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自己紹介

noteを始めたきっかけ

noteを書こうと思ったのは、私が自分の内面に真剣に向き合うことを決意した2年前のことです。長年、自分の感情や経験に正面から向き合うことを避けてきた私が、ようやく自分の心の中にあるものを文字として表現しようと思い立ちました。しかし、自分を見つめ直すことは、私にとって非常に苦しい作業でした。幼少期から抱えてきた孤独感や満たされなかった思いに触れるたびに、心が痛み、それを文章にするのは簡単ではありませんでした。言葉にしようとするたびに、読み手を意識しすぎて、自分を良く見せようとしてしまうのです。何度書いても納得がいかず、徐々に心が重くなっていきました。

カウンセリングとの出会い

そんな時、知人の紹介でカウンセリングを受け始めたのは、どうにも心が落ち込んで何も手につかなくなったときのことでした。その日、全てが無力に感じられ、一人で苦しむことに限界を感じました。カウンセリングを通じて、私は過去の経験や感情に初めて真正面から向き合いました。信頼できるカウンセラーの助けを借りながら、長年心の奥底に閉じ込めてきた感情を一つ一つ取り出して対峙するのは、とても勇気のいる作業でした。

例えば、両親に甘えたかったけれどその機会が少なかった思い、いつも愛されていないと感じていた寂しさ。それを改めて言葉にすることは、とても辛い時間でもありましたが、同時に必要な癒しのプロセスでもありました。こうして2年間の時間をかけて、ようやくnoteへ掲載してみようと思えました。まだ苦しさはありますし、自分にとって都合の良い表現をしているかもしれません。また、言葉にすることで、その記憶が都合の良いように歪み、考え方を強めてしまうことになっているかもしれませんが、少しずつこの作業にも馴染んできたように感じています。

私のこと

私は福岡出身の40代前半、二児の母です。かつては出版社で働いていました。編集者としての日々はとても刺激的で、数々の本を通じて多くの人と出会い、学び、さまざまな経験を積むことができました。

出産を機に退職し、現在は専業主婦としての日常を送っていますが、幼少期の経験から、家庭を持つことに対して大きな不安がありました。さらに、現在は夫が単身赴任中であり、ふとした時に寂しさや漠然とした不安、あるいは焦りにも似た感覚を覚えることが増えてきました。子どもたちが寝静まった夜、家の中が静かになると、その焦燥感が心の中で膨らんでしまうことがあります。昼間は子育てに追われているものの、夜になると心にぽっかりと穴が空いたような感覚になることがあります。そんな時、どう心と向き合い、どうやって自分を癒すのかを考えることが、私の日々のテーマとなっています。

幼少期の経験と現在の私

この寂しさや不安の感情は、私自身の幼少期における両親との関係や、常に心に抱えていた「満たされない思い」と深く結びついているように思います。私の両親は共働きで忙しく、私は一人で過ごす時間が多い子ども時代を送りました。両親が一生懸命働いてくれていたことには感謝していますが、時折、一人で感じた心細さや、愛情に飢えていた記憶が、今の私の寂しさと繋がっているように思います。そうした「満たされない思い」は、大人になった今でも私の中に残っていて、未来への漠然とした不安や、これからの人生をどう生きていくのかという問いとして、常に心の片隅にあります。

読書との出会い

だからこそ、今は読書を通じて自分と向き合う時間を大切に過ごしています。学生の頃に出会った加藤諦三先生の『愛されなかった時どう生きるか』という本を思い出しました。この本は私の心に大きな影響を与え、自分自身を見つめ直すきっかけとなりました。この本をきっかけに、もともと本好きだった私の読書熱がさらに高まり、時間さえあれば本を読むようになりました。本の中には、自分の気持ちに共感してくれる登場人物や、新たな視点を与えてくれる著者がいます。その言葉たちが、私の心を少しずつ解きほぐし、慰めてくれることが多いのです。また、読書は自分の内面と対話する貴重な時間でもあります。忙しい日常の中で自分の心に耳を傾けることは簡単ではありませんが、本を読むことで自分を見つめ直し、考えや感情を整理する機会を得ています。

日々を心穏やかに過ごすために

人生は一度きりです。だからこそ、少しでも心穏やかに、丁寧に過ごしていけるようにしたいと願っています。日々の生活の中で、私たちはどうしても「やらなければならないこと」に追われがちです。しかし、その中でも「自分を大切にする時間」を持つことが大切だと感じています。子どもたちの笑顔に癒される瞬間、読書を通じて新しい知識や視点を得る時間、静かな夜に自分と向き合うひととき――これらが、私の心を支え、日々を豊かにしてくれています。

noteで伝えたいこと

このnoteでは、私自身の心の旅路を記しながら、同じように寂しさや不安を感じる人たちに寄り添えるような内容を発信していきたいと思います。特別な解決策を提示することはできませんが、私の経験が誰かの心に少しでも響き、共感を感じてもらえるなら、それが私にとって大きな喜びです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。ここでの私の言葉が、あなたの心にそっと寄り添うものになれば幸いです。
#自己紹介

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