価格交渉の漠然とした不安
みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチのフジガッキーです!
きょうのテーマは「価格交渉の漠然とした不安」です。
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「価格交渉の進め方についてお聞きしたい」
昨日電話相談を受けました。
もう少し詳しく事情など教えてもらおうとしましたが、一般的な話しで構わないとの回答でした。
とても漠然としたご相談でしたので、こちらの回答も必然的に漠~とした返答しかできない旨お断りしました。
それでもいろいろ話しをお聞きする中で、どうやらある企業の下請け先のようでした。
原材料高等コスト上昇分の値上げ交渉を行いたいが、それによって取引を切られてしまうのではないか
こんな漠然とした不安を抱えているようでした。
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これまでの取引関係において、シェアの低下・短納期要請・数量減少など変化の兆しはなかったか?
もしそうした目に見える相手側の動きや言動がなかったとするならば、御社との取引解消は相手側も望んでいないはずで、できれば相手側も他社へのスイッチングコストは避けたいはず。
御社側での原料高等のコスト上昇による損益状況や単価引上げによるシミュレーションなど説明できる資料を揃えて、交渉に臨むべき。
仮に100%の値上げ交渉が認められなくとも段階的に引上げに応じてもらうなど、交渉方法はいくらでも考えられる。
さらに、今後にむけては
相手のお困りごとを日頃から聞き出すようにして、商材だけでなく付帯する財・サービスを提供できれば、その付加価値分の実質値上げも実現可能である。
コミュニケーション機会を増やしていく必要がある。
こんなことをアドバイスさせていただきました。
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お電話だったので顔が見えず、漠然としたモヤモヤ感が晴れたかどうかはわかりませんが、こうした漠然としたお悩みを抱える方々への支援の必要性を感じた事案でした。