罪の味 予約の取れないフグ牧野「蟹バター鍋」再現レシピ
私の特技は料理の調味料を食べて味覚で当てること。
友人のイラリアンレストランで大好きなメニューがあり、それが好きで家で作りたくて、隠し味が何か当てたらレシピ教えてあげる、と言われ、隠し味なんだろう…と、首を傾げながら自分がわかっている範囲の材料を全て言っていったら「こわ!レシピ教える必要ない。笑 全部言い当ててる。なんなら、まぁまぁ最初の方に隠し味言ってた。笑」と言われた事があります。笑
美味しいお店に行ったら写真を撮るのも、どこで食べた何が美味しかったかの記録は勿論ですが、自分で再現してする時用に、なんとなく味と入っているものを思い出すための記録でもあるのです。
タイトルに書いたフグ屋「牧野」は予約の取れないお店で「蟹バター鍋」が有名です。
数年前に一度食べたきりで、再現したのも数年前に2回なので、今の再現力は正直、もう正確ではないが、美味しければ良いでしょ、という考えのもと、自分でアレンジしちゃってるので、相変わらず雑なレシピをシェアします。
去年、大晦日に、さとふるのサーバーダウンしてる中、今回のホームパーティーのメンバーである20年近い付き合いで、2年前に再会してまたよく遊ぶようになった友人と文句言いながらオーダーした「ふるさと納税」の毛蟹がやっと届きまして。
正直、ふるさと納税初体験です。
やっと届いたから鍋するよー!ってタイミングと、その友達に紹介したいなと思ってた、私が最近知り合った人がたまたま繋がったよって連絡があったところで、まさかのご縁だね♡ってことで集まることに。
用意するもの
・毛蟹(ボイル)
・大根
・昆布(出汁とり用)
・鷹の爪 (輪切り)
・バター(結構多めに入れた方がおいしい)
調味料
・白味噌
・白醤油
・醤油
・塩
・本みりん
・日本酒
・鍋用の水
お雑炊用
・ごはん
・卵
・万能ネギ
1. 鍋のお水に昆布を浸しておく(できれば半日以上)
その後、沸騰させて、出汁をとり、出汁がでたら昆布を取り出す。
2. 毛蟹は足をハサミでカットし、足は食べやすいように半分にカット、また切れ目もいれておく。
胴体部分は、味噌が溢れ落ちないように甲羅部分を外し、胴部分の食べられないエラなどをとって、縦半分にカット。
3.大根は皮を剥き、厚さ4ミリ程度の半月切りにしていく。
4.白味噌以外の調味料を出汁に入れて味を調整。
後から白味噌を入れると甘みが出てまろやかになるので、この時点では塩味が少し効いている方が美味しいです。
5.大根と蟹、鷹の爪を鍋に入れて、大根の色が透き通るまで蓋を閉めて火を通す。
アクが出たように見えますが、美味しい蟹ミソもアクのようになってしまうので、美味しくたべれます。
6.よく大根に火が通ったら、一度火を止めて、白味噌投入。
オススメの白味噌がコチラ。
無添加でめっちゃくちゃ美味しいです。
本当は教えたくないくらい美味しい。笑
7. お味噌で味を整えたら、弱火で火を入れて、バターをたっぷり投入。
はい召し上がれ。
ハッキリ言って、蟹のお出汁と味噌バターがたっぷり染み込んだ大根は罪の味です。
毛蟹なので蟹も出汁がでてても身は美味しいですよ。
そして蟹と大根をたっぷり堪能したら、甲羅に残った蟹ミソや残った蟹の身をほじって鍋に投入しておじやをつくります。
これがまた鍋より濃厚に味わえるんですよ。
めっちゃくちゃ美味しいです。
お雑炊の作り方は言わずもがなですね。
この日は4人で食事していたのだけど、そのうちの1人に全員の共通の友人が
「何してるんですか?」
と連絡してきて、
「ヤバいw これはバレたら拗ねるなw 呼んでやるかw」
「そういえば、2、3日前、あいつ誕生日だったな」
「お土産に買ってきてくれたケーキあるから祝ってやるか」
「この鍋は拗ねるから隠そう。笑」
といって散々食べ尽くして、鍋はなかったことにして…。
待っている間に呼んだ本人は、おネムで横になりだして、呼ばれた友人がきた時には、ぐーぐー寝んねして起きないし。笑
鍋バレてないと思ってたら、送った写真に思いっきり空の鍋が写ってたらしく、何かの鍋を食べたことはバレてて、何鍋かはナイショにしていたのに、ムクっと一瞬起きた人が寝言のように
「あんな美味しい蟹食べたの初めてやったー!」
と言っちゃって蟹鍋だとバレて、面白い会になりました。
よかったら、皆さんも作ってみてくださいませ。
罪の味です。