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ミステリー初心者が『方舟』をドキンドキンしながら読んだ。【読書感想文】

こんにちは、こんばんは。
今回は夕木春央さんの『方舟』を読んだ感想を。


色々と衝撃すぎて、ネタバレ厳禁とのことで…。
読む前からドキンドキンしていたわけですよ。
(何てったって、ミステリー初心者なもので。)
最後まで辿り着けるか心配でしたが、結果、夢中になってしまった。(笑)

なるべく、ネタバレはしないように書いていきますが…心配な方は、Uターンでお願いいたします。
今回は、あっさりといきます。


あらすじを少し…

大学時代の友人と従兄と一緒に興味本位で入った地下建築『方舟』。偶然出合わせた3人家族。
一晩だけ過ごすはずが、地震発生により扉が塞がれてしまう。さらには、地下から水も迫りくる。
そんな矢先に起こった殺人。
『方舟』が水没するまでに、脱出する方法は…「だれか1人を犠牲にして地上へ出る」ということだった。


あらすじを読んだだけで、ビビる。←
寒くなって、毛布を被る。

こうゆう、閉じ込められる系って、精神的にも肉体的にも追い詰められるアレだよね??
って感じで、もう先が見えてるじゃん、怖いじゃん…って思いながら読みました。笑

序盤はゆっくりと。
「いつはじまるの?」
「え?殺し合いがはじまるの??」
「くる?くるの??」
「いま?まだ??ねぇ、ちょっとまだ??(早よ)」

って前のめりで読んでいきました。
(誰かが死ぬ前提で読むと、案外怖くない気がする…!!)



そうね。


実は中盤〜後半あたりで、犯人わかっちゃったよね。
もう、フラグ立ったわって思った。←
推理なんて必要ない。これは、個人の人間を見るゲームかもしれない。

でもね、犯人がわかっていても、その人の思考までは読み取ることはできないんだよね。
本当の気持ちなんて、その人にしか、わからないものだよね。
初めて明かす相手が、実は1番信頼していた人かもしれない。けれども、相手と自分が抱いている『熱』って、同じではない。

それがわかった瞬間、あっさりと離れたくなってしまって、
「結局人間はひとりで生きていくしかないんだな」って気持ちになる。

微熱は続くけれど、熱はあっさりと冷めるものだよね。



死が間近に迫っている登場人物たち。
実際に、わたしが同じ状況に置かれたら…恐らくわたしは、脱出する気も失せて生きる気も失くすかもしれない。
『脱出しよう』『生きよう』って思う人って、本当にエネルギーが溢れているなぁって思う。
昔、大きな地震が起こった時に、わたしは「もう、これで死んだら、しょうがないわ。」って思ってしまったほど、『生きながらえる』ことに無頓着なのかもしれない。
他国からミサイルが飛んでこようが、テロが起きようが…もう、逃げても無駄だと思ってしまうから、全身で受け止めるよ、とも思う。
だって、そんなものが飛ばされた時点で、もう逃げられないよね??
大切なものがあるから死ねないとかいうかもしれないけれど、
「まあ、死んじゃったら死んじゃったで、しょうがないよね。」
って思ってしまう人間。


物語の登場人物たちは、これからのことや大切な人を思って、「生きたい」と思って、極限状態になっていったんだろうか…。
窮屈な場所に閉じ込められてしまうと、そういった思考になっていくのかな。
閉じ込められたことないから、わからないけど。


それよりも、スマホの充電がよくもまぁ、長い期間持ったな。と感心してしまいました…。

おしまい。
(ちょっと疲れすぎてて、読書感想文が適当でごめんなさい笑)←じゃあ書くなよって話


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