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【新刊紹介】 2024年11月発売の気になる哲学書や本167冊紹介!!

2024年11月に発売される書籍で
読む予定のものを集めた。

下記の目次の中で気になる本を
見つける参考にして下さい。

2024年4月2024年5月2024年6月
2024年7月2024年8月2024年9月
2024年10月

「発売日、当日の書籍情報教えてほしい」
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哲学広場 -AGORA-


沢山紹介されてるので
目次から気になるものを探すことをお勧めします!

11月の本を一気に紹介します!!


※こちらのカテゴリ分けはAmazonの分け方になります
※★は読了済みのものです


人文 48冊

プルードン (文庫クセジュ) 新書 – 2024/11/1

エドゥアール・ジュールダン (著), 伊多波 宗周 (翻訳)

プルードン思想の全貌を明らかにする

「所有とは何か。それは盗みである!」「神、それは悪である」。ピエール=ジョゼフ・プルードンといえば、これらの挑発的な警句がよく知られている。彼の分析は、ときに難解で論理が見えにくくなることもあったが、労働者運動をはじめ、さまざまな社会運動・社会構想に多大な影響を与えてきた。マルクスから最初の「科学的」社会主義者と称され、また自らを「アナーキスト」と称する、革新的な思想家であったプルードン。本書は、彼の主著のみならず、多作だったそのテクストをふんだんに盛り込み、しかも、社会思想家としての側面だけでなく、哲学者としての側面にも踏み込んで、思想の全体像を明らかにする。


編集宣言—エディトリアル・マニフェスト 単行本 – 2024/11/1

松岡 正剛 (著)

編集とは世界と向き合うことである。そこには方法の発見があり、関係の発見がある——。2024年8月に逝去した工作舎初代編集長 松岡正剛が、『遊』時代に綴った編集エッセイを緊急追悼出版。


百人一首の言語学 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/6

牧 秀樹 (著)

めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に(紫式部) あれから、1000年。いかがお過ごしですか。本書は、『百人一首』を基に、古代日本語の性質を解明していきます。日本語の特質や起源に、自分なりの答えが出せるかもしれません。キーワードは、「一致」。人称、活用、係り結び、移動。韓国語、シンハラ語、タミル語、トルコ語、ビジ語、モンゴル語も顔を出します。競技かるたの練習にも。著者の音声は、HPよりダウンロード。


恐怖と自由――ジュディス・シュクラーのリベラリズム論と21世紀の民主制 単行本 – 2024/11/6

ヤン=ヴェルナー・ミュラー (原著), 古川高子 (翻訳)

これほど多くの人がリベラルを攻撃したがるのはなぜだろう。その攻撃に正当性はあるのだろうか。リベラリズムを打ちのめして生まれる非リベラルな社会は、リベラルな民主制社会より良くなるのだろうか。それは誰にとって、どう良くなるのだろう。執拗な攻撃を受けてリベラルは自己批判を始めたが、それが実を結んでいないのはなぜだろう。――こうした問いにどう答えるかは、リベラリズムをどうとらえるかによる。そこで本書が指針にするのはジュディス・シュクラーである。
シュクラーは20世紀の最も重要な政治思想家のひとりであり、本書はその著名な論文「恐怖のリベラリズム」に依拠している。これは、身体的・精神的な残虐さの恐怖に人びとをさらす権力を注視し、そうした恐怖の低減をリベラリズムの礎に置く思想である。一見とても平凡に見えるこの思想がリベラリズムの真価をよく示しているということを、本書は21世紀の今の状況に即してリアルに語っている。「リベラリズムは時代遅れなのか。廃れるべきは、偽りの方程式、偽りの対立、さらに誤った一般化を扱うリベラリズムについての議論である」。巻末には「恐怖のリベラリズム」の全訳を併録した。


カントの批判における哲学と道徳 (シリーズ・古典転生) 単行本 – 2024/11/6

ゲルハルト・クリューガー (著), 宮村悠介 (著)

