友人への不妊治療のカミングアウト
移植してから2～3日後くらいに、久しぶりに会う幼なじみ、ワイ子との約束がありました。
かなりの体調不良ではあったけど、1年以上ぶりの約束だし、数時間だしと思って無理して出かけました。
そもそも、ワイ子が一年少し前に結婚して離れるまでは、家も近くに住んでいてよく会っていたのですが、そこを去る寸前にも会おうと約束していたけど、かなりワイ子は約束を忘れっぽく（ただ単にほったらかされてるのかもしれないけど）、結局会えずだったので、旦那さんの話も聞きたかったのです。
まぁ、不妊治療していると色々あって、友人と会う回数も減って行っちゃうので、誘われるとなんか嬉しいんですよね。
でも、ワイ子の結婚前によく会っていた頃から私は不妊治療を開始していたのですが、もちろん婚活中の彼女にはなんとなく打ち明けにくかったから、他の友人同様に不妊治療をしている事は話していませんでした。
でも、そんな一年以上ぶりに会ったワイ子から聞かされたのは・・・
もしかしたら、私みたいにカミングアウトしてないだけで、治療しているって言う友人は他にもいるのかもしれませんが、不妊治療しているって言葉は一度も聞いたことがなかったので、かなりドキッとしました。
一瞬で、色々考えました。一番は、ここで話して、どちらかが先に妊娠したら気まずくならないかってこと。でも情報交換もしたい気持ちはある。でも・・・
自分のことは話さないでおこうか考えているうちに、私のことについても聞かれてしまいました。
そもそもワイ子は、聞きたくないような性の話なんかも大っぴらに話してくる人なので、当たり前のように言ったみたいですが。
意を決して打ち明けました。
私は、ガンで子宮の手術もしたし、子供を産むつもりはないと思われていたようです。
ワイ子は、何かあると徹底的に調べ上げる人なので、私よりも遥かに後から治療を始めたのに、かなり不妊治療の知識が豊富でした。
その上、ツイッターで不妊治療のグループなんかにも入っていて、交流なんかもしているらしく、情報量もかなりあるようです。
もちろん私なんて未だに勉強不足だなと思い知らされるほどです。
まだまだ治療を始めたばかりのワイ子は、落ち込むようなこともなく、楽しそうでちょっと羨ましかったです。
そして、ワイ子のその溢れだす情報網から、かなり気になる話を聞くことになるのです。
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