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認知行動療法から学んだこと⑥ ナニがダメなの?

 独り言を云う癖があります。

 特に、お手洗いで一人になった時や休憩時間になった時に、気が緩んでボソッと呟いてしまいます。

 「ダメだ」

 これが今の私のホットな口癖のようです。

 口癖というのは自分でも意識せずに口から出てしまうため、誰かに指摘されないと気づかない事があります。

 学生の時分には「基本的に」とか「特殊な」とかを多用していたようで、友達に指摘された事がありました。

 例えば「基本的に」というのは、説明するのが面倒だったり複雑だったりした時に、半ば強引にざっくり伝えたい時に使っていたような気がします。

 「特殊な」も「基本的に」に似ているのですが、そのモノが普通とは何か違うのだけれどもそのディティールを説明できなくて困った時に使っていたような気がします。

 どちらも説明するのが下手だから多用していたのでしょう。語彙力の欠如です。

 さて、先に述べた「ダメだ」という独り言ですが、何故これに気づけたのでしょうか。

 「ダメだ」という独り言に続いて「え?ナニがダメなの?」と自問した時があったからです。その時は頭が冴えていたのでしょう。それが無ければ気づいていなかったと思います。

 独り言ぐらい自由に呟かせろよ、という意見もあるかもしれませんが、ネガティブなものはあまり良く無いですよね。言霊という言葉があるように、知らず知らずに「ダメだ」と連呼しているうちに本当にダメになったら嫌じゃないですか。

 あと「ダメだ」と同じくらい「疲れた」という独り言も多い様です。その時は「ナニして疲れたんだっけ?」と自問します。「〇〇したから疲れたんだよ~」と言える時もあれば「おいおい、さっきまで寝てたじゃん」とツッコミを入れる場合もあります。

 こういうのを認知行動療法で言うところの「自動思考」というのでしょうか。

 まず、難しい事は抜きにして、独り言を云っている時は、見栄とか空威張りなどで着飾った服を脱いでいる、無防備で丸裸の自分自身です。そんな自分と向き合えるチャンスはあまりありませんので返事してみましょう。

 たぶん、初めはビックリされますが、そのうちちゃんと会話になると思います。


最後まで読んでくださいましてありがとうございます。
また別のnoteでお会いしましょう。


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