ma--fu
読んだ本の感想です。
昔の話とか。気持ちとか。
こんにちは。 今回は、ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』。 海外文学って、なんだか敷居が高いイメージがあって、敬遠していたんですが…以前『ザリガニの鳴くところ』という小説を読んでから、ハマってしまって…今は積極的に読んでいる気がします。 登場人物の名前が全てカタカナだし、同じような名前が出てくるし、覚えられないし…序盤が人物や住む場所やら風景の描写が細かくて長いってこともあって、なかなか入り込みづらいんですよね〜。 中盤くらいになると、「おぉ、おもしろい!」ってページを捲る
娘を産んで、今がいちばん幸福な時間だと感じている。 子どもがなかなか授からなくて、不妊治療クリニックへ行き、序盤のタイミング法や人工授精では授からず、いわゆる顕微授精という形で子どもを授かった。試験管ベイビーってやつ。 無事にお腹に来て、もうすぐ産まれる日ですよ〜ってなっても、予定日にはなかなか出てこず、誘発分娩になり、それでも出てこなくて、むしろ薬で胎児心拍も下がったりして、不安ばかりだった。 結局お腹をガンガン押されて吸引されて…やっと出てきたと思ったら胎盤が剥がれな
読書を習慣化するようになって、あと何ヶ月かで2年になるのかぁ。 今年もそろそろ、1年の読書まとめの記事を書いていこうかなって思っていますが。 その前に、昔書いた記事をここにも残しておこうと思います。 ※これは、2023.6.27に書いた記事を再投たものです。 本を読むことを、少しだけ習慣化しようと思ったのは、2022年の7月頃。 その時は、何となく、「もっともっと上手く文章を書きたい」だとか「言葉をもっと知りたい」だとか「何処か違う場所へ行きたい」だとか思っていて、夏休
最果タヒさんの作品にハマっている。 詩集を読んで、「なんだかわからないんだけれども、あぁ素敵だ」って思った。 少し棘のある言葉も、なんだか愛おしさの裏側みたいで、人間ってこうゆうことだよなって感じた。 『恋できみが死なない理由』は、エッセイ的な感じで、スルスルっと入ってきた。 言葉にすることのできなかった「あの違和感」を噛み砕いて書いてくれているみたいで、「自分以外にもそう思う人いるんだな」って安心した。 ◇ 心の中でいつも花火大会をやっていると書いているのをみて、なん
※この記事は、ある夏の暑い日に書いた記事です。 最近は、誰かの言っている言葉や書いている文章について、何を云わんとしているのか、全然わからなくなってしまって戸惑っています。 暑さで頭が回らないのか、そもそも理解力がないのか。はたまた、理解しようという気持ちが無くなってしまったのか…そうゆう意味で戸惑っているのかもしれない。 どのような文章でも、人によって理解できる部分は違っていて、見た人は、その中でも特に自分が言いたいことや共感できた部分についてを強く語りだす。 評価は
こんにちは、こんばんは。 今回は、原田マハさんの『たゆたえども沈まず』の読書感想文です。 ずっと読みたかった作品なんですが…なんせ厚みがあるので…なかなか読みはじめる勇気が出なかった…! やっとやっと読めて嬉しい気持ち。ちなみに、原田マハさんは初読み作家さんでした。 『たゆたえども沈まず』は、みなさんご存知の画家フィンセント・ファン・ゴッホについて描かれた小説でもあります。 歴史上の人物を知るのに…伝記とかではなくて、小説?と思う方もいるかもしれませんが…原田マハさんは
最果タヒさんの『少女ABCDEFGHIJKLMN』。 最果タヒさんは、ずうっと気になっていた方で、今回たまたま図書館で「このタイトルは、、?」と気になって手に取ってみました。 結論から言うと、すごく好きでした…。 まだ1作品しか読んでいないのですが、表現とか言葉が美しかった、、瑞々しいというか…沁み入りました。 最初「???」っていう世界観から始まるんですが、ぐいぐい引き込まれていって、ページを捲る手が止まらない。 ファンタジー寄りな設定でも、ずしんと心に刻まれる内容
こんばんは♡ 今回は、島本理生さんの『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』について書いていきます。 なんだか久しぶりに、穏やかになって、幸福感に包まれる作品を読んだ気がしました。 島本理生さんの小説って、少し軋んだ人間関係やしがらみがあったり、曖昧でグレーな関係を描かれたりしているものが多いので…読んだ後に結構せつない気持ちになったり、「一緒にはなれないけれどもこれで良かった」みたいな割り切った大人な関係で終わることが多かったりする。(私が今まで読んだ作品は) 今
