唐は、この系譜から孫の玄宗の時代に全盛期を迎えます。

長期的にはプラスであったものの、短期的(その時代に生きていたら)には、肯定的な評価は難しいのかもしれません。

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近代では圧倒された要因へ

ヨーロッパは産業革命以降、資本主義(経済力と工業力)の出現により、民主主義の考え方の発祥に至りました。それは、「人権」の確立でもあり、個人の保証をするということです。
一方、中国は皇帝と国家権力がすべてであり、個人の保証は自由も何もありません。

結果として、近代化の遅れと共に、時代の中で圧倒をされていくことになるのです。

武則天の行ったことは、数百年スパンではプラスに働き、1000年スパンではマイナスに働いたのです。これを誰が想像できたのでしょうか。

例えば、人権の確立は国民国家を出現させました。
結果として、それまでは王族貴族同士の喧嘩であった戦争が、国民主体へ変化していくのです。
フランス革命の時に、これが想像できたでしょうか。

歴史はカオスではなく、繋がっていますが、脳で理解できるほど簡単ではないのです。今は悪く感じられている物事が、後々、あなたを救うのかもしれません。

なぜならば、あなたも歴史の一部なのだから。


将来、こうしたい、こうなりたいというのは、確かにいいのかもしれませんが、結果としてどうなっているのかはまた別問題であるのかもしれません。
そこに縛られると、違った悩みを生み続けてしまい、捕えらえれてしまうのでしょう。
歴史の一部である以上、現在あることをそのまま受け入れるというのも、一つの考え方なのかもしれませんね。

今日も学んだー!!
ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!

アクティホーム
講内 源太

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