【膝痛】変形性膝関節症の原因とは?
変形性膝関節症と診断されたご高齢の方(特に女性)は、非常に多いですよね。そして重度な場合、誰から見ても膝が変形してしまっている方も。そうなってくると歩くのも、階段の上り下りも日常生活のすべてが痛く辛いものになります。
ひどくなり手術にならないためにも、今回は病院ではあまり教えてくれない変形性膝関節症の原因について教えていきますね。
変形性膝関節症とは?
日本整形外科学会HPによれば、
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男女比は1:4で女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。主な症状は膝の痛みと水がたまることです。
初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが、正座や階段の昇降が困難となり(中期)、末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。
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とあります。上記イラストも見れば膝の構造が壊れていく過程がわかるかと思います。
変形性膝関節症の原因
こちらも日本整形外科学会HPによると、
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原因は関節軟骨の老化によることが多く、肥満や素因(遺伝子)も関与しています。また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することがあります。
加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、遣い過ぎによりすり減り、関節が変形します。
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とあります。これを読む限り、加齢や遺伝子の要素もあるので半分諦めてくださいとも解読もできます(笑)膝が痛くなるのは必然なんだよーって感じですかね。
ですが、それでは終わっては意味がありません。ここには書かれていませんでしたが、変形性膝関節症になる多くの方にはある特徴があるんです。
変形性膝関節症の特徴
僕が見ていく中が変形性膝関節症の方ほとんどの方に当てはまる特徴があります。それが、
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内反膝+下腿外旋症候群
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です。聞き慣れない言葉かと思いますが、ちょっとお付き合いください。まず、内反膝というのは上記イラストのような膝のことを言います。O脚ですね。
次に下腿外旋症候群。これは内反膝よりもめちゃくちゃ重要だと僕は思っています。まさにこれが変形性膝関節症になってく最も多い原因です。
下腿外旋症候群とは、下腿(膝から下のこと)が外に捻じれている足のことです。これが変形性膝関節症を作っていきます。わかりやすい画像があったのでこちらをご覧ください。(東金沢整形外科クリニック参照)
まさにこれが下腿外旋症候群(写真は右足になります)です。赤丸が膝蓋骨(お皿)で、下の青丸が脛骨粗面と言われる部位になります。左が正常ラインで、右が異常。比べてみると右写真の方が青丸が外に流れているのがわかると思います。
この捻じれが膝の痛みを作り、変形性膝関節症へとなっていきます。結構な割合でこうなっていますので、もし膝が痛いよって方はご自身の膝を見てみてください。
仮に変形性膝関節症と診断されてしまった方の多くは下腿外旋症候群になっている可能性大ですよ。そしてさらに悪いことにこの症状になってしまうと全身歪んでいきます・・・。
下腿外旋症候群が悪化すると、足首は捻じれ、股関節も捻じれます。そしてその捻じれは上半身にまで影響を及ぼします。
変形性膝関節症が悪化している方をよく見てみると、背中が丸まっていたり、背中の盛り上がり方が違ったり、左右の方の高さが違っていたりしているんです。これはすべて下腿外旋症候群が原因だったりします。
なので下腿外旋症候群を治すだけでは、膝の痛みが治らないというケースに陥ります。それは全身の歪みが完成してしまっているから、そこだけ治してもまた全身の歪みで下腿外旋症候群を作り上げてしまうからです。
ですがひどくなる前にまずは、ご自身が下腿外旋症候群になっていないのかチェックしておきましょう!!
まとめ
変形性膝関節症になる前には、ほぼ下腿外旋症候群になっています。まずはここに気付き治せるかが変形性膝関節症の悪化を防ぐキーになるんです。
痛みは放って置かずに早めに処置をしていれば悪化を防げる可能性は高まります。その痛みをそのままにしないでくださいね。軽度の内に治療しておくことを僕はオススメしますよ。
では、また明日もnoteでお会いしましょう!
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サンライフ 整体&トレーニング/広島
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