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【ニュース感想文】セールスフォース、1000人余り採用へ-新生成AI製品の販売強化

こんばんは!
トレイルブレイザー!小栗義樹です!

本日はニュース感想文を書かせて頂きます。その日に気になるニュースを題材に、思ったことや感じたことを書く試みです。

本日の題材はコチラ

セールスフォース、1000人余り採用へ-新生成AI製品の販売強化
です。

ブルームバーグのニュース記事ですね。セールスフォースの採用に関する内容がまとまっています。

セールスフォースといえば、以前セールスフォースCEOであるマーク・ベニオフさんが書いた「トレイルブレイザー」という本を題材に読書感想文を書かせて頂きました。

セールスフォースがどのような文化を持つ会社で、IT企業はこれから先、社会に対してどのように向き合うことが求められているのかを鋭く捉えた一冊となっています。

ニュース感想文でも、セールスフォースは一度登場しています。

過去に書いた2つの記事の中で、セールスフォースに関する説明はしているので、ここでは軽くの説明に留めさせて頂きます。

セールスフォースは、顧客管理システムを販売する会社です。GAFAMとまではいきませんが、シリコンバレー発のメガテック企業になります。とても大きい会社です。

参入障壁の高さでいえば、GAFAMのFであるFacebook(現meta)を凌ぐくらい安定した会社だと思います。

敵対企業もほとんどいないので、しっかりした基盤を持っているテック企業というイメージです。今でも色々な企業に投資をし、必要な企業を丁寧に買収しています。

一方である程度市場を取りきったのか、成長は鈍化気味でした。加えて、少し前まではメガテック企業のトレンドだった「人員削減」も行われていました。

そんな状態が続いていたのですが、ここへきて1,000人余りを採用するというある種の方針転換をくだしました。

背景には、セールスフォースが力を入れているAIサービスの販売・管理・案内を請け負ってくれる人材を増やすという狙いがあるように見えます。

セールスフォースに限らず、あらゆるメガテック企業は今「AI」の開発に非常に積極的です。いかに素晴らしいAIサービスを作り、誰よりも早くサービスを流布したいという狙いがあるのでしょう。

セールスフォースは社内にファンドがあり、AI開発会社への投資に邁進しています。少し前にも、このファンドへ5億ドルの追加を発表し、投資総額が10億ドルになったというニュースが出ていました。

かなり入れ込んでいる事が、これらの記事からもよく分かります。

そのうえで採用枠の増加です。

これはかなり賢い選択だと思います。要するにAIの技術がいかに優れていても、人を介さないと流布出来ないということをよくわかっているという事です。

どれだけ簡単なユーザーインターフェースでも、結局最後の背中押しは人でないと出来ないのだと思います。セールスフォースが開発したAIを多くの人に使ってもらうためには、結局人の手で案内しなければいけないとセールスフォース側も理解している。だからこそ、採用枠を増やした。そんな背景があるのではないでしょうか?

恐らくですが、この先一部のメガテック企業は採用を活発化させることになると思います。もしくは、販売網や認知網を持ってる企業が開発ベンチャーと協力してサービス案内を行うなんて現象が増えてくることになるでしょう。

セールスフォースの影響力はかなり大きいはずなので、この動向をみた他のAI開発企業もこうした路線を取ることになるのだろうと思います。

いずれは1人1AIの時代がやってくるはずで、今我々はその過渡期にいる。言い換えれば、これがIT業界における最後の大型雇用になるのかもしれません。

広告業界や人材派遣会社、転職斡旋企業なんかは、この波をみこして動向に探りを入れる必要があると思います。

セールスフォースの採用にはそれくらいのインパクトがあるはずで、この流れをしっかり押さえておくことは求人というジャンルを統べるための1つの足がかりになるはずですから。

というわけで、本日はこの辺で失礼致します。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
また明日の記事でお会いしましょう!


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