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体外受精・顕微授精

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心のダムが崩壊した

心のダムが崩壊した

不妊治療をしていて、もちろん結果が出ないことが一番辛いんだけど、それ以外でもたくさん辛い事があるけれど、何が一番私を追い詰めたかって、それは旦那の家族からの言葉。義理の父母、兄嫁から、代わる代わる言われた一生恨むだろうなって言葉が私は一番辛かったです。それは、今も進行形なんだけど。

またひとつ、私の不妊治療に陰性判定の数が増えて、そのたびに頭の中をぐるぐる回るのは、その言葉たちなのです。

そし

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今までで一番辛い判定日

今までで一番辛い判定日

転院決定に抜けがらになるシロー丸(旦那)と、ショック過ぎて言葉にならない私は、どうすることもできず、院長の前で無言になってしまいました。

そんな空気を振り払うように院長が切り出しました。

もちろん、その言葉は、私を励ますためなんだってわかりました。

不妊治療を初めて、一番最初の判定。あの最低の酷さが、シロー丸の中にも私の中にもあって。

だからこそ、オタククリニックには色々と不信感は抱いてし

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検査もしないのに薬だけ

検査もしないのに薬だけ

4回目の陰性判定を受け、ショックを受けながらも、転院なんだなと思う私。

それでも、まだこのオタククリニックの院長の元でなんとか治療を続けたいシロー丸(旦那)は、院長に切り出しました。

何か画期的な今までと違う方法や、ここのクリニックでは薬とか飲まない自然法でここまで来たから、次は何か薬を飲みながらとか、違う方法があればもしかしたらセレナも納得して、まだこのクリニックに留まるかもしれないと思った

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4回目の判定日

4回目の判定日

5ヵ月間のドクターストップによる不妊治療のストップ。そしてやっと再開を経て、期待大で臨んだ4回目の移植の判定日がやってきました。

この日も、シロー丸(旦那)が、一緒に来院して、判定結果を聞くことになりました。

もう今日、陽性が出なかったら、転院すると言う事は決めていたので、このオタククリニックに来るのももしかしたら最後になるかもしれません。

でも、シロー丸の中では、やっぱり院長信者の心は捨て

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不妊治療再開、あっという間に元通り

不妊治療再開、あっという間に元通り

想像妊娠疑惑からの、実はとんでもない薬の副作用のせいだったことが判明し、すっかりドクターストップがかかっていましたが、5カ月後、甲状腺の病院の先生から治療再開のOKが出て、再び不妊治療へ戻ることになりました。

久しぶりに行ったオタククリニックでは、まぁまぁ患者さんがいたのにも関わらず、待ち時間ゼロ状態くらいの速さで呼ばれ、久々に院長の方の診察室へ呼ばれました。(手術糸がとれてしまい、謎の水事件の

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終わりなき体調不良

終わりなき体調不良

ラビ先生から続けて言われたのは、来月すぐにまた、凍結してある残りの一個を移植しましょうとの事でした。

とは言え、この体調不良で移植に進んでも大丈夫なんだろうか。

”体調不良でも移植はできるんで。”

