ChatGPTに自分の意見をどう伝えていいか分からなければ、それもChatGPTに聞けばよいという話
ChatGPTでの「伝え方の悩み」を解消しよう
こんにちは、AIエンジニアの翔太と申します。
普段は、個人や企業向けに生成AIをビジネスや自己実現のために効果的に活用する方法をコーチングする仕事をしています。
自分のアイデアを形にしたいと考えたことはありませんか?たとえば、ノートに有料記事を投稿したり、ブログで自分の考えを発信したり。
でも、いざ始めたいと思っても、こういう不安を感じて手が出ないなぁと感じたことがあるのではないでしょうか?
「ChatGPTって便利だって聞くけど、どう使えばいいのか分からない。」
「頭の中にイメージはあるけど、それをどうやってAIに伝えたらいいのか悩んでしまう。」
「思った通りの結果が得られなくて、なんだかAIのポテンシャルを引き出せていない気がする。」
このような状況に心当たりがあるなら、この記事がきっと役に立つはずです。
本編に入る前に、まず👆の不安についてもう少し解像度を上げると、ざっくり下記の3つの「壁」で構成されていると思ってます。
壁1: ChatGPTにどんな情報を伝えればいいのかがわからない
「自分の中ではアイデアが完成しているのに、どう説明すればAIがそのイメージを理解してくれるのかが分からない。」
このような悩みを抱える人は少なくありません。ChatGPTに入力する内容を考えるたびに、「これでちゃんと伝わるのかな?」と不安になる。その結果、生成されたアウトプットが思い通りでないと、「やっぱり自分には難しい」と感じてしまいます。
壁2: そもそもAIを使いこなすスキルへの不安
AIを使うには「高度なスキルが必要だ」と思い込んでいる方も多いです。「自分は専門家でもないし、技術的な知識がないから、うまく使えないんじゃないか」と感じてしまうのです。
AIの活用方法について調べてみても、「プロンプトの設計が重要」「適切な指示を出すスキルが求められる」といった情報ばかりで、「やっぱり自分には無理かも」と思ってしまう方も多いでしょう。
壁3: イメージ通りの結果が得られない
頭の中では完璧に思い描いているのに、それをAIに伝えた途端にギャップが生じる――これは「認識のズレ」が原因です。
たとえば、ノートの記事を作りたい場合、具体的なテーマや背景、方向性が曖昧なままプロンプトを入力してしまうと、AIはどうしても漠然とした結果を返してしまいます。結果として、「やっぱりChatGPTって思ったほど使えないのかも」と感じる原因に。
でも、ここで重要なのは、これらの悩みや不安をすべて一人で解決しようとする必要はない、ということです。
むしろ、ChatGPT自身に「どうしたらいいのか」を逆に質問すればいいのです。
具体的にどんな情報が必要で、どんな観点で考えを伝えればよいのかを、ChatGPTに聞いてみる――このシンプルな発想が、AI活用の第一歩になるのです。
私の経験談にはなりますが、今の仕事柄、僕の周りの人は結構な割合で生成AIを活用している人が多いですが、ほとんどの人が最初にAIにタスクを渡すとき、
「ざっくりこういうことやりたいんだけど、どうしたらいい?」とか、「このタスクを行うための下準備として、追加でほしい情報を俺にインタビューして」など、まずAI側に激荒のタスクの投げ方をしています。
それでAIが打ち返した内容に対して、自分の考えや見解、イメージの違いをさらに打ち返して内容を詰めていく、、、と言う流れです。
これであれば、「できそうかも?」と思われたのではないでしょうか?
2024年時点でも、ビジネスパーソンで生成AIを日常的に利用できている割合は20%にも満たず、まだまだ生成AIを使いこなすことのスキルとしての希少性は高い状況です。
今のうちに、生成AIの効果的な活用を学び、実践し、ビジネスパーソンとしてのスキルアップや、副業・起業への活用を目指しましょう!
ChatGPTに"逆質問する"とは?
改めて説明すると、逆質問とは、ChatGPTに「どうしたらいいか」を尋ねることです。自分のアイデアを形にするために、必要な情報や観点をChatGPT自身に教えてもらう、という方法です。
これによって、AIとの認識のズレを解消し、自分の脳内イメージをそのまま形にするプロセスが大きくスムーズになります。
逆質問を使った実践の流れ
ここでは、具体的な手順をステップ形式で解説します:
アイデアをざっくりまとめる
自分の頭の中にあるアイデアを簡単に言葉にしてみましょう。すべてを完璧に説明しようとしなくて大丈夫です。たとえば、「ブログ記事で○○について発信したい。」
「上司に指示された企画書作成の台本を作りたい。」
ChatGPTに「逆質問」を投げかける
下記の”逆質問の指示文の実例”を参考に、必要な情報や観点を教えてもらいましょう。ChatGPTが生成した質問リストをもとに、自分のアイデアを具体化する
ChatGPTが出力した質問に答える形で、自分のアイデアを具体的な形にしていきます。認識が揃ったらアウトプットを生成する
必要な情報が整ったら、改めてChatGPTにアイデアを形にする指示を出します。
逆質問の指示文の実例
下記の{タスク}の部分に、あなたのやりたいタスクや実現したいと思っているアイデアなどを入れて、そのまま使えます。
結論:ChatGPTをタスク実行以外でも使い倒せ!
あなたがChatGPTを使ってアイデアを形にしたいと思ったとき、最初は何から手をつければいいのかわからず、戸惑うかもしれません。
でも、この記事で紹介した「逆質問」のテクニックを使えば、その壁は簡単に乗り越えられます。
ChatGPTを「質問役」として活用する
「どう伝えればいいのか」をChatGPT自身に聞くことで、必要な情報や観点をAIが提案してくれます。
これにより、自分のアイデアをより具体化しやすくなり、結果として思い描いた通りのアウトプットが得られる可能性が高まります。
たとえば、ノートに有料記事を投稿したいと考えている場合、ChatGPTに「このアイデアを形にするために必要な情報を教えてください」と逆質問をするだけで、どんな要素を含めれば良いかの整理が始まります。