身体によくない食べものが、わりと好きだ。 学生の頃には、マクドナルドのテリヤキバーガーがこの世で一番美味しいと思っていた。 ピザハットのピザやすき家の高菜明太マヨ牛丼も好きだ。 今まで生きてきた中で一番好きな食べものは?と聞かれたら、真っ先に生牡蠣が好きだと言う。 ノロに当たるかどうか一か八かで食べるというリスクを背負ってでも、ポン酢をつけて食べる生牡蠣が一番好き。 最近気がついたんだけれども、生活する中で、「食べる」ということの優先順位がわりと低い人間な気がしてきた。
今回は、僕のマリさんのエッセイ『書きたい生活』の感想。 『いかれた慕情』『常識のない喫茶店』も読ませていただいたのですが、サラッとした日記みたいな感じでスラスラ読めました。 『いかれた慕情』では何度も涙が出て、『常識のない喫茶店』では何度も笑いました。 『書きたい生活』は、等身大の僕のマリさんが垣間見れて身近に感じることができたような。そんな気がします。 個人的に、『いかれた慕情』が一番好きです。 人間への愛が感じられるなぁと読んで勝手に思いました… ◇あらすじ(本の
こんにちは、こんばんは、おはようございまーす! 読書をしているとさ、知らない世界を知るのと同時に、今の自分はなんて狭いところにいるんだろうって逆に淋しくなったりして、過去の思い出の中から、一際光っていたひと粒だけを取り出して、もう一度見つめてみたりする。 その瞬間、一瞬あたたかくなるんだけど、結局は、虚しさに押しつぶされる。 「あぁ、なんで連絡しちゃったんだろう。」 ってね。 さ、今日は千早茜さんの『男ともだち』の読書感想文です。 千早さんは、初読み作家さんだったの
こんにちは、こんばんは。 今回は夕木春央さんの『方舟』を読んだ感想を。 色々と衝撃すぎて、ネタバレ厳禁とのことで…。 読む前からドキンドキンしていたわけですよ。 (何てったって、ミステリー初心者なもので。) 最後まで辿り着けるか心配でしたが、結果、夢中になってしまった。(笑) なるべく、ネタバレはしないように書いていきますが…心配な方は、Uターンでお願いいたします。 今回は、あっさりといきます。 ◇ あらすじを少し… あらすじを読んだだけで、ビビる。← 寒くなって、
こんにちは、こんばんは♡ 今回は、島本理生さんの『ファーストラヴ』を読んだ感想を書いていきます。(まだまだ続くよ再投稿。新しい記事書いているんですが、なかなか進まず…) 色々な人が読んでいるのをみて、読んでみたいとは思っていたんだけれども、「重めなんだろうな〜」って感じていて、なかなか手が出せなかった小説。 読んでみたら、まぁ、やっぱり重くて。 そして、過去の嫌な思い出とかが蘇ってきて、まぁまぁ苦しかった。 けれども、ページを捲る手が止まらなくて、一気読みでした。
あけましておめでとうございます(遅) いつの間にか年を越して一週間を過ぎていましたね。 この人の書く文章いいなって思っていたら、知らない間にいなくなっていて悲しいです。 さてさて今年のnoteの目標は、定期的に更新!新しい記事書く、、!!です。一応。 今年もよろしくお願いします。
こんばんは。みなさん、おやすみ前の読書は好きですか? はい、どうも、最近はしっとりとこっそりと、吉田篤弘さんの小説をすこーしずつ読んでいるんです。 はぁ…。吉田篤弘さんの作品、めっちゃ好き。 夜寝る前に、読書灯のほんのりとしたやさしい灯りに照らされてページをめくる。 考えごとをしていた日中。頭の中が赤とか青とか真っ黒な毛糸玉でこんがらがっている。 そんな日に、寝る前にベッドサイドに置いてあった『月とコーヒー』を読む。 そっと目をとじて、今日はゆっくり休んで明日考えればい
こんばんは。 今日は、島本理生さんの『あなたの愛人の名前は』について書いていきます。 とても、良かった。 とても、とても良かった。 やっぱり、島本理生さん好きだなぁって思っちゃった。 では、いきます。 ◇ 物語は、6編。 すこ〜しずつ繋がっていて、最初の物語に出てきた人がここに。こちらにはあの人が。 そして、視点を変えて語られる「あなたは知らない」と「俺だけが知らない」。 男女の話だけではなく、猫が語り手になっているお話もあって、とても新鮮でした。 ↑ この話は、