首の痛みを和らげるには・・・ストレッチ②

首の痛み 、 肩の痛み 、背中の痛み など・・・

それぞれ明確な原因(受傷起点:痛めるきっかけ)が無い症状は

肩は肩・・・ 腰は腰・・・ と一つ一つ別々の問題として考えるのではなく

からだの各部や関節が、それぞれ影響し合って

姿勢全体を形作り、その結果おこっている症状だと認識しましょう。

痛みが発生するには、原因が存在します。


 ”雨漏りしている家で、濡れた床を拭くばかりでは問題は改善しません”

 ”穴の開いた天井を調べ、何で穴が開いたのかを考え、問題の根源を

 治す事が必要ですよね”


からだも同じです。痛くなる場合は何で痛みが出るのか?

どんなストレスが、どの部位に掛かっているのか??

これらの問題点を明確にして、具体的な対策とプラン立てが

必要であるといつも考えてお客様や選手の対応をしています。



今回は「首の痛み」として解説させていただきますが、

からだ全体がどの様に首へ影響しているのかを

イメージして頂ける様に説明したいと思います。


過去2回の記事では

  ・どんなメカニズムで痛みが出やすいのか

  ・どの筋肉をケアすると良いのか

  ・どんな方法でケアするのか

という内容で少しずつ解説して参りました。


それぞれにまだ紹介出来て無い内容もございますが

回を重ねるごとにご紹介させていただきます。


今回は予防対策の方法という目線で解説します。

答えを先に述べますと・・・

「デスクワーク中の姿勢を正そう」という事です。


これまでに座っている状態の姿勢そのモノに問題があると

解説してきました。

この姿勢自体が様々な要因を生み出します。

まずはこの姿勢を如何に正しい姿勢にするのかを

今回はご紹介していきます。


予防対策のご紹介

1.頭の位置を正しいポジションに戻しましょう

 「チンイン」というエクササイズがございます。(下の図をご覧ください)

一般的ではありませんが、リハビリ、トレーニングと

多く取り入れられております。


 ・突き出たアゴを引っ込める

 ・壁に頭、背中、お尻と張り付いた状態で首の後ろに出来た

  スペースを無くす様にアゴを手前に引き付けます。

  (応用系は写真下、左をご覧ください)


⇒ その際目線や頭の位置が下がらない様に注意しましょう。

上手く出来ていれば、 脊柱(背骨)~頭の位置関係 が改善します。

  ※ 背骨のラインに自分の耳がある位置が重心線と言われています。



2.骨盤を立てましょう

  ペルビックティルトというエクササイズがあります。

  骨盤を立てる(後傾位から前傾方向へ動かす)事で

その上にある腰椎、胸椎、頸椎、頭までの位置が改善出来ます。


・お尻の角度を変えましょう。(ヘソの位置を前に出す様に)

・背骨を出来るだけ伸ばすようにしましょう(みぞおちを前に出します)

 背骨と頭の位置(黄色と赤の点線)の距離が近づいたのを

 確認していただけます。


応用編 (写真 上の追加説明)

・チンイン(壁利用) ※写真左

  壁に背中を付けた状態で首の後ろのスペースをつぶします。

・胸郭オープン(座位)※写真右

  両手を頭の後ろに組んだ状態で、両肘を開きながら胸を張ります。

  背骨を出来るだけ伸ばし、骨盤を立てる事で完成です。


簡単な内容でご紹介しましたので

是非一度お試しください。


           アスレティックトレーナー 藤野絢也

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~集中力を高める整体~   ふじの整体研究所

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