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【多様な働き方】オーダーメイド制度

多様な時代、社員の背景も多様化していています。

特に女性は結婚・出産・子育てなどライフイベントも多く、仕事との両立をするためには、プライベートの時間確保や柔軟な働き方ができないと働くことを続けられなくなり、離職の選択をしなければならない場合もあります。

大企業のように補助や手当、休暇などの福利厚生を充実させるというのも地方の中小企業ではなかなかすぐには対応が難しく、テレワーク勤務やフレックス制度導入も地方の現状などを踏まえると、全社員利用OKとはすぐにはできない現状です。


オーダーメイド制度誕生

ある日、T取締役と話しをしていた際、

T取)「いや、ほんとに多様な時代、1on1ミーティングをしていると社員それぞれ色々な問題、状況があって、その都度対応していかないと。まるでオーダーメイドですよ…。」

私)「それ、いいじゃないですか!柔軟な働き方を認めてもらえるオーダーメイド制度!」

ということで、社員の状況に応じて話し合い、離職へとつながらないように対応していく、オーダーメイド制度を始めることになりました!

その①福岡県にてテレワーク勤務

設計の図面作成を担当してくれていた女性従業員がご主人様の転勤で福岡県へ転居に。
今までなら残念ながらもご家庭の状況だから仕方ないと離職に繋がっていたのですが、今やテレワークが可能な時代!
オーダーメイド対応で福岡県でのテレワーク勤務で勤務継続が可能になりました。

その②リアル&テレワークのハイブリッド勤務

【営業職▶広報に職種変更】
2児出産後、育児と仕事の両立や家庭の状況、そして自分らしさを追求した働き方を求めるためにオーダーメイド対応。
現在は整理収納アドバイザーやライターとしても活躍中!

フクヤ建設:フリーペーパー
社員が企画制作しています(出演も社員)


その③テレワーク&高松オフィス&本社出社のハイブリッド型

【設計職の場合】
ご主人様が転勤族のため、ずっと離れての生活が難しくなり、テレワーク勤務に。
現在、高松市にご主人様が常駐していることから、状況により高松オフィスへの出社。週末はご主人様と実家が高知のため一緒に帰省し、高知本社へ出社というオーダーメイド。

高松市展示場オープンイベントの様子


その④治療と仕事の両立

【営業職▶営業サポート職に職種変更】
持病の状況により、仕事と治療の両立のため、フリータイム制のフレックス勤務に。
営業職から業務負担の少ない営業サポート職に職種変更し、体調と向き合いながら治療がしやすい状況に。
体調回復し、本人の意向があれば営業職へ復帰予定。

この他にも関連会社への出向、転属など、状況に応じてオーダーメイド対応を行い、最低でも5名以上の離職防止に繋がりました。

このようにオーダーメイド対応していくことができれば、女性が結婚・出産・子育てや人生で起こりうる様々な出来事を柔軟な働き方で乗り越え、キャリアを諦めないようにできるのではないでしょうか。
(※女性社員だけでなく、もちろん全社員オーダーメイド対応可能です)

中小企業だからできること

社員一人一人の気持ちに寄り添えるのは中小企業だからこそできることだと感じます。
大企業になると社員数も多く、社員全員にそれぞれ独自に対応していくのはなかなか難しいのではないでしょうか。

1人の社員に対応してしまうと他の社員から「特別扱いだ」となり、不満の原因になるかもしれませんが、中小企業の場合、社員数が少ない分、アットホームな関係ができやすく、他部署との繋がりなども大企業に比べると密であり、各社員の諸事情や状況なども社員に伝わりやすく、相互理解がしやすいというメリットがあるからです。

大企業は「福利厚生が充実していていいな」と羨ましく感じることもありますが、社員一人一人の気持ちや状況に寄り添い、すべての人が活躍し、自分らしく働ける環境を作ってあげられやすいのは中小企業ではないかと感じます。

働くには福利厚生はもちろん重要ですが、働くのは「人」なので
働く人の気持ちに企業が寄り添い、自分らしく働ける人や環境が増えていくと嬉しいです。


フクヤ建設
1971年4月高知市にて設立。
従業員数62名(2023年12月現在)女性の割合が50%。建設業の平均(雇用均等基本調査:14.1%)と比較して女性の割合がとても多く、女性の管理職は約40%(建設業の女性管理職の平均3.5%(適用期間:2023年7月~2024年6月)ということや女性現場監督が約30%(13名中4名)いることからも、女性が多く活躍しています。

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