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猫の不思議⑥

お部屋。
 
ソファーに腰掛けてる私。
 
ピチャピチャと、
美味しそうに水を飲む猫。
 
飲み終わると、
口の周りをめ回す。
 
そして必ず…鳴く。
 
私が反応しないと…また鳴く。
 
「ん~良かったね~。
 お水、美味しかった~?」
 
すると…鳴きやむ。
 
私は猫の言動とは人と同じで、
何かしらの理由があるんだろうなあと、
あれこれ考えながら生活しています。
 
もちろん、答えは勝手に推測すいそく…。
 
人間だったら、
こう考えての行動だろうと置き換えてみる。
 
でも分からないことだらけ…。
 
自分で思いついたの?
それは誰が教えてくれたの?
ということばかり…。
 
食事給水がすむと決まって、
テーブルにヒョイと飛び乗り、
そのまま私の方へとやってきます。
 
そしてソファーに用意した、
折りたたんだ毛布の上に鎮座ちんざ
 
恐らくテーブルを通るのは、
そこまでの最短ルートだから…。
 
でも…不思議。
 
テーブルの上を、
ヒタヒタと歩いてくる猫。
 
チラシ…
スマホ…
ノートパソコン…
 
全部、踏まずに上手にけて来る。
 
テーブルは乗ってもいいと思うなら、
なぜ、ノートパソコンには乗らないの? 

段差が気になるの?
 
だとすると…
チラシを避けなくてもよくない?

薄いし…。 

そういうのは…
先祖代々からの教え?
 
それとも礼儀マナー
もしかして私に気をつかってる?
 
謎は深まるばかり…。
 
そしてまた水を飲む。
 
「ニャ~」
 
「お水、美味しい~?
 暖房の前にいたから、
 のどかわいたんでしょ~?」
 
そしてまた…
テーブルをヒタヒタ歩いてくる。
 
ぐえっ
 
私のお腹は踏んでもいいみたいです。
 

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二月小雨
お疲れ様でした。