歴史的存在である人間に哲学はいかにして可能か――ハイデガーの直弟子にして、レーヴィットやガダマーの盟友でもあったクリューガーの主著(1931年)。カントの論理学と人間学の議論を踏まえつつ、定言命法と理性批判を、背後にある倫理神学の観点から分析する。ハイデガーの課題を別のしかたで追究した本書は、「もうひとつの『カントと形而上学の問題』」と呼ばれるにあたいする。付録として、関連論考二篇を収録。シリーズ・古典転生、第31回配本(本巻30巻)。


生を取り戻す: 生きえない生をめぐる精神分析体験 単行本 – 2024/11/7

トーマス・H・オグデン (著), 上田 勝久 (翻訳)

オグデンの臨床プロセスを追うことで、自身が精神分析家としてどのような存在になったのかを、なりつつあるのかを、可能な限り明らかにしていく。精神分析家とは、さまざまな側面から機能する方法を考察したとしても、その全体性をもってまとめられるわけではない。本書では、ウィニコットとビオンの研究を下敷きとして、オグデンの豊富な臨床例における分析的な営みを、ときに促進し、ときに阻害する、さまざまなタイプの思考のありようについて描き出していく。オグデンは、真実と心的変化の相互作用の多様な形態について、体験の真実と向き合おうとする意識的・無意識的な試みがもたらす変形作用、また、精神分析家が患者のこころの進展のみならず、自分自身の進展をも理解していくそのありかたを取り扱っている。本書によってオグデンが患者について理解するのではなく、患者と共に理解していくように、オグデンと共に生きる体験を得ることができるだろう。


西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか 単行本 – 2024/11/8

エマニュエル・トッド (著), 大野 舞 (翻訳)

ロシアの計算によれば、そう遠くないある日、ウクライナ軍はキエフ政権とともに崩壊する。

戦争は〝世界のリアル〟を暴く試金石で、すでに数々の「真実」を明らかにしている。勝利は確実でも五年以内に決着を迫られるロシア、戦争自体が存在理由となったウクライナ、反露感情と独経済に支配される東欧と例外のハンガリー、対米自立を失った欧州、国家崩壊の先頭を行く英国、フェミニズムが好戦主義を生んだ北欧、知性もモラルも欠いた学歴だけのギャングが外交・軍事を司り、モノでなくドルだけを生産する米国、ロシアの勝利を望む「その他の世界」……「いま何が起きているのか」、この一冊でわかる!


狂気の歴史: 古代から今日まで 単行本 – 2024/11/8

Claude Quétel (原著), 髙内茂 (翻訳)

狂気はどう捉えられ、狂人はどう扱われてきたか?
西欧社会での狂気と狂人の痕跡を、膨大な文献から詳細に検証。古典主義時代の「権力」が狂気を生み出したとする、ミシェル・フーコーの著名な同タイトル著作へ異を唱え問題を提起。

古代ヒポクラテスから中世、ルネサンス期、古典主義時代を経て精神医学の創出(ピネル、エスキロール…)、アリエネのアジル、第一次世界大戦での戦争精神病、ヒトラーT4計画と第二次世界大戦下での患者の運命、生物学的治療革命、精神分析学の導入、反精神医学、DSMによる現状までを辿る。


魂の教育 よい本は時を超えて人を動かす 単行本 – 2024/11/8

森本 あんり (著)

よい読書体験はよい人間形成につながると信じる。真っ暗な地下鉄の線路を歩いた昔日の彷徨から、自らの実存の問いと対峙した神学遍歴、半世紀後に届いた「魂の教育」を願う母の祈りまで――。ルネサンス期の幅広い人文主義的な教養主義の理想「ボナエ・リテラエ」を冠する『世界』連載で紡がれた、ある救済の物語。


言葉を復元する ――比較言語学の世界 (ちくま学芸文庫ヨ-20-1) 文庫 – 2024/11/9

吉田 和彦 (著)

言語はいかにして生まれ、変化するのか。そのメカニズムを解明するのが比較言語学という学問だ。現存する言語や死語となった言語を突き合わせることで記録以前の言語を再建し、各言語を歴史的に位置づけていくその試みは、ソシュールをはじめとする多くの学者たちを魅了してきた。本書では、ヒッタイト語などの印欧アナトリア諸語のみならず、ギリシア語、ラテン語、古教会スラブ語、古期アイルランド語、ゲルマン語、サンスクリット語など、多数のインド・ヨーロッパ語に通じた世界的な比較言語学者が、その本質や具体的アプローチを丁寧に掘り下げて紹介する。第一人者による最良の入門書。


