オレゴン世界陸上のような

2022年7月23日 18:42

オレゴンの世界陸上を見ているとホント街をあげて皆が楽しんでいるし、
文化として根付いている。

逗子ないし湘南三浦半島エリアでも
トレイルランニングがそのような位置づけになるような
イベントかレースを実現したい。

世界中を転戦していて幾つも印象的なレースがあるが、その中でこのことを思いながら浮かんだレースが2つある。奇しくも２つとも北イタリアのレースだ。エリア的な素地はあるのかもしれないがいずれも素晴らしいレースだ。日本のトレイルランニングの流行とはまた異なるが、僕はこういったスタイルのオーガナイズが素晴らしいと思う。

１つ目：Piz Tri Vertical, Fletta TRAIL(Malonno Italy)

ミラノから車で2時間ほど。マロンノという山間部にある小さな町（翻訳ツールでは村と表記されることも）で、ここは今年で59回目の開催となる大会がある。コロナ禍も挟むと60年の歴史を持つ自他共に認める「マウンテンランニングの町」だ。僕は2018年にワールドカップの際に初参加。地域の人々の熱量とホスピタリティに惚れ込み、翌年も参加。

コロナ禍でも感染対策をしながら2020年の夏には開催したし、常に連絡を取り合ってきたレースを飛び越えた付き合いをさせてもらっている。

そして、今年の夏は家族を連れてレースに参加をする。
招いてもらったことも大きいが、日曜日に僕らがFletta Trailというレースを走っている間にキッズレースが行われる。そのレースに息子の参加も認めてもらえたからだ。僕は小さい頃から周りが気長に見守ってくれたからこそ大人になって好きなものに出会い、今も頑張っているが、それも幼少期の多様な経験があってこそだと思っている。だから、子どもたちにもそういった経験をさせたいと思い今回の参加を決めた。

マロンノのご当地スポーツは「マウンテンランニング」だ。
地域の人々がそう胸を張って言えることは素晴らしいことだと思う。

以下のリンクにマロンノでのレースことを書いているのでぜひお読みください。

２つ目：Castle Mountain Running(Arco Italy)

このレースはnoteで以前２つの記事に書いているので詳細は是非こちらを読んでほしい。旧市街は車が基本的に入ってこないし、街の立地をうまく利用したエンターテイメント性の大変高いレースだ。

2013年は一念発起して、マウンテンランニングワールドカップの世界に飛び込んだ僕にとって思い出深い年だ。この年は妻と2人で、ヨーロッパのレースを転戦し、あちこちで苦労しながらもたくさんの素晴らしい出会いがあった。

2013年の頃の僕はレースのエントリーや受付、参加などの様子を振り返ってみてもどこか辿々しい。

マウンテンランニングは「山で行う陸上競技」なので、その伝統やルールを踏襲している大会では陸上競技大会同様にコール（招集）があり、ゼッケンの確認やスタート前に待機エリアがある。そうした大会ごとの違いに戸惑いつつも周りを見ながら真似したのを懐かしく思う。

妻が同行して、ブログを書いてくれていたこともあり、そういった様子を比較的しっかりカバーできているので大会の様子が掴めると思うので、下記２つぜひお読みください（この当時のことを書いていた僕のblogはサービス終了でもう見れなくなりました、残念）。

湘南の魅力ってなんだろう？

今日は横須賀にあるうみかぜ公園へと足を運んだ。横須賀市はアーバンスポーツに力を入れると宣言しており、その宣言に基づき「BMX JAPAN CUP」がこの週末開催されているからだ。ジュニアトレイルなどランニング大会で応援してくださっている横須賀市職員の担当の皆さんも、スタッフシャツを着て大会運営をしていて多分僕のように顔を知っていなければ間違いなく大会スタッフだと思うだろう。