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平仮名を丁寧に書いてみたら、意外と正しい形を忘れていて「を」に至っては軽く間違えていた件

先日、勉強のためにiPadを購入しました。

高額故に足踏みをしていたんですが、勉強にも使えるらしいよ?みたいな噂を聞いたところ、長年均衡を保っていた

「値段+いうほどいるか?」と「なんとなく欲しい+勉強にも使えるよ」

の力関係に逆転が生じ、購入に至りました。

長年チャンピオンだった「値段+いうほどいるか?」ですが、ディフェンディング側は一度も敗北が許されないのがしんどいですね。


購入後、嬉々として早速文字を書いてみたのですが、自分が思う以上に字が汚い。


うっすら気づいていたものの、まあそうは言っても読めるからOKっしょ〜と思っていたのですが、読み返す気がなくなるレベルで字が汚い。

長年蓋をしていた事実ですが、高額な買い物をしたの自分の字を見直す良い機会だと思い、今回のプロジェクトを立ち上げました。

名付けて「言い訳の余地なく時間をかけて文字を丁寧に書いたら私の真の文字の綺麗さが判明するはず」プロジェクトです。


もっと綺麗に書けるポテンシャルを持っているんだ、という思いで20年以上生きてきましたが、ついに向き合う時が来ました。

平安時代へのリスペクトを込めて、とりあえずひらがな50音でいってみます。



実際に書いてみた

結果

そもそも縦に書くべき

記述後にお手本と見比べて気づいたのですが、五十音表はそもそもが縦書きが基本。

PCで文字を読む機会が多すぎて、五十音はそもそも縦にすべきという発想にそもそも至らなかったという点に軽いショックを受けました。
ひらがなだったら縦書きじゃろがい・・・。


そもそもどんな形が正解かを忘れている

書いていないとはいえ、毎日PCをカタカタブイブイいわせているので、そんなことないだろうと思っていたのですが、おそらくそのせいで目が肥え過ぎてしまっています

文字を読むときは1つ1つ丁寧に理解しながら読んでいるのでなく、雰囲気でさらっと読んでいるので、「あ」「か」などがどんな形をしているのか、というのは日々の生活では意識できていません。

それゆえ、「いざ綺麗にひらがな書くぞー」という場面が来ると、「あれ?『ふ』って丁寧に書くとどんなバランスで書けばいいんだ・・・?」という事態に陥ってしまうのです。

最近では文字を書く機会も、サインや住所、電話番号くらいで、ひらがなを書くきかいが実は意外となかったというのも反省点の一つでしょうか。


具体的に良かったところ、ダメだったところを見ていきます。

(比較的)良かった文字

「え」「く」「け」「す」「た」「つ」「て」「む」「る」「ろ」

まあまだマシか・・・と思えたのはこの辺りでしょうか。

一画の文字を比較的得意としているようです(情けない)。

特に「す」についてはこの中では一番良いのではないかなと自負しています。

「す」は名前にも特に使われていないので書く頻度も多くないはずなので、完全にダークホースでした。

良かったっす。


ダメだった文字

「き」「こ」「さ」「せ」「ち」「な」「ぬ」「は」「ふ」「ま」「ゆ」「よ」「ら」「り」「を」

多いな・・・。

こいつらは書いてるうちに、あれ、どんな字だったっけ・・・?とゲシュタルト崩壊したレベルでした。

やばいの分類で分けるとこんな感じです(多少雑ですが)。

  1. 横棒の後に縦棒を入れる系(「き」「さ」「ち」「は」「ま」「よ」)

  2. 単純なのにバランスが不明になった系(「こ」「ら」「り」)

  3. ひらがな界では高難易度なので当然のごとくダメだった系(「せ」「な」「ぬ」「ふ」「ゆ」「を」


1.横棒の後に縦棒を入れる系(「き」「さ」「ち」「は」「ま」)

これむずい。

一画目の横棒はいいんですが、

縦棒はどこまでの長さにしたらいいのか
二本目の横棒はどれくらいの長さにすべきなのか

の2点が完全にパニックになりました。

「き」「さ」については「あれ、この二つってもしかして一本しか見た目としては変わらなくない?」と気づいたのも書いてからです。

お手本を見ると、「き」の横棒はいずれも同じくらいの長さですが、私の「き」は二本目が明らかに長い。
「さ」については、シンプルに横に長くてバランスが悪くなっている感じです。三画目も長い。

「ち」「は」「ま」「よ」につい話はくるっとしているところのバランスが悪過ぎますね。「は」「ま」「よ」は丸がでかい。「ち」は小さい。

丁寧に書こうとした結果、丸を大きくしてしまったり、小さくしてしまったりしているので、そもそもの形があんまり理解できていなかったことがよくわかりました。「ま」は横棒にも差がありすぎる。もはや「末」


2.単純なのにバランスが不明になった系(「こ」「ら」「り」)

単純だからこそバランスを取るのが難しい・・・というよりは、正解のバランスを覚えていなかったのが正解な感覚があります。

「こ」は比較的自分としてはお手本に近く見えるのですが、書いている時に感触がなかった。

「こ」ってなんだ・・・?となってしまうレベルで。

「ら」については、点が大きすぎましたね。バランスが崩れて制服を着崩してる「5」みたいな感じになってしまっています。

あとは「り」。すっとしているイメージはあったものの、ずんぐりな感じでしか描けず、違和感があります。左側を短く、右側を長くかつ、左側にもう少し寄せるイメージで書けば良かったのかな・・・?と思ったりしました。


3.ひらがな界では高難易度なので当然のごとくダメだった系(「せ」「な」「ぬ」「ふ」「ゆ」「を」

難しいのは仕方ないよね・・・というスタンスで日々生きていたのですが、ひらがなにも使うことになるとは。

これらは普通に難しかった。

「せ」はもっとしゃくれさせなあかん!

「な」はくるっとするところを小さく!(バランスは意外と悪くない気がした)

「ぬ」はもっとデブな感じで!

「ふ」は一画目がデカすぎる!というか、三、四画目もでかい!

「ゆ」は意外と悪くないか・・・?と思ったけど、なんかチャンピオンみたいなマークになっている!あとなんとなく右寄り!

「を」二画目が弱々しい!というかこれに至っては文字を間違ってたレベル!
二画目はグッと押し込むんだな、ということを知りました。26歳やばい。


総評

相当に酷い結果でした。

小一からぜひやり直した方が良いというレベルです。

なお、反省を生かして特にダメだったやつを再チャレンジした結果が右です。

正直ゲシュタルト崩壊して悪化している感もありますが。「を」は割と良い感じではないかと。

  • 簡単だと思っていることも意外と難しい

  • 字を綺麗に書こうというきっかけになる

  • ちゃんとすれば役に立つし、暇な時にちょうどいい

とかが学べたので総じて良かったのかなと思います!


結構有意義な時間な感じがしたので割とおすすめです。

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