野生のうたが聞こえる (ちくま学芸文庫レ-9-1) 文庫 – 2024/11/9

アルド・レオポルド (著), 新島 義昭 (翻訳)

生態学に基づく瑞々しい自然描写で人々を魅了した環境運動のバイブルであり、「土地倫理」を提唱した環境倫理学の古典。解説 三嶋輝夫・太田和彦


同時代思想との対峙 (現代カント研究 16) 単行本 – 2024/11/10

カント研究会 (編集), 増山 浩人 (編集)

カントが実際に対峙した同時代ドイツの哲学・思想との比較研究を通じて、カント哲学の哲学史上の位置づけや独自性を解明した五編の論考の他、著者の応答付き書評二編、研究動向、カント生誕三〇〇年記念企画、文献目録抄を収録。


フロイト全集 第20-21巻 1929-32年: ある錯覚の未来 文化の中の居心地悪さ (岩波オンデマンドブックス) 単行本 – 2024/11/11

高田 珠樹 (編集)

宗教という制度に対し科学の力を高らかに謳いあげた『ある錯覚の未来』、文化の成立をエロースと死の欲動から繙く『文化の中の居心地悪さ』など二六篇を収録。社会・文化の本質、そして人類の行く末を考察する。

加速するファシズムのもと、フロイトの思考はエスの抑止へと向かう。『精神分析入門講義』の更新を目論む『続・精神分析入門講義』、分析治療の困難さと限界を描いた「終わりのある分析と終わりのない分析」など一三篇。


リアル・メイキング:いかにして「神」は現実となるのか 単行本 – 2024/11/12

ターニャ・M・ラーマン (著), 柳澤田実 (翻訳)

神など信仰の対象になる、目に見えない存在は、信者にとっていかにして「リアル」になるのか。そのメカニズムを福音派をはじめとする宗派へのフィールドワークをもとに文化人類学的に考察する。


ジェンダーと平等 (シリーズ・現代社会学の継承と発展) 単行本 – 2024/11/12

金子 勇 (編集), 吉原直樹 (編集)

ジェンダーの概念は我々の社会の見方を大きく変えてきた。今後、この概念は社会学をどのように変え、社会的・経済的な不平等の是正に対してどのような力を持ちうるのか。本書では最前線で活躍する社会学者たちが、社会問題や社会運動等の現実社会の動きや、他の学術領域の研究にも言及しつつ、社会理論や労働、移民やセクシュアリティの各分野でその変革の経路を辿りなおすとともに、今後の展望を描き出していく。


精神分析の技法と実践 単行本 – 2024/11/13

ラルフ・R・グリーンソン (著), 松木 邦裕 (著)

精神分析家同士が技法について語るとき,そこには曖昧さや逸脱が紛れ込んでしまう可能性が常にある。この歴史的名著では,オーソドックスな精神分析実践の方法について解説が試みられており,著者は理論のみならず,分析家が日々どのように実践しているのかを徹底的に明らかにすることに心を砕いている。


『孫子』の読書史 「解答のない兵法」の魅力 (講談社学術文庫) 文庫 – 2024/11/14

平田 昌司 (著)

華々しい戦史も、将軍たちの勇壮な逸話も、ましてや必勝の極意もない小さな兵法書は、なぜ2400年にわたる世界史的ベストセラーになりえたのか?曹操、蒋介石、毛沢東、山鹿素行、吉田松陰、旧陸海軍、公安警察、労働組合、電通、そしてイギリス軍やアメリカ軍へと読み継がれてきた歴史を辿りつつ、形篇や勢篇、行軍篇など実際のテキストを吟味し、その「魅力」の源泉に迫る!


