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【子育て世代】未来への投歯Part.2 モチベ第一

忙しい日々、子どもの仕上げみがきって面倒だな…と感じてしまうことはありませんか?

私自身、毎日仕上げ磨きできていたかといわれれば、とてもできていたとは言えません、、、時間に追われる中で、子どもの歯磨きをしっかりサポートするのは決して簡単なことではありませんでした。叱りたくなることもしばしば。。

しかし、幼少期に親が行う歯磨きサポートや仕上げみがきは、将来の歯と全身の健康を守るための大切な健康投資です。たった数分のケアや声かけが、子どもが健やかな歯を持ち続けるいしずえを築くのです。

今回の記事では、子どもの口腔ケアに役立つ知識やグッズについてご紹介していきます。叱らずモチベを上げる声かけについても紹介していきます。

大人も子どももモチベーションが第一。子どもの気持ちを上手くつかんで、家でもできるだけサポートしていきましょう!!

🌷前回の記事では、働く世代に向けてこんな記事を書きました🌷

こちらのnoteでは、元産業保健師がこれまでに働いた経験を活かしたコンテンツを発信しています(勤務経験:大企業、スタートアップベンチャー、デイサービス、自治体の介護予防事業など)。どうぞよろしくお願いします!!

この記事は2番目の特集です。最後にまとめて1つの記事にしていく予定です。歯の健康にご興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね!


🐣 三つ子の魂百まで!幼少期から始まる口腔ケア

子どもの口腔ケアは、大人の歯の健康の基礎を築く非常に重要な時期です。

乳歯は「どうせ抜けるから」と永久歯に比べて軽視されがちではないでしょうか。しかし、乳歯が健康に生えそろうことは、後に生えてくる永久歯の正しい発育に深く関わります。

乳歯のケアが不足すると、噛む力や発音に影響が出たり、永久歯の歯並びが悪くなったりする可能性があります。

したがって、幼少期からの口腔ケア習慣は、健康な歯を維持し、将来の全身の健康をもサポートします。

🐣 小学校での歯磨き指導の役割

子どもの頃、学校で歯の汚れを染め出しチェックしませんでしたか?(今はなくなっているかも。)学校教育の中で実施される歯磨き指導は、子どもにとって非常に価値があります。40年経ってもまだ染め出しチェックのことを思い出すぐらいです。

教員や歯科衛生士による歯磨きの実演や、歯垢を染め出して磨き残しをチェックする活動を通じて、子どもは自分の歯磨きの癖や弱点を理解します。

この経験が、適切なブラッシング技術の習得を促し、生活習慣の中で自然に取り入れられる歯磨き習慣の基礎となります。親だけでなく、学校の中で教えてもらうことはインパクトが残りますね。

🐣 親ができるサポートと家庭での工夫

もちろん家庭が口腔ケアに果たす役割も重要です。小学生の低学年頃までは、親が積極的に子どもの歯磨きを手伝うことが必要です。

「早く歯磨きしなさーいっ!」

そう言われると、子どもは時に歯磨きを面倒に感じます。指示されるとなんとなく反発したくなるものですよね。それに真顔で言っていると子どももなんとなく身構えてしまいます。

小さな頃は口内を触られることを嫌がったりしますが、親が痛くないように気をつけ、笑顔や楽しさをプラスすることで、歯磨きを楽しい習慣にする。

例えば、歯磨きを1〜10まで数えるような遊びや、親が子どものお気に入りの歌を歌って歯磨きを行うなどの工夫があります。

親も子どもも頑張りすぎない!
あとは、笑顔!

