答えは自分の中にある
みなさん、こんにちは。フジガッキーです!
8月に入りましたね。ところによってはゲリラ豪雨となっていますが、今日も酷暑が続くようです。またコロナ感染に歯止めが掛かりませんが、健康第一、どうぞご自愛ください。
さて、いま『ナラティブカンパニー』を読み進めています。
とても示唆に富んだ本だと感じています。きょうも感想やら気づきをご紹介します。
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◆最初に「ありたい姿」を描く?
経営コンサルタントは、クライアントの方に
「(今後、将来)どうなっていたいですか?」
と、まずありたい姿をお聞きします。自分もそうしています。
「ありたい姿」が描けたら、次に足元の現状を見つめ直してもらいます。
大半の人は、「ありたい姿」と現状に大きなギャップがあることに気がつきます。
なぜだと思いますか?なぜギャップに気づくのでしょうか?
それは、「ありたい姿」を描く際に、自分にはない、憧れも込めた「ロールモデル」の存在を、大抵の方は持っていらっしゃるからです。
あの人すばらしいなあ、ああなりたいなあとか、あの会社を目標に自分の会社も成長させたいとか、きっとあると思います。
その憧れの人や目標とする会社へ一歩でも近づくための知恵やノウハウを人より多く持ち合わせ、そのクライアントに合ったものを合った方法で授けるのが、われわれ経営コンサルタントの役目。
だから、コンサルタントという商売も成り立っているのだと思いますが。。
でもこの本を読んで、それでは物足りないのだと気づきました。なぜか?
◆足りないものは「パーパス」
そうなのです。
「ありたい姿」と現状とのギャップという、図式とかストラクチャーを考えるうえで、忘れていたものがあったのです。それが「パーパス」です。
この本でも、
パーパスとは、企業やブランドの「存在意義」である。なぜ、その事業やブランドはこの社会に存在しているのか。その答えこそがパーパスであり、永続的に社会から支持される優れた会社には、(明文化されているかどうかにかかわらず)パーパスがあるはずだという前提に基づいている。
パーパスは創業の思いでもあり、未来に実践するあらゆることの動機でもあり、何より、現在進行形でその企業が存在している理由でもある。
ものごとには起点があるように、「ありたい姿」をお聞きする前後に、「パーパス」を尋ねてみて、その後に現状はどうなっているのかを振り返っていただく。
どうしても、現状を振り返る際にロールモデルに引きづられた形での現状、そのギャップになりやすい。
ロールモデルは、クライアントとは異なる「パーパス」を持っているはずなので、そこは明確に意識・区別して考えた方がよいのではないかと、この本を読んでいる中で、気づきを得たのです。
◆ 結局こたえは「自分の中」にしかない
「ありたい姿」を描かせるのは、結局のところ「ビジョン」とか「ミッション」とか、外のロールモデルなどを参考にしながらたどり着いてもらうためです。
では、「パーパス」は?
どこかへたどり着くというものではない、というのがこの本の趣旨です!
「パーパス」は、結局のところ、「自分たちの中」にしか存在しないのだ。
「たどり着くものではなく、内なるものに気づくもの」
だということなのです。
なので、聞き方とすれば、
「自分たちって結局何者だっけ?」
「そもそも何をしたいのだっけ?」
となるわけです。
パーパス設定の起点は、徹底的に内輪(社内)で議論することにある。
とても腹落ちしました。
徹底した議論を尽くし、パーパスを踏まえたうえで作成された「ビジョン」や「ミッション」
これならば、きっとオリジナルで骨太なものが出来上がるのだと思います。
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いかがだったでしょうか。
「ありたい姿」、そこから「ビジョン」や「ミッション」を描く際に、まずは自分自身の「パーパス」をしっかりご自身の中で問いかけてみる。
素晴らしい出来映えになること請け合いです!
きょうもここまでお読みくださり、ありがとうございました。
まだまだ物語りは続きます!どうぞお楽しみに🍉
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