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ひたすら愛を込めて十五日目
Day15 誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ
きたーー!オタクに優しいやつーー!
やばい。わくわくしてきた!
どれにするか迷うんだが???
あ、因みに迷ってるのはどの作品にするかって意味です。
本、映画、アニメ、ドラマ全部答えます。
求められずともやるのがオタクってもんでしょ!
本
『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』
HSPという気質を知り、自分もそうかもしれないと色んな関連書籍を見ていたときにこの本に出会いました。
「かくれ繊細さん」とは、共感能力が高く繊細で傷つきやすい側面(HSP)を、外向性、社交性、積極性、好奇心旺盛さという別の側面(HSS)によって表面化しないようカバーしている人たちです。
「やりたいこと」の見つけ方より引用
初めこの文章を読んだとき、HSPを隠していることには共感したけど“外向性〜好奇心旺盛さ”というHSSの特性が「あれ?自分とは違うな」と思っていました。
どちらかと言うとそういう特性自体がない怠惰な性格をしているとずっと悩んでいたからです。
でもHSS型HSPの考え方や特徴をみると自分と合いすぎている、引くほどに。どうなってんねん!
読んでいくうちに自分は積極性がないんじゃなくて、それ自体を隠していたのではないか思うようなりました。
積極性を出すことで周りの反応が気になったり、実際に嫌なことを経験したりして、表に出すことの怖さを味わったからかもしれません(感じすぎるHSPゆえの弊害ともいえる)
HSPとHSSが上手く噛み合っていないというか互いを否定し合っている感覚です。
同じHSPでも細かくみると色んな側面があるようです。
この本読んで良かったのは、今まで悩んでいたこと、誰かに分かって欲しかったことが言語化されていたこと。
自分では上手く伝えられなくてモヤモヤしていたので何より嬉しかった。
読んでて普通に泣いたよね(笑)
もし同じHSPの方がいたら読んでほしいなと思います。もしかしたら私みたいに変な方向の拗らせ方をしているかも。
映画
『蜜蜂と遠雷』
当時、松坂桃李目当てで観に行った映画だった。
クラシックの知識などもちろん皆無で「あ、これ聴いたことある〜」ぐらいの触れ方しか今までにしていない私だったが、ただ楽器の音を聴くというのが好きだったこともあり楽しめた。
特別なことはなかったはずなのに妙にずっとこの映画のことが自分の中で残っていた。
最近改めて観ると相変わらずクラシックの知識はないのでどれほどすごい演奏なのかは分からなかったが、映画の中の登場人物たちがとても魅力的で心に残った。
人──ピアニストを含めた演奏者、指揮者、観客、審査員、調律師、家族、師弟、友達、ライバルなどそれぞれの関係、それぞれのかたちで想いが交差して行く。
そして、彼女たちの感情が音楽に染み込んでいく。
時より見せる人間らしい表情がとても愛らしいし、憎らしい。
映画だけでは正直あれはどういう意味、演出、演技だったのかと理解できなかったところもあったので原作を読んでみようかと思う。
まさかの未読!(笑)ホント松坂桃李にしか目がいってなかったのだな。
でも今となっては森崎ウィンにとても興味があるので彼にも今後注目していきたい。
アニメ
『ツルネ ーつながりの一射ー』
「弦音」=ツルネ
矢を放ったときに鳴る弦の音。
少年たちは弓道を通して一生に一度の経験をしていく。そこには出会いや別れ、絆や葛藤など様々なテーマ、物語が隠されている。
“つながりの一射”はアニメ第二期。
これまでに一期と劇場版があり、私が特に好きなのはこの二期である。
一期で少しずつ形成されていったチームワーク。二期では個々のエピソードに焦点を当て、より登場人物たちの解像度が上がっていく。
そして、サブタイトルにもあるように一期とはまた違った関係性へと繋がって行く。
弦音というだけあって“音”にとても特化しているアニメだと思う。
弓道の作法のなかでもそれがよく表現されている。
足音、布の擦れる音、呼吸の音、自然の音、そして矢の放たれた音。
可笑しな言い方になるが無音にもどこか感じる何かがある。
このアニメを観ていると青春時代の感覚が思い出される。若さという武器と儚さが自分の中に入ってくる。
私の青春時代は凍えていたけどツルネを観てると素直にいいなと思える。運動部にも少なからず憧れはあったが弓道は他の競技とは違う。
それについては二期第一話の会話の中にあるので是非観てほしい。
ドラマ
『HERO』
踊るシリーズと迷ったがこちらに。
ずっと変わらず好きなドラマといえばこれは外せない(最近TVerで公開されてて嬉々として観ていた)
当時はどちらかというと恋愛面が好きで観ていたと思う。
でも今改めて観ると検察官(検事)という在り方に注目する。
自分の職業に対しての考え方や与えられた権利への責任。
人の心は完全ではないけど、だからこそ分かるものがあり寄り添うことができる。
「人を裁くことができるのは人だけ」という久利生の言葉もとても印象的だ。
最終話に向かうほどに検事として、人としてどうあるべきなのかと問われている気がして考えさせられる。
登場人物たちの人間臭さが存分に発揮されることで爆笑とは違うクスッと思わず笑ってしまう感じが上手く挟まれている。シリアスな場面との緩急が絶妙なので飽きがこない。
有名作品なので観ている人はたくさんいるだろうが歳を重ねるとまた変わった気づきがあると思うので何度も観てほしい。
(マジBOX欲しいな…)
あとがき
ここまで読んでくださった方がいましたありがとうございます!
選ぶの悩みました!でも達成感!
もし興味を持ってもらえたなら、共感してもらえたなら幸いです!