黒人理性批判 (講談社選書メチエ) 単行本 – 2024/11/14

アシル・ムベンベ (著), 宇野 邦一 (翻訳)

「黒人」の歴史は奴隷制や植民地の過去と切り離すことができない。1957年にカメルーンに生まれ、フランスやアメリカで学んだアシル・ムベンベ(Achille Mbembe)は、主著となる本書(2013年)を「世界が黒人になること」と題された「序」から始めた。それは、奴隷制や植民地が特定の人種に限られたものではないこと、そしてすでに過去のものとなった事態ではないことを冒頭で宣言することを意味している。新たな奴隷制や植民地、そして人種差別は形を変えて席捲しうるし、現にしている。それを可能にする構造が今の世界にはある、ということにほかならない。

だからこそ、不幸や苦痛、弾圧や収奪の歴史だった「黒人」の歴史を知り、共有しなければならない。そのとき「黒人」には新たな意味が与えられる。著者は言う。「途上にある者、旅に出ようとしている者、断絶と異質性を経験する者の形象として、「黒人」を新たに想像しなければならない。しかし、この行路と大移動の経験が意味をもつためには、アフリカに本質的な役割を与えなければならない。この経験は私たちをアフリカに回帰させ、または少なくともアフリカというこの世界の分身を通じて方向転換しなければならない」。

アフリカから到来する何か、「黒人」から到来する何かにこそ、悲惨にあふれ、いや増すことを予感するしかない現在の世界を普遍的に、そして原理的に転換する可能性はある。歴史的事実を踏まえつつその意味を明らかにした本書は、エドゥアール・グリッサンの言葉を借りるなら〈全-世界〉に向けられる希望の書である。


心の哲学史 単行本 – 2024/11/14

村田 純一 (編集), 渡辺 恒夫 (編集)

心についての問題意識はプラトン・アリストテレスなどの古代哲学から連綿と続いているが、一般向け書籍で述べられる心理学史では、近代に始まる「科学的心理学」から述べられることが多い。たとえば「19世紀後半に科学としての心理学が内観から始まり、20世紀になると、それを否定したワトソンの行動主義が隆盛をきわめ、やがて認知革命に至った」と。しかしそれは心理学史の或る一面の流れであって、哲学と心理学が分岐する前の19世紀後半を凝視するならば、それとは異なり現代まで展開していくもう一つの心理学史が見えてくる。
本書では、1874年という年に刊行された二つの書物『経験的立場からの心理学』(ブレンターノ)と『生理学的心理学綱要』(ヴント)を起点とし、新しい心の科学と哲学の始まりと見なした。それに対して、ブレンターノから哲学を学んだフッサールは、心の哲学としての心理学として独自の現象学を展開し、志向性・身体性・世界内存在など、心のあり方を解明する上で重要な役割を果たす諸概念を開発した。実際現在では、それらの諸概念は、新たに展開し始めた、認知科学や神経科学の知見を理解するうえでも重要な役割を演じるようになっている。本書では、このような心理学と心の哲学のいわば隠れた歴史の流れを、内観、発達心理学、脳科学、方法論論争など多様な側面から明らかにすることによって、心の哲学の歴史を展望する。


〈在日〉という根拠 増補新版 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/15

竹田青嗣 (著)

『「在日」という問題の中には、日本の文学や思想が抱えているすべての問題がやはりそのまま含まれている。』

『かつて、在日朝鮮人にとっては、祖国の言葉や文化を学び、本名を名乗り、奪われている民族的主体性を“回復”することこそ唯一無二の最大の課題だと見なされていた。ところが、わたしにはどうしても民族意識や民族主義というものがフィットせず、自分のアイデンティティを定めかねて苦しんでいた。』

『それ(金鶴泳の「在日」)は、被差別集団のアイデンティティを尊重したり、共同体相互のアイデンティティを認め合うといった現代的な理念に通じているのではない。また一切のアイデンティティを嫌悪するという新しい「物語」にも寄り添わない。それはただ、どんなアイデンティティ(物語)からも“見放され”てしまう不遇な生の喩としてだけ受け取ることができる。このことに対する感度を欠けば、わたしたちは人間の生の条件に対する重要な想像力を枯渇させることになるだろう。』


[新書版 ] 生きる意味 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/15

アルフレッド・アドラー (著)

