公開初日に行かなければ、どこかで情報が入ってしまうのでは、と早速「シン•エヴァンゲリヲン」を観てきた。 ある意味エヴァらしくない、小難しい考察はあまり必要なく、登場人物の描写も余す所なく見せ、爽やかなエンディングへと導いてくれるという、とても清々しい作品であった。 しかし、それは昔のTVシリーズや旧劇場版もしっかりと観ている人間からすると、だろう。 特に旧劇場版を観ていなければ、旧劇場版をなぞるようなシーンが時折り出てくるので、難解に思えるかもしれない。 あくまで、今ま
日本の漫画が原作だということで、設定が「本当にそんな場所あるのかよ」という引っ掛かりを感じながら物語が進む。 ラストの展開は秀逸だが、どうしても「こんなことありえない」が付き纏う為、感動が薄まる。 キリスト教の教義がベースにあるのだろうが、「そこまでしなくても」も感じた。 2D格闘ゲームのような横位置での格闘シーンもあるため、監督はポップカルチャーに影響を受けていることが伺える。 つまりこの作品は漫画、ゲームの実写化の色合いが強い。 そういう点で見れば、日本のアニメ
カウンターパンチMr.Childrenの最新作「SOUND TRACKS」。 音の数が絞られ、一つ一つの楽器の比重が重くなっているが、全ての楽器が力強く繊細に鳴り、素晴らしい広がりを見せている。それは櫻井和寿のボーカルを含めて。 味わい深い、大人な音楽。 傑作というに相応しい作品で、齢40の私には、非常に心地よく沁みる音楽であったが、その反面、若い世代にどこまでピンとくるかな、とは思った。 自分が心地よく聞ければそれでいいのかもしれないが、ポップザウルスとしてのミスチ
ついに「鬼滅の刃」最終巻が発売された。 電子書籍派にとってありがたいことに、Kindleでも発売日に買うことができた。 コロナ禍だからこその対応だろうが、他の作品も追随して欲しい取り組みである。 閑話休題。 最終巻のネタバレはしないように気をつけたいと思うが、感想はとにかく泣けた。 ストレートに泣けた。なぜなら、直球ストレートな豪速球が投げ込まれたからだ。 敵である鬼にも悲しみがあり、善悪を切り分けず曖昧にした哲学的な方向性もあり得たのかもしれないが、鬼舞辻無惨と
プロ野球は福岡ソフトバンクホークスの日本一で幕を閉じた。 ジャイアンツに4連勝と圧倒的だった。 前の年も4連勝。 短期決戦は水ものの要素があると思っていたが、さすがにこれだけパ・リーグが日本一になると、セ・リーグとパ・リーグには実力に相当の差があるとしか思えない。 ソフトバンクだけが強いのではない。 実際、ソフトバンク4連覇の前は大谷翔平擁する日ハムがこれまた無茶苦茶に強かった。 それに昨年のパ・リーグのリーグ優勝はあくまで西武ライオンズ、ソフトバンクは負けている。 セ・リ
ホークスの選手は本当に野球を楽しんでいる印象を受けますね。一番はやはり柳田。