🐣 習慣化の効果と将来への投資

こうした取り組みを根気よく続けることで、子どもたちは歯磨きを「やらされること」ではなく「当たり前のこと」と認識し、自然に歯をケアする習慣を身につけます。

子どもの頃に学んだ口腔ケアの習慣は、その後の成長や成人期の歯の健康、さらには全身の健康にも大きく貢献します。

まさに「三つ子の魂百まで」という言葉通り、幼少期に身につけた習慣が生涯にわたって続き、子どもが将来、健やかな笑顔と健康を手に入れるための大きな財産となるのです。


ここからは、子どもの口腔ケアを習慣化するために役立つグッズや声かけの方法をご紹介します。

これらは、子どもが自発的に歯磨きを楽しみながら習慣にできるようサポートするヒントになるかもしれません!気に入ったものがあればぜひ取り入れてみてください。

1. 子ども用歯ブラシ

子ども用の歯ブラシは、サイズやデザインが子ども向けになっており、手に馴染みやすく使いやすいものが多いです。キャラクターものやカラフルな歯ブラシは、子どもにとって魅力的で、歯磨きを楽しい時間にしてくれます。

「あなたのために買ってきたよ!」「どの歯ブラシにする?」のようなコミュニケーションも、自分の歯みがきに興味を持ってもらうきっかけになるでしょう。親が笑顔で接することも大切です。

2. 歯磨き用タイマー

歯磨きの時間を守るために、音や光で時間を計測するタイマーを使うのもおすすめです。子どもが飽きずに続けられるよう、試行錯誤です。たいていの場合、思うように進みませんので、根気よく!

タイマーで楽しさを演出してみましょう。歯磨きの時間を「ピカピカタイム」とゲームのように扱うことも一つのやり方です。

3. デンタルフロス(糸ようじ)

乳歯の隙間は意外と詰まりやすいため、フロスや糸ようじも使うと効果的です。最初は親がサポートしながら使い方を教え、徐々に自分でできるように促していくと良いでしょう。

こちらの味付きのフロスは喜ぶお子さんが多いかもしれません。

歯みがきも 立派な投歯 その調子
歯!歯!歯みがき!(はま寿司風に)

🐣 効果的な声かけは頑張りを認めること

歯を守ることが楽しいことだと感じさせたら、もうこっちのもの。子どもは自ら意欲的に取り組むようになります。

「歯がピカピカになるよ」

歯磨きを終わらせた後、「見て!歯がピカピカになったね!」と結果を褒めることで、子どもは自信を持ちます。頑張ったことに対して褒めてあげることで、歯磨きが達成感と結びつき、習慣化しやすくなります。

「一緒にやってみよう」

親が手本を見せるのも有効です。「一緒に歯を磨こう」「お父さんお母さんも一緒に磨くよ」と、親が積極的に関わることで、子どもも歯磨きを楽しみやすくなります。

よく「褒めることが大切」と言われますが、子どもの性格によって具体的な褒め方は試行錯誤です。

「今日もできた、すごいね」「一緒にできたよ」「7時までにできたね」「前より上手になっちゃったね」「頑張れた!」と、子どもの頑張りを認める声かけのバリエーションをぜひ活用してみてください。上手にできていなくても、できたことに目を向けるのです。

逆に「鬼が来るよ」「いつまで経ってもできないね」「もう知らない」「お兄ちゃんより下手だね」といった声かけは、言うまでもありませんがNGワードです。おどす、突き放す、兄弟で比べる等の否定的な対応は、怯えたり、自己否定につながったりするので、絶対にやめておきましょう。

親から脅されて育ったと感じている方は、本当に気をつけないと自分の子どもにも同じことをしてしまいます。特に気をつけましょう!

先ほどのグッズや声かけを取り入れることで、子どもが歯磨きを楽しい習慣と感じ、自然に歯を大切にする意識が芽生えると良いですね!!

🐣 未来への投歯Part.2 仕上げ磨き(まとめ)

口腔ケアは、子どもの将来の健康を支える重要な土台です。笑顔のある未来は、今からの積み重ねで築かれます。

もちろん、大変なこともあり、うまくいかない日もあるかもしれませんが、楽しさと工夫を取り入れて、歯磨きが“面倒なタスク”から“楽しい日常”に変わるよう親子で一緒に取り組んでみましょう。

今日の小さな努力が、明日の笑顔につながります。

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