できない。無理。あなたがいつも孤独や疎外感を感じて、自分に自信が持てないのは、心のフレームが曇っているから。間違った思い込みや決めつけ、悪循環を断ち切り、「生きる意味」を見つける。

アドラー自身の原著であり代表作が初新書化!人はなぜ生きるのか?もういちど生きる勇気をとり戻すための本。


マルクス主義の主要潮流 その生成・発展・崩壊 大型本 – 2024/11/15

レシェク・コワコフスキ (著), 神山 正弘 (翻訳)

本書は、マルクス主義の歴史であるが、マルクス主義と他の思想との交渉・衝突の歴史であり、その意味でここ二世紀余の人文思想の概括である。そういうものとして、コワコフスキはこの思想の歴史を解説した。その気概を軽く受け止めてはなるまい。――訳者


「自由な国家」の卓越性 単行本 – 2024/11/15

マーチャモント・ニーダム (著), 大澤 麦 (翻訳)

ピューリタン革命で共和制に移行するなか、ジャーナリストのニーダムは政治が腐敗するメカニズムなど、共和主義の本質を明快に語る。


死と向き合う心理臨床 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/18

祖父江 典人 (編集)

相談者やその家族の死に直面したとき、支援者は何を思うだろうか。様々な現場での受けとめと、死を捉える専門知を紹介する。


動物の〈いのち〉と人間の尊厳 単行本 – 2024/11/18

河野勝彦 (著)

尊厳ある存在である人間に比して、なぜ動物は無権利状態に置かれているのか。危機にさらされる「人間の尊厳」と動物の〈いのち〉を守るために、デカルトからデリダにいたる哲学者の人間観・動物観を俯瞰し考える。


近代日本思想史大概 単行本 – 2024/11/18

飯田 泰三 (著)

思想史とはすなわち時代精神の推移を見渡す仕事である。明治維新から自由民権運動、大正デモクラシー、戦争とファシズムの時代を経て戦後民主主義へ、福澤諭吉、中江兆民、高山樗牛、吉野作造らの著述を丹念に読み直し、近代化に向かう国家と思想の大きなうねりを捉えたかわさき市民アカデミーでの名講義を再現。丸山眞男の方法論を継承しつつ独自の社会・文明批評観をもって編み直す日本思想史。


政治的神学──主権論四章 (岩波文庫 白30-3) 文庫 – 2024/11/19

カール・シュミット (著), 権左 武志 (翻訳)

「主権者とは、例外状態に対して決定する者である」。「近代国家論の主要な概念はすべて神学的概念を世俗化したものである」。こうしたテーゼで知られる本書は、例外状態や決断主義、世俗化など、シュミットの主要な政治思想が初めて提示された初期の代表作である。一九二二年の初版と三四年の第二版の異同を示し、詳細な解説を付す。


井筒俊彦 東洋哲学の深層構造 単行本 – 2024/11/19

澤井義次 (著)

井筒俊彦の生涯と哲学研究をひもとき、インド哲学やルードルフ・オットーの思想からの影響などを明らかにすることで、「東洋的現象学」とも呼ぶべき井筒「東洋哲学」の根源的特徴を描き出す。思想円熟期の井筒と親交を深めた著者による井筒研究の集大成。


ひとごと: クリティカル・エッセイズ 単行本 – 2024/11/19

福尾 匠 (著)

著者のデビュー以来の批評=エッセイを一挙収録する本書には、批評=エッセイの実践がひとつの哲学に結実する軌跡が刻まれている。


アウシュヴィッツ以後、正義とは誤謬である: アーレント判断論の社会学的省察 単行本 – 2024/11/19

橋本 摂子 (著)

私たちは何に依って善と悪を判断することができるのか。神や道徳や一般意志を拒み、ひとり〈正しさ〉を自由の可能性へと開いたハンナ・アーレント。社会学的想像力との共鳴のなかで、世界的な戦火の時代に、あらためてその強靭な思考の核心をつかみだす。


西田哲学の仏教と科学: 「場所的論理の立場から、科学を考へ直す」 単行本 – 2024/11/20

坂本 慎一 (著)

