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#30 虎に翼 〜同じ女性初ですが、はて?〜


#29の続きはお休み
でも「怒り」は、


あるよ。(HEROのバーテンダー田中要次風)


最近の司法関連のニュースやコメントで
気になったことと、虎に翼を重ねて。

虎に翼。
女性初の判事、家庭裁判所長である三淵嘉子さんがモデル。

2024年7月
寅子が裁判官となり、新潟三条に赴任した頃
私たちの生きるリアルな社会では
女性初の検事総長が誕生している。

そして
虎に翼が最終回を迎える
ほぼ同時期に
ある事件の再審請求の判決が出された。

1966年に起きた一家4人殺人放火事件。
容疑者として捕えられた青年は
拷問まがいの取り調べや自白の強要により逮捕され、
1980年、死刑判決を受けた。

死刑判決後、
彼は拘禁症状に苛まれ、慢性化。
それは今も続いている。

お姉さんは無罪を信じて長年奔走、


再審請求は何度か跳ね返された後、
再審請求が認められた。
2014年には拘置所から釈放された
身分は死刑囚のまま。
不当逮捕当時30歳だった青年は78歳。

2024年9月26日
無罪判決がくだる。

私たちの翼は
権力によって
いとも簡単にもがれてしまう。

翼を奪われて58年。 
30歳だった青年は
88歳で
予告された死から
やっと解放された。

そして、
法の番人のトップオブトップに君臨する

日本初の
女性検事総長さまは…

【10/10  FNNプライムオンラインより引用】
2024年10月8日、最高検は、9月26日静岡地裁が袴田巖さんに対し言い渡した無罪判決に対し、控訴を断念する旨の畝本直美 検事総長の談話を発表した。

検事総長の談話の要旨は、静岡地裁の無罪判決には論理則・経験則に反する事実誤認があるが巖さんの置かれている状況を考えて控訴を断念したというものである。しかし、これは控訴はやめておくが、巖さんを冤罪と考えてはいないということであり、到底許し難いものである。

無罪判決が確定すれば、だれも巖さんを犯人として扱ってはならない。

これは、法治国家であれば、当然のことである。にもかかわらず、

検事総長の談話では、巖さんの事件の判決について、「疑念を抱(き)」、「強い不満」を表して、「判事された事実には、客観的に明らかな時系列や証拠関係とは明白に矛盾する内容も含まれ」「推論の過程には、論理則・経験則に反する部分が多々あり」「理由中に多くの問題を含む」とされ「控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容」であるとしている。

要するに、検事総長がいまでも巖さんを犯人と考えていると公言したに等しい。

これは、法の番人たるべき検察庁の最高責任者である検事総長が、無罪判決を受けた巖さんを犯人視することであり、名誉毀損にもなりかねない由々しき問題と言わなければならない。

もちろん、検事総長の談話における無罪判決に対する上記指摘自体も、まったく間違ったものである。

引用終わり


この方は
就任の際の記者会見で

検察が国民の信頼に支えられているということを心に刻み
常に検察の理念に立ち返り
公正誠実であることを大切にした
適正な検察権の行使に努めてまいりたい

と述べていらっしゃいました。

検事総長様に
特大の

はて?


を謹んで贈呈したい(気持ち的にはぶん投げたい)

貴女の仰る
国民とは誰?
公正誠実とは何?

性別関係なく
なんなんだ?
これは?

※YouTubeのコメントも是非ご覧あれ。女性初の検事総長様の有能なお仕事ぶりを垣間見ることができるのでおすすめ。



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