そんなもんなのかなと思いました。まぁ、不妊治療なんだから、次にやるべきことを勧められるのは当然なんだけど。妊娠するには、ベストな体ってのも必要なんじゃないかと。

とは言え、今のこの体調不良は、た

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判定でみじめな気分。

判定でみじめな気分。

かなりの体調不良なのに、それでも妊娠判定は陰性。パニック状態になった私は、素直に思ったことを言ってみました。

「陽性だと思ってたのですが、この後陽性に変わることもあるんですかね?」

ラビ先生「うーん、ないとは言い切れないけど、それでもHCGの数値を見るとそれもなさそうと言いますか・・・」

そうは言っても、なかなか思い込んでいた事が真逆だったことに気持ちが追い付いて行かず。

体調の悪さを、と

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結局、陰性判定

結局、陰性判定

そこからもう判定日までは、更に体調悪化。

とてもじゃないけど、ほとんど起きていられなくて、絶え間ないくらいの吐き気まで加わり、ちっとも食べられないのに、絶え間なく襲う吐き気。

寝ていても、夜中何回も気持ち悪さで目が覚め、トイレに向かう程でした。

家の事はもう何ひとつできず、一日のうち、ほとんど寝たきり状態で、ごはんの時にちょっと起きて一口二口くらいやっと食べる。シャワーはとんでもなくしんどく

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お金目的のための不妊治療クリニック

お金目的のための不妊治療クリニック

久しぶりのワイ子との会話で、初めて不妊治療を打ち明けた私は、自分のことも話しました。

まぁ、単純に通院する病院が増えたのもかなり憂鬱なんですけど、それがアイアイ病院で、あの病院での通院がどれだけめんどくさいか話しました。

ワイ子「じゃあアイアイ病院じゃない甲状腺医院に行けば良かったのにー。」

セ「いやもう、オタククリニックから、提携しているからアイアイ病院に行けと強制状態だったんだよねー。も

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友人への不妊治療のカミングアウト

友人への不妊治療のカミングアウト

移植してから2~3日後くらいに、久しぶりに会う幼なじみ、ワイ子との約束がありました。

かなりの体調不良ではあったけど、1年以上ぶりの約束だし、数時間だしと思って無理して出かけました。

そもそも、ワイ子が一年少し前に結婚して離れるまでは、家も近くに住んでいてよく会っていたのですが、そこを去る寸前にも会おうと約束していたけど、かなりワイ子は約束を忘れっぽく(ただ単にほったらかされてるのかもしれない

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三回目の移植へ!そして・・・

三回目の移植へ!そして・・・

糸と水の騒動も治まり、いよいよオタククリニックでの初めての移植に向けての準備が始まりました。

とは言え、自然療法なので、薬を飲むわけでもなく、もちろん注射もない。相変わらず、毎回ある採血は痛かったけど、内膜の厚さを調べるためだけに通院していました。

ちなみにオタククリニックは小さなクリニックなので、医者は院長ともう一人の先生が曜日交代でいると言う感じ。私は、トラケの手術歴もあり、ちょっと特殊だ

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採卵で、糸と大量の水事件 結末

採卵で、糸と大量の水事件 結末

結局、不妊治療クリニックで何か治療ができるはずもなく、再度ボー大病院に電話しました。

この頃には、ボー大病院にかなり腹が立っていました。

でもそれでも、結果的には、今すぐに診てくれないと言うのです。

しかも最初の頃は、また堂々巡り。「痛みとかはないんですよねぇ?なら大丈夫だと思いますけど」とか、「まだその症状が出たばかりなら、すぐに止まるんじゃ」とか。

確かに痛みはないけど、目に見えておか

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採卵で糸と大量の水事件3 たらいまわし

採卵で糸と大量の水事件3 たらいまわし

オタククリニックの開院時間すぐに電話をし、事情を話すと、「それは手術をした病院で診てもらった方がいいかも」との返事でした。

まぁ、確かにそうかもしれないですよね。と思いました。で、すぐにボー大病院の方へ電話。

でも、電話口に出たナースさんは、かなり謎の症状に青ざめている私のことなんて知ったこっちゃないという感じで、非情にも言い放ちました。

「3年も前の手術なんだし、今更、それで何か起こるとは

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採卵で、糸と大量の水事件の始まり 2

採卵で、糸と大量の水事件の始まり 2

この糸騒動のおかげ?で、今回は前回のようなPTSD状態にはならずに、安静時間もベッドの上で考えるのは、糸のことばかりでした。

その後、培養士さんから聞いた、採卵結果は前回と全く同じ。

二個とれて一個は空で育てることもできず。

はぁー。結局痛い思いをして、しかもなんか不安要素まで加わって、たったの一個か・・・貯卵も計2個。

とは言え、二か月連続の痛い採卵頑張った。これでもう、ちょっとの間は採

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