京都学派が触れてこなかった西田幾多郎と近代真言教学と和算、科学の影響を初めて解明。場所の論理は曼荼羅の影響を受けて生まれたことや、問題を立てて解いていくスタイルが和算から導かれることなど、今後の西田哲学研究を大きくかえる画期的論考。


脳の本質-いかにしてヒトは知性を獲得するか (中公新書, 2833) 新書 – 2024/11/20

乾 敏郎 (著), 門脇 加江子 (著)

なぜ細胞の集合体である脳から自我が生まれ、感情が湧くのか。どうして相手の心がわかるのか。脳はいかに言語を操るのか。そもそもなぜ生命を維持できるのか。鍵は、脳がする「予測」と予測誤差の修正だ。本書では、知覚、感情、運動から、言語、記憶、モチベーションと意思決定まで、脳が発達する原理をひもとく。子どもの学習や障害、意識の構造も一望。人類に残された謎である、高度な知性を獲得するしくみを解き明かす。


大学改革―自律するドイツ、つまずく日本 (中公新書, 2832) 新書 – 2024/11/20

竹中 亨 (著)

2004年の法人化により、日本の国立大学は自律と教育・研究の活性化を求められた。だが、目標を達成したとは言い難い。それは国からの交付金の先細りが原因なのだろうか。同時期に同様の改革を進めたドイツの国立大学は厳しい予算下、複数校が競争しながら世界大学ランキングの上位を占める。学長のリーダーシップなど、日本で礼賛される英米モデルを見つめ直し、日独の結果を分けた大学統治のあり方を検証する。


老いについて――反乱と諦念 単行本 – 2024/11/20

ジャン・アメリー (原著), 初見基 (翻訳)

『罪と罰の彼岸』で知られ、ホロコースト体験者、レジスタンスで捕まった後さまざまな拷問も経験した著者が50代半ばに、本書は書かれた。時間の観念や他者の視線、社会とのかかわり方の変化、孤独感、死に向かうプロセスのようなものが、プルーストはじめ数々の文学作品ともども描かれる。多くの「老い」の本とは一線を画した思索的・哲学的エッセイ。本書執筆から10年後に著者は自死した。


分析形而上学の最前線: 人、運命、死、真理 単行本 – 2024/11/20

森田 邦久 (編集), 柏端 達也 (編集)

人はどのような存在か、運命は決定しているのか、死はいつ悪なのか、真理を決めるものは何か。誰もが関心を持つ四つのテーマについて、相異なる立場の研究者が立論し、お互いの論文にコメント、さらに再反論するという新しい形式のエキサンティングな論文集。


MORAL 善悪と道徳の人類史 単行本 – 2024/11/22

ハンノ・ザウアー (著), 長谷川 圭 (翻訳)

人間は、どのようにしてモラルを持つようになったのだろう? 助け合うよう生まれついているはずなのに、今や普遍的なモラルなど失われたかのようだ。だが、人類が共有するモラルは存在する。モラルの起源が理解できれば、モラルの未来も見えてくる。生物学的、文化的に社会が進化していく過程でモラルはどのように形成されたのか――哲学の専門知識とさまざまな研究データをもとに解明。現在の私たちのあり方を決定づけた進化の歴史が明らかになる。

狩猟時代から現代に至るまで、人間のモラルの基本は「個人の利益<共同体の利益」である。脆弱なホモサピエンスが生き延びるには、それは最良の手段だったからだ。5万年の歴史を通して、社会的構造の変化とその後の経済発展により、モラルはさまざまな変容を遂げてきたが、基本は今なお変わらない。人間の善と悪はどのようにつくられてきたか? 歴史の流れを軸に、哲学、経済、生物学的な分析をもとに「モラルの変遷」を説明。


