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パニック症患者不登校の孤独感〜子供の気持ちを考える〜

この記事ではパニック症で患者不登校だった自分が当事者の気持ちやどう対処すべきかなどにフォーカスしてお伝えできればと思います。
なお、パニック症のない不登校の子にも共通していることが多々あるので、ぜひ目を通してもらえると幸いです。

まず初めに、パニック症患者で不登校だった当事者からするとかなり孤独感は強いです。

孤独感とは

自分ひとりぼっちだという感覚。心の通じ合う人がなく寂しいという気持ち

デジタル大辞泉

要するに物理的な孤独ではなく心が孤独ということです。

ここからは、僕の経験を基に解説していきます。
かなり強い孤独感のというと具体的にどの部分か3つ挙げたいと思います

  • 学校へ行っている同年代と自分を比べてしまい、劣等感に苛まれる

  • 引きこもりがちになり話し相手が家族だけになってしまいストレスが溜まる

  • 夢を持っていても、パニック症のせいでうまくいかないのではと考えるようになる


以上の3つが当事者だった自分が感じた心の孤独感を感じる要素です。

順を追って詳しく解説していきます

1.学校へ行っている同年代と自分を比べてしまい劣等感にさいなまれる


これに関しては、学校が全てだった今までから外れてしまい
学校へ行かない(行けない)=悪いこと
という、いわば小中学生時代にズル休みは悪いだのなんだので、作り上げられた
「学校へ行かないのは悪いこと」という価値観が、他の刺激がない引きこもり環境下でどんどん心を蝕んでいきます。

自分は、高校4年生(休学していたので)になってようやく
「こういう人生もありかな」という考えができるようになりました。
家族はまだ最悪の状況じゃないと言い続けてくれましたが、正直10代前半未満の年齢で、まだ若いからなんとかなると考えさせるのは酷だと思います。

具体例(ロールモデル)などを見せて人生が終わったわけではないことをわかってもらえなくても示し続けることです。

わかってもらえなくても←ここが重要です

特に大多数の10代にとって学校というものがすべてであり、そのレールから外れることは、耐えられないものです。

2.引きこもりがちになり話し相手が家族だけになってしまいストレスが溜まる

話し相手がいつも決まって同じ人というのはたとえ引きこもりでなくてもストレスに感じるであろう事象ですが、最も重要なポイントは

「引きこもりにより、その状況を打破するすべがない」ということです。
つまり、どういうことかというと外とのかかわりがないために話し相手が家族のみになっていることであり

両親には友達や同年代の子供たちから得られる共感や将来への不安感覚であったり、その年代の子供たちにしか理解できない感覚を共有してあげられないからです。

実際に、僕の心の孤独感の原因はこれが一番大きかったと思います。

正直、これに関しては自分(当事者)から主体的に動かないと難しい側面があり、このストレスがなくなるのが一番最後だと思いました
進学や就職といったガラッと人間関係を変えてリスタートが一番ですが現実問題そう簡単にはいきませんからね。

僕も進学を機に気が楽になりましたから、道はいつか開けるという気概を持って取り組むほかないでしょう

3.夢を持っていても、パニック症のせいでうまくいかないのではと考えるようになる

単刀直入に言うとパニック障害が人生の将来設計に影響してくることは全然あります

厳しいですが、現実です。

ただ、考えてみて下さい

幼少期からずっと夢が変わらなかった人は全体の何パーセントでしょうか??

小学生のときと高校生の時で夢が違う人だって無限に存在します。
それは自分が置かれている状況(人間関係、病気、お金etc..)が常に目まぐるしく変わっているからです。

そんな感じで、健康な人でも夢なり目標なりは変わっていくもので、現在持っている夢はずっと未来永劫夢であるとは言えないのです。

まずは自分の置かれている状況を考えて一つ一つ目標を達成していくことです。
要するに、小目標をクリアしていくことです。
その目標は人によって異なりますが、不登校でなかった頃の自分と不登校の自分は置かれている状況が違うわけで、当然その小目標も変わってきます。

ひとまずは、不登校でなかった頃の自分の将来設計は置いておいて
手に届く小目標をこなしていく、その先にまた新たな夢があるかもしれないし、もともと持っていた夢がかなうかもしれない

何が言いたいかというと
「環境が変わればするべきことが変わってくる」ということです。


以上が僕の考えるパニック症患者不登校の孤独感について社会復帰した元不登校の立場からお伝えできることです。長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
また近いうちに記事を書けたらと思います。



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