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互いの心の開示のバランスが崩れないように
「しばらく眠れない時期があった。」
と月に数回ご飯に行く友人に言われたとき、今まで気づいていなかった自分の無力さに虚しくなりました。
本日は、互いの心の開示のバランスと、人間関係が良好であるかは、比例関係にあると感じたことを記事にします。
やはり、相手の本当の気持ちを知ることは簡単ではありません。
勉強と同じく、分かった気になってしまったら最後、それ以上理解を深めることは難しいと思います。
それでは、記事を書こうと思ったきっかけと、それによって思い出した3つの経験についてお話をさせてください。
きっかけは「応募作品の中で...先週特にスキを集めました!」
記事を書こうと思ったきっかけは、noteを開いた際に表示された、
#X日間やってみた応募作品の中で、「ライターとして仕事をいただくまでの一ヶ月間を振り返る」が先週特にスキを集めました!
になります。
こんな表示が出ることがあるのを知らないくらい、私はスキやコメントをもらったことが少ないライターです。
表示を見てすぐに
素直に嬉しい
少しずつみなさまに届く記事を書けるようになっているのかな
クラウドワークスでwebライターを始めてよかった
もっと文章を書く力をつけたい
など、ポジティブな感情であふれました。
同時に、逆のことも言えるんだな、と思いもしました。
一方的に欲求が満たされることはほとんどないでしょう。
私がポジティブな気持ちになれた=読んでくださった方がスキしたい記事であった
→誰かが満たされたとき、その人を満たした人も満たされている
はずです。
ふとこう思った私は、今までに自分の友人、恋人、上司とのエピソードを思い出し、さらに腑に落ちることになります。
「しばらく眠れない時期があった。」友人
私には、毎月何度か気軽に飲みに行く友人がいます。
職場は異なるのですが、お互いの職場の距離が近いので、当日に出社しているかを確認し飲みに行くような関係です。
私は悩んだとしてもそこまで深く落ち込まないタイプですが、どうしても整理がつかないことがあり、彼に相談をしたことがあります。
その際、彼も昔、仕事でしばらく眠れないほど悩んでいたことがあったことを知りました。
私の気持ちに共感をしていることを示すために話してくれたのでしょう。
共感してくれていることをもちろんありがたく思いましたし、それ以上に今までその気持に触れられなかったことに申し訳なくなりました。
友人は忙しくなると連絡頻度が減り、ある程度彼自身でコンディションを調整し直してから私に声をかけるタイプです。
私からわざわざ忙しい時期に連絡を取るのは申し訳ないと思っていましたが、そんな状態であったのであれば、声をかけるべきであったと感じました。
彼が普段私にそのような悩みを話さなかったのは、私があまり悩んでいないように見えたからかもしれません。
お互いが開示しやすいような関係を築くために、わざわざ悩む必要はありませんが、小さな相談をする習慣をつけると、友人との心の距離がより縮まるのではないかと思いました。
いつの間にか私の生活に合わせすぎてしまっていた恋人
以前、付き合っていた恋人に気を遣わせすぎてしまっていたことがあります。
付き合いはじめはお互いに学生であり、同じ環境下で生活をしていました。
そのため、お互いの生活を理解しやすく、いい意味で気を遣わなくてもよい関係であったと思っています。
ところが、社会人になり生活スタイルが変わり、土日も出張などで心の余裕がなくなっていた頃、私はいつの間にか彼女に一方的に気を遣わせすぎてしまっていたのです。
余裕のない私はすぐに気づけず、お互いの関係が崩れてしまいました。
それ以来、自分に精一杯になってしまっている時期に、たった一時間でもよいので、周りの人との会話を思い出し相手に負荷をかけていないかを考える時間を設けたいと思いました。
自身の弱い部分を見せることも必要ですが、それを見せ続けてしまうのもよくない、というなんとも難しいバランスを取れるようになりたいものです。
製品開発の魅力を教えてくれた上司
上述しました2つのお話は、どちらかと言えば失敗から学んだものになります。
一方で、成功から心の開示のバランスの重要性を学んだこともあります。
仕事で製品開発を担当していた頃、仕様がまとまらず、何度も取引先と打合せをしている時期がありました。
製品の試作を繰り返す中で、メーカー側の私は、何度も修正を依頼し、製造先の方に手間と時間をかけさせてしまっていました。
ありがたいことに、取引先もよりよい製品を作りたいという気持ちがあり、積極的に提案をくださいました。
そして、ようやくお互いが納得のいく製品仕様が決定することになります。
仕事をしている最中には全く気づかなかったのですが、製品が発売されたころ、上司に「お互いが満足できるところまで突き詰めなければ、消費者に満足いただける製品を開発することはできない」と言われました。
もしお互いが気を遣い、どこか妥協したまま製品を世の中に出していたら、今よりも消費者の心を満たせていなかったでしょう。
この過程を通し、仕事においても心の開示が両者の良好な関係を生むことを学びました。
製品の機能に気持ちを直接付加することはできませんが、出来上がった製品には間接的に熱量が付加されていることを体感できた貴重な経験です。
指数関数的な関係を築いていきたい
ここまで読んでくださりありがとうございます。
本日は、心の開示のバランスと、人間関係が良好であるかは、比例関係にあると感じたことを記事にしてみました。
少しでもみなさまに共感いただける部分がありましたらうれしいです。
比例関係と言っても、一次関数的ではなく、指数関数的な関係であることも少なくないと考えています。
自分が心を開かなければ、相手も心を開いていくれない、というのは言われてみれば当たり前かもしれません。
ただ、ついつい忘れてしまいがちになります。
この基本的ですが重要なことを、これからの生活で意識し続けたいです。
記事の最後になりますが、読んでくださっている方、スキしてくださっている方、いつもありがとうございます。
みなさまが想像している以上に、1つのスキやコメントに対し私はわくわくしています。
これからもたくさんの方に読んでいただける記事を書いていきたいです。
ではまた、次の投稿で。
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