カリブ海序説 単行本 – 2024/11/25

エドゥアール・グリッサン (著), & 3 その他

クレオール思想を代表する思想家、文学者エドゥアール・グリッサンのエッセンスを伝える主著、完訳。 カリブ海のフランス海外県・マルチニックにあって、その歴史・社会構造・言語・人々の心性のありようを、アンティル(カリブ海諸国)、とくにマルチニックに関わる厖大な言説を収集・分析しつつ明らかにし、フランスへの依存を逃れ、主体的な民衆による自立を訴求する。全篇を覆う危機意識、はるかに展望される独立への眼差し。世界各地で民衆の抵抗が無化されつつある現在をも問いに付す、時代を超えたアクチュアリティを具えた大著であり、多様なジャンルで著述活動を行なってきたグリッサンの結節点をなす、最大にして最重要作。


女の子のための西洋哲学入門 思考する人生へ 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/26

あなたは、哲学の歴史のなかで、女性の哲学者の名前を10人挙げられますか? 3人ならどうでしょう? ほとんどの人にとって、それはむずかしいことなのではないでしょうか。女性は長い間、哲学の分野で疎外されてきました。なぜなら、彼女たちの貢献は歴史的に男性たちの業績として扱われたり、あたかも貢献など存在しないかのように葬り去られたりしてきたからです。

本書は、女性哲学者たちが「自分が18歳から20歳くらいだった頃を振り返り、自分自身の疑問を見つけ、知的に成長しつつあるその時期に、どんな本があったらよかったか、そしてその本にどんな章があったらよかったか」というテーマで執筆した、新しい「哲学への扉」とでもいうべき本です。女の子や若い女性を哲学的な思考へと招き入れ、哲学的に物事を考えてみるよう勇気づけるものです。哲学に触れ始めたばかりのひとにもおすすめできるこの本は、哲学的な問いとは何か、そしてそれが女の子や女性の生活や人生にどのように当てはまるのか、幅広い視点と思考を広げていくヒントを提供します。いままさに女の子であるあなた、あの頃女の子だったあなた、これから女の子になっていくあなた、女の子と見なされたことのあるあなた、女の子のことをもっと理解したいあなたへ──すべてのひとを歓迎する、私たちのための哲学への招待です。


継続する植民地主義の思想史 単行本 – 2024/11/26 

中野敏男 (著)

過去の歴史を引き受け、未来の歴史をつくりだすために「戦後八〇年」を迎える現在、いまもなお植民地主義は継続している――。近代から戦前―戦後を結ぶ独自の思想史を描き、暴力の歴史を掘り起こす。日本と東アジアの現在地を問う著者の集大成。


愛する言葉 新装版 ハードカバー – 2024/11/26

岡本太郎 (著), 岡本敏子 (著), 平野暁臣 (監修)

支えあう。向き合う。溶け合う。
タローさんととし子さんの透明な愛に、
今の私は、ただただ
憧れるばかりです。 ――宮沢りえ

天才芸術家、岡本太郎と
そのパートナー岡本敏子。
二人が遺した、激しく熱く純粋な、
男が男のまま、女が女のまま、
愛するためのメッセージ。


強く生きる言葉 新装版 ハードカバー – 2024/11/26

岡本太郎 (著), 岡本敏子 (監修)

もっと元気に、もっと優しくなれる、
岡本太郎からの「永遠のメッセージ」
岡本太郎のことばは、強烈な強さと優しさで、読む人に“生きる力”と“夢をかなえる勇気”をくれる。 そんな岡本太郎の「選び抜かれた言葉」をこの一冊に。


壁を破る言葉 新装版 ハードカバー – 2024/11/26

岡本太郎 (著), 岡本敏子 (監修)

限界は、考えない。人間は、はじめから限界のふちに立たされているんだから。出口を探している、すべての人へ。

なぜ創るのか。なぜ、生きるのか。
岡本太郎から強烈な一撃!


