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波を見つめてみる。▶︎Start-upログ⑭

私たち人間の身体は、70%が水である。
だからなのだろうか。
感情は波のように寄せては返し、寄せては返すを繰り返す。
”波に乗っている”や”流れに乗る”など水を使った比喩がいくつかあるが、
古人はうまく言ったものだ。

そんな思いを巡らせながら、わたしは今、流れの中で深呼吸中。
その流れとは〜〜〜

前回の記事後、新規2ブランドに企画をプレゼン。
(写真が気に入らないので、再度インタビューした後にご紹介します。)
どちらのブランドも参加したいとのこと。心が踊った。

と、喜んでいるのも束の間。

お次は、驚きのニュース。
バイト先であるブティックの店舗閉鎖が発表されたのです。
本店は残留するのとオフィスでの仕事があるので、従業員たちの給料は、
今まで通りの金額を払えるようにする。とのこと。
本業にしていきたい新会社とアルバイトを含む現職との乗り継ぎの方法やタイミングを考えていた中での出来事。
聞いた時は、正直背中を押してもらった気分だった。
いよいよ次の離陸の時なのだ、と。
強制終了のサインですね〜っとも。

現状次の借り手を見つけることに難航しているので、お店がいつまで続くのかは未定。ただお店が最初だろうと最後だろうと、やることは変わらない。
自分が楽しみつつ、お客さんにも楽しんでもらう。もはや芸人魂。

そして、そんな大きな波と共に、さざ波とも思えるような波が着いてきました。相性がとても良いこのバイト先。旅立つわたしに向けて、面白いご縁を用意してくれました?!

閉店間際のある日。
隣でアクセサリー屋さんを営むアナが一人の男性と来店してきました。
お隣も貸し出すとのことで、内観にきたドイツ人男性でした。
アナからその人が著名な服飾コラムニストであることを聞いていたので、時間があればうちにも寄って欲しい。と、お願いしていたのです。

ビョークという名のこの男性。
わたしの企画を「すごく良いアイデアじゃん!」と褒めちぎってくれた上に、この会社知ってる?と、ある会社を教えてくれました。「個人的には知らないけど、ここの社長は、新しいことにもオープンマインドだって同僚が言ってたよ〜」と、手書きのメモをくれました。
しばらく立ち話をし、聞けば、彼自身も長年居たファッション業界から少し離れて、新しい商売(腕時計ブランド https://www.xn--onic-koa.com/ )を始めたところだと。ここに辿り着くまで3年掛かったよ〜と言った彼の清々しい顔が、印象的でした。お互いの成功を祈り、ビョークは去っていきました。

帰宅後、メモに書かれた会社を検索してみると、、、
ドイツの会社で、従業員約8000名。車椅子をはじめとして最新技術を用いての義手や義足などを製作販売し、パラリンピックで協賛会社として名前が上がるほどの巨大グローバル会社でした。サイトには、メルケル元首相の隣で写真に収まる三代目の姿が。。笑

今までのわたしなら怯んでいたところですが、今回こみ上げてきた感情は、、、

面白いことになってきたーーー!!笑

失うものは何もないし、人と違うことをして誰かに笑われることももう怖くない。動いてみないと、新しい章も何も起きない訳で。
と言うわけで、折角の機会なので思いつくことをやってみました!笑

先ずは、どうやってコンタクトをとるか。。
もちろん彼らのサイト上に、カスタマーサービスのアドレスはあります。
でも、メールは、毎日数えきれない程来ているだろうし、、、
その中で読んでもらうには、、、?

寝かすこと数日。。。。。。。
もともと手書きの文が好きなこともあって、手書きで短いプレゼンを書いてみることにしたのです。

                                         日本から持って来た和紙の便箋セットxドイツ語                                             (Deepl先生、ありがとう!)

伝えたい要点を端的にまとめ、熱量全のせで書きました。
(日本語だと1.5ページ程の文章が、ドイツ語は一つ一つの単語が長いので3ページに渡りました。。ゼェゼェ。)
日本風に自分の住所を書いた返信用ハガキを作り、切手も貼って、、、
三代目会長と現社長宛に投函しました。
(どの部署に送ろうか考えていた時、一か八かで、本当に会って話してみたい人宛てに送ろう!と思ったのです。)

この手紙が、ゴミ箱に直行するのか。

はたまた、、、

なにコレ???笑
社長、こんな変わった手紙来ましたで〜 と、エスカレーターに乗って彼らの手に届くのか!! 楽しみですね〜笑 
またここでご報告します!

以上が、ここ最近のわたしの波です。
人生初、周りを気にしないで、穏やかに俯瞰的に流れや自分を見ている気がします。時々やってくる激流に敢えて乗らないこと、もしくはスルーすることが、自身の流れを穏やかに保つひとつの方法なのだと知ったし、心が落ち着いているからか周りの人たちと心地よい距離感を保てていて、以前より優しくなれている気がします。

- おまけ - ベルリンの街角

 

こちらでも桜の開花が始まりました♬

皆さんにも笑顔の波が届きますように〜〜〜 :)


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