立ち上げメンバーの闘い4:大爆走の日々
【上司と二人三脚の毎日】
今考えても偉業としか思えない。
多分二人で6人分位の仕事を捌いていたんじゃないかな…
余りに時間が足りないし、お互いに子どももいるし、どうしたらよいかってなるわけで。
【仕事の振分とワークスタイル】
会社に行くことが時間の無駄になることがある。
ある程度会社で準備しなくてはならないものも沢山あるが、出社しなくてもモノが手元にあるなら外回りに行けちゃう。
信用問題になるので、真面目に正直に仕事に励む前提で考えた。
·直行直帰制度導入
私たちは保育園の送り迎えもあり、会社への通勤時間は車で片道一時間。
基本、申請業務の窓口は専ら役所。
8:30~17:00の開所時間内は目一杯動きたい。
中には午前中のみ受付パターンもあるもんだから、時間との闘い。
直行直帰ありにしてもらわないとどう考えても無理。
元トラックドライバーの私はフットワークが良かったので、外回りメインに動くことにした。
書類作成業務も同時進行でするため、書類関係や印鑑等も持ち歩き、走る事務所になった。
·役割分担
上司は図面作成や現場打ち合わせ等、上司の出番が必須な業務を担当。
施工管理技士なので、忙しい。
その上司の手が足りない部分を私が全て担当した。
·24時間年中無休
朝は4時から上司と電話打ち合わせ。
夜も何時でも連絡を取り合ったな。
上司からメールを受け取ると、その足でコンビニから資料を打ち出し、イートインスペースで作業なんてこともよくやった。
分刻みのスケジュール、運転中が休憩みたいなもん。
※労基なんて気にしてられないので、ブラックだとか全く思っていない
·無駄な時間をかけない
一度申請準備したものは、何がなんでも持ち帰って来ない。
出直しや差し替えに行くことが時間の無駄遣いだから。
加筆訂正するなりして、その場その場で処理して対応することを心掛けていたから、かなりの仕事量だった。
二人だけなんだもん。
二人でどうにかしなきゃいけないんだもん。
【死に物狂いの1年間】
基盤を作るため
軌道に乗せるため
実績と共に組織を大きくするため
寝ている間も仕事の夢を見ている状態で、夢か現実かもわからなくなっていた。
そんな中でも資格取得にも励み、子連れで現場回りしたり、プライベートもなかった。
普通の状態じゃ辛く苦しい過酷な環境ではあったはず。
楽しく我武者羅にできたわけ
上司も私も目指す方向が一緒だったし、辛いとか辞めたいとか思わなかった。
アドレナリンが漲っていたのかな、
上司とワクワクしながら楽しく仕事していた。
それぞれが別行動なんで、たまに顔を合わす程度。
それでも、いつの間にか仕事しながら冗談言ったり、励まし合ったり、二人の絆は不動のものになった。
いよいよ二人の成果を知る時が来た
努力の甲斐があったんだな、光が見え始めた。
二人だけの新部署は、約二億の売上を達成した。
社長と上司と私、三人でめちゃくちゃ興奮して喜び合った。