セレンディピティと茶花(ちゃばな)
日に日に、日が長くなってきた。
昨日の朝。珍しく、少し早めに目が覚めたので、久しぶりに、朝7時台に歩きに行く(寒い時期は、気温が上がってくる11時台に歩く日が多かった)。
いつも歩く小川沿いの道をいくと、初めてみる花に、目がとまる。
白い花弁、黄色のおしべ。花の雰囲気はポピーにも少し似ているけれど、葉のかたちが違うようだ。
とりあえず、カメラにおさめておく。
そして今日、2週間ぶりの茶道稽古へ。
炭点前の準備をし、床に飾られた花に水を打つために近付き、「あっ。」と心の中で、思う。
花入れに入っていたのは、まさしく昨日みかけた、白い花弁の花であった。
「先生、このお花の名前は、何でしょうか?」と尋ねる。
「このお花は、白雪芥子(シラユキゲシ)です。今年初めて花をつけたんですよ。」と先生。
昨日見つけて、名前を知りたい!と気になったお花に、翌日に茶席で出会えるとは。そして名前も、美しい✨
「実は、昨日小川沿いを歩いていて、このお花をみつけて、何というお花だろう?と気になっていたのです。」と先生にお伝えすると、今度は、先生が驚かれていた。
「まあ、本当ですか。このお花は2年ほど前に購入して植えて、去年は花をつけなくて、今年初めて、ちょうど2つ花をつけたのですよ。」と教えてくださる。
こういうご縁の妙、タイミングの妙を、どんな言葉で表現したら、一番しっくりくるだろうかーーー。
ー セレンディピティ ー
ー シンクロニシティ ー
八角形の小ぶりの花入れに入れられた、白雪芥子。
白い花弁が、春の茶席に映えていた。
🍵
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