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「5000日後の世界」:ケビン・ケリーが描く、情報社会の第三次革命の行方とは?③

本日も、【ケビン・ケリーの「5000日後の世界」】についての情報を共有したいと思います。
興味を持っていただけること幸いです。

情報革命が世界を変えてきた。
ケリー氏が「5000日」と名付けた周期でやってきます。
最初の5000日ではパソコンが主役で、私たちを新たな情報世界へと導きました。
その次の5000日では、スマートフォンが主役となり、情報世界へのアクセスをいつでもどこでも可能にしました。

では次の5000日では、何が主役になるのでしょうか?ケリー氏の予言によれば、
それはAR機能を搭載したスマートグラスになると言います。

ケリー氏はスマートグラスが世界を変えるためにはさらなる技術が必要であると述べています。
彼がその技術を「ミラーワールド」と呼んでいます。

簡単に言えば、「ミラーワールド」とは、世界の様々な情報をデジタル化することです。
デジタル計算の能力を活用することで、私たちは現実世界を強化することができます。
スマートグラスを通じて、私たちは肉眼では見ることができない情報を視認することが可能になります。

ケリー氏によれば、近い将来、現実世界の道路、建物など、
具体的に存在するすべてのものがミラーワールドに収録され、
我々は物理的な空間をテキストのように検索できるようになるでしょう。

例えば、「日の出を見ることができる川沿いの公園のベンチをすべて探してください」とコンピュータに頼むことが可能になります。
私たちは物体を物理的なネットワークにリンクさせ、テキストがウェブリンクされるのと同じようにすることで、
驚くべき効果を生み出し、新たな製品を生むことができます。

ケリー氏は本書でを挙げています。
このミラーワールドはもはや三次元ではなく、四次元の世界になります。
ビデオを見るように、早送りや巻き戻しが可能になります。

街を歩きながら、あなたはスマートグラスに「ここが100年前にどうだったか見せて」と指示でき、
100年前の映像を現実の風景の上に重ねることができます。
ケリー氏は「ミラーワールドでは、"歴史"が動詞になります」と言いました。


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