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学校茶道指導者研修会@表千家東京稽古場へ

子どもが通う学校で茶道を教える、という可能性が昨年9月に出てきてから、ぜひ参加したいと考えていた、表千家「学校茶道指導者研修会」。

先週土曜日に当日を迎え、2名で参加させていただく。

東京・麹町に「東京稽古場」という場所が存在することは、茶道を習い始めて間もない頃から、存じていたけれど。
そして会社員時代、たまたま近くを通りかかったときに「あ。ここだ」と場所を確認したことはありつつも、一般開放されているわけではなく、外観をしばし眺めるのみ。
その後も訪問の機会はなく、今回、初めての訪問。

このため、「東京稽古場の中で研修を受けられる」ということだけでも、貴重な機会で、とても楽しみにしていたのだった。

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受付開始時間より少し早めに着くと、早くも列ができており。
順番が来て、参加証を受け付けでお渡しする。
と、リストをチェックして、受付の方がしばし、沈黙され。
(・・・?何か私、間違えましたか・・・?)
と、ドキドキする。

「薄茶の実技の際に、お客様をお願いできますでしょうか」と、受付の方が笑顔でおっしゃる。
・・・!
薄茶のお客様・・・!

研修会のご案内を拝見する限り、お茶をいただく機会はなさそう、と思っていたので、
東京稽古場で、薄茶をいただけるんですか?うれしいですー✨)と思いつつ、いや、皆さんいただきたいですよね、とも思いつつ。

「・・・あの、私でよろしいのでしょうか?」
「お願いできますでしょうか?」
「客の順は決まっているのでしょうか?」
「そのときにご相談いただければと。お願いできますでしょうか?」
といったやりとりの後、薄茶席のお客様に、入らせていただくことに。

その後、身支度を終えて会場へむかおうと思いきや、
「お茶をいただいてから会場へお入りください」とのご案内が。
・・・?
お茶をいただけるのですか・・・!

ご案内には特に書かれていなかったけれど、呈茶席をご用意くださっており。
扇子、懐紙、楊枝、袱紗といういつものセットを念のため持参しておいて、よかった…。

席について間もなく。
菓子鉢を運んで私の前に置いてくださったのは、私が心の中で「風の時代の宗匠」と呼ぶ、小笹宗匠(!)。
昨年の9月、京都で行われた青年部講習会で、家元席で木村宗匠が薄茶をお持ちくださったときも、心の中で感激しましたが。
今回も、(わー、宗匠ご本人!✨)と感激する。

お菓子は、とらやさんの、ピンク色の上生菓子(きんとん)。
お茶も、家元内弟子の皆さまが運んでくださり。
・・・なんと幸せなんでしょう。
と思いつつ、
ん?ということは、私は薄茶を二回いただく、ということですね?
と、気づく。

・・・お茶をいただけると思っていなかったので、直前にコーヒーと焼菓子でお茶をしてきてしまった・・・カフェインと糖分、とりすぎ・・・?と思うも。
もう進むしかない。

そして、講習会が始まり。

・水屋と茶席の準備
につづいて、
・炭点前と薄茶(実技)
がスタート。
点前は、家元内弟子の方が担当されて、客に出席者(学校茶道指導者)が入る、という形式であった。
炭点前で客として入られたのは、お二人。
薄茶席は、一般講習会や資格者講習会のイメージから、三人は入るのかなと思っていて、間にいれてもらおう、と気楽に考えていたのだけれど。

薄茶席で客として名前を呼ばれると、私と、もうお一人の、計二人。
客順はその場で客同士で決めるかたちで、もうお一人の方は、自分より10才くらい、お若いようにみえたので(←人の年齢当てられないほう…)少し譲り合いをしたのち、正客に入らせていただく。

点前は、長身の、内弟子の方が担当され、さらにもう一人内弟子の方が、解説を加えてくださるかたち。

席入りする前は、たくさんの先生方がおられる中で緊張もあったけれど、床前に進んで拝見を始めると、普段のお稽古と同じように臨もうと、気持ちが落ち着いてくるのだった。

外は雨と風の音、茶室の明かりはほの暗い中で、お点前が始まる。

・・・内弟子の方のお点前を目の前で拝見することができて、お茶をいただけるだなんて。こんな幸せなことって、あるかしら・・・??

一挙手一投足を目に焼き付けようと、じーっとお点前をみていたら、
お菓子をとるタイミングが遅れた…💦
お菓子は、とらやさんのうさぎ饅頭。
もっちりとしてとてもおいしい・・・のだけれど、
やはり視線を感じながらだと、緊張してうまくのみこみづらく💦

お点前さんは、しっかり客のペースに合わせてくださり、お菓子をもぐもぐごっくんしたところで、薄茶を出してくださる。このタイミングは、客として大変心地よく。

茶器、茶杓の拝見もさせていただき(家元での稽古では、拝見は省略する習いだそう。問答がセリフみたいになるから・・・とおっしゃっていた)、薄茶席、無事終了。

内弟子の皆さんの設えの茶席で、内弟子の方のお点前でお茶をいただくという、夢のような経験をさせていただく。ありがとうございました✨

その後、
・水屋と茶席の片付け
・宗匠からお話、質疑応答
があり、研修会終了。
終了後も、内弟子の皆さんがいてくださり、種々の質問に丁寧に答えてくださった。

小笹宗匠の、
「点前の左手、右手も大事やけど。『お茶の心』というものをどうか、生徒さんたちに伝えてほしい」
というお言葉、受け取りました。

「花入がなかったら、ペットボトルに花をいれてもいい。あるもので、できることをやったらいい」
というお言葉にも、勇気づけられ。

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部活動での指導は初めてで、ワクワクドキドキの、ドキドキがやや大きくなってきていたけれど。

学校茶道指導者研修会に参加させていただいて、エンカレッジしていただき、ワクワクをとりもどすことが、できた。

貴重な経験と学びに感謝してーーー✨


#1日6000歩  3/20-3/26 計77,608歩 11,086歩/日💮




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soufu(そうふ)
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