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体重と幸せを天秤にかけた時【エッセイ】

最近、体重が増えてきている。
まだ標準の範囲内・・・でもあと少しで超えてくる。
だから対策を講じる必要がある。
本当に嫌になる。
別に食べ過ぎているわけではない。
ちゃんと計ってはいないが1日の摂取カロリー以下のはず。
間食をしているわけでもない。
じゃあなぜ太るのか。
実は答えはもう出ている。
夕食をとるからである。

自分はなぜか夕食をとると必ず太る。
量を減らしても、低カロリーにしても、栄養バランスを考えても関係ない。
100%で体重に反映される。
すでに色々試したで分かっているが飲み物は問題ない。
アイスも物によってOK。
しかし、固形物は全部アウト。
そのためプロテインで飢えを凌ぐしかない。
どうやら自分の消化器官は夜になると活動を辞めてしまうようなのだ。
本当に困った奴らである。
逆に夕食を抜くと1日で0.5~1.0kg減るので、実は体重管理自体は簡単なのである。

しかし、待ってほしい。
夕食ほど食べることを楽しめる時間はないではないか。
朝食は支度の中で時間を取るので忙しない。楽しんでなんかいられない。
しかも朝食の準備にかける時間もないので淡白なメニューになりがちだ。
昼食は仕事の合間のたった1時間。
これでも楽しむことなんかできない。
午後への英気を養うのでいっぱいいっぱいだ。
だから夕食が一番好きなのである。
時間に囚われることなく、自分の食べたいメニューを選べる。
たまたま見つけたお店にふらっと寄るのもいい。
ずっと行きたかったお店に予約を取って行くのもいい。
自由なのだ。そして、幸せなのだ。
それにも関わらず、体重なんかのせいで制限しなければいけない。
これから秋本番になりどんどん食が魅力的な時期になる。
あんまりではないか・・・。

日本人が外国人より食に対しての執着心が高いことは有名な話である。
自分もその内の一人だ。
であるならば、もっと食を中心に考えた生活でも良いのではないだろうか。
自分が幸せだと思えることを大切にするべきではないだろうか。
体重なんていう指標に囚われる必要はないのではないだろうか。
そうだ、もっと自分に正直になろう。

自分で自分を論破した僕は今日の夕食の候補を探す。
でも食べるとは決まっていない。
本当に自分を幸せにできるメニューじゃないと許さない。
妥協も許さない。
本気で夕食に向きある。
俺に食べたいと思わせれるなら思わせてみろ。







秋刀魚定食、美味しかったです。
ご飯大盛りにしちゃいました。

幸せ

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