動物のもつ倫理的な重み: 最小主義から考える動物倫理 単行本 – 2024/11/26

久保田 さゆり (著)

動物のもつ倫理的な重みとは。特定の倫理理論の応用ではなく、「最小主義」アプローチによる動物倫理の考え方を提示する。功利主義、権利論など特定の倫理理論の応用ではなく、「不必要な危害は加えるべきではない」という一般的な原理から倫理的主張を導くことを目指す「最小主義」アプローチで動物のもつ倫理的な重みに迫る。動物の苦痛や喜びなど、実感を得やすい要素から議論を展開、動物倫理の考え方を多くの人に理解しやすい形で提示する。


レヴィナス 顔の向こうに 単行本 – 2024/11/26

渡名喜庸哲 (著)

レヴィナス思想のまだ見ぬ広がりを照らし出す―いまでも哲学の枠を超えて、さまざまな分野にインスピレーションを与えつづけている哲学者、エマニュエル・レヴィナス。しばしば「顔の倫理」というスローガンにその思想が集約されるけれども、それが実際のところ何を言おうとするものだったのかを問いなおし、それに回収されない思想の広がりに目を向けると、いまだ見ぬ読み替えの新たな方向が浮かび上がってくる。そこにあるのは、食、老い、ロボット、動物、福祉など、人間と人間ならざるものの境界がゆらぐ場面と響きあう、特異なかたちのヒューマニズムだ。レヴィナスとともに、レヴィナスを超えて等身大の人間について考える、哲学することの楽しみにひらかれた一冊。


批評の歩き方 単行本 – 2024/11/28

赤井 浩太 (編集), 松田 樹 (編集)

知の冒険マップ―ここは砂漠か新天地か。noteの人気連載「批評の座標」、ついに書籍化。各論考を加筆修正し、クエストマップ、座談会、ブックリストを増補。さまざまな知の旅路を収録した「批評ガイド」の決定版。新たな冒険者をもとめて!


批判的思考と教育―還元主義学力論批判 単行本 – 2024/11/29

ジョン・E・マクペック (著), 渡部竜也 (翻訳)

批判的思考はどのように知識や経験と関係するか?
ある主題/教科を教えることに伴う批判的思考がもたらす多様性を、その意味、論理学的・認識論的な問題、概念の定義、論証との関係、評価といった視点から解き明かす。教育の必要条件とされる批判的思考の技能や性質を検討し、学力や能力のありようを重層的に探る。カナダの教育哲学者・教育心理学者による主著を全訳。


仏教は科学なのか 私が仏教徒ではない理由 単行本 – 2024/11/29

エヴァン・トンプソン (著), 藤田 一照 (監修)

意識の哲学、認知科学の哲学を牽引する哲学者エヴァン・トンプソンの待望の初邦訳。本書は、仏教を「心の科学」と考える仏教モダニズムや、マインドフルネス流行に対する挑戦的論考である。仏教のとらえてきた「悟り」や「涅槃」は、脳科学によって解明できるのか。仏教における「無我」や「自我」は、現代哲学の議論とどのように関係するのか。現象学、認知科学、仏教哲学を横断しながら、仏教の教義を再検討し、現代世界の仏教哲学を提案することで東洋と西洋を超える思想を探求する一冊。


文学・文芸 25冊

本を出版したい人が読む本 単行本 – 2024/11/1

吉田司 (著)

私は自分の出版社を作って、自分で書いた本を出版しています。やる気があれば、誰でも、出版社を作って、自分で書いた本を出版できます。こころの中の思いを、自分の本に書いて、出版しましょう。ここには、出版するためのノウハウを書いています。今すぐ、本を出版しましょう。


★はじめての近現代短歌史 単行本 – 2024/11/1

髙良 真実 (著)

短歌史を知ることの何がうれしいのか。短歌史の醍醐味は、過去の短歌の読み方がわかるようになることです。どんな短歌が良いものなのか。それを時代ごとに積み重ねていくと短歌史ができあがります。短歌史とは秀歌の歴史のことです。その時代の色眼鏡をかけてみると、いままでピンとこなかった歌がおもしろく読めるようになるかもしれません。


塚本邦雄歌集 単行本 – 2024/11/5

塚本邦雄 (著), 尾崎まゆみ (編集)

2025年で没後20年
日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも

前衛短歌運動によって新風をもたらし、古典からの流れを辿った博覧強記の知性で、韻律を改革し、独自の比喩を追求した、戦後短歌史を代表する歌人・塚本邦雄。『水葬物語』『日本人靈歌』を完本で収録、塚本邦雄の短歌世界を一望できる1800首。編者による詳細な解説、年譜を付す。


やなせたかし詩集: てのひらを太陽に (河出文