日本で多くの会社員が不満を抱える理由
Gaminです。
先日、こんな本を読みました。
この本によると、
世界中の会社員を対象に不満度を調査した結果が語られていました。なんと、日本の会社員は、企業に対する満足度が世界で最も低い国だそうです。へーって感じですよね。
その理由は、日本のほとんどの企業がネガティブゲームをしているからだと言います。
ネガティブゲームとは
富、お金、あるいはポストは有限であると考え、奪い合うという考え方
端的に言えば、戦国時代の領土の奪い合いがネガティブゲームに該当します。パイを奪い合い、人からいかに領土奪うかのゲームがネガティブゲームです。
ポジティブゲームとは
富、お金、あるいはポストは無限であると考え、自分の適所で獲得しようという考え方
端的に言えば、youtuberなんかが該当します。パイは無限にあって、成功者の数も無限です。とにかく自分が売れるかどうかのゲームです。
日本企業のほんとんどはネガティブゲーム
日本の企業はネガティブゲームの企業が多いです。とくに、年功序列や終身雇用をいまだに取り入れている会社が顕著です。ネガティブゲームでは、社内の中で席(ポスト)を奪い合います。「奪い合う」という過激な表現まではいかないかもしれません。それでも、優秀な人材(あるいは年功序列)から席をうめていくのが大企業です。
技術職として入社したのに営業に回された
人事にとばされた
〇〇の開発がしたかったのに関係ない部署に配属された 等
その過程で座らせられた席が、自分の得意な分野でなくても、その席に座らなければならないのが大企業です。
とはいえ仕事から溢れないというメリットも存在します。
しかし反面、自分の苦手なこともイヤイヤしなければならないのがデメリットです。
ポジティブゲームが主流のアメリカの働き方
アメリカの会社はネガティブゲームではなく、ポジティブゲームです。会社の中で、席を割り振ったりしません。苦手な席につくことはありません。なぜなら、アメリカでは「会社員として働く」といいう意識ではなく、「得意分野で働く」という意識が強いからです。自分の専門につけなければとっとと会社を辞めますし、会社も専門外の席に座らせるようなまねはしません。
ネガポジゲームと満足度の相関
ネガティブゲームの会社で大切なこと…それは、会社の輪から外れないことです。会社にさえいれば何かしらの席が与えられるからです。(好きな仕事の席でなくとも)そのために大切なのは、いかにミスしないか、失敗しないかです。成功するかどうかは評価に関係ありません。
どんなに面白そうなこと、楽しそうな仕事があったとしても、それを避けるのがネガティブゲームです。
一方で、ポジティブゲームで大切なこと…それは、いかに大きな成果をあげるかです。成功を収めなければ、他の優秀な専門者に席を奪われてしまうので、一生懸命面白いこと成功することを考えます。仮に失敗しても、「同じ専門の他の席(会社)で頑張ればいい。」と考えます。
以上のように…
席は確保されているけど好きでもない仕事を、いかに失敗しないかを考えながら働く生き方。
席は自分で確保しなきゃいけないけど、好きな仕事を、いかに成功させるかを考えながら働く生き方。
どちらが満足度が高いか一目瞭然ですよね。
まとめのお話
あなたの会社はネガティブゲームですか?ネガティブゲームの会社は時代遅れだし、満足度が低い会社ですよ。
というお話でした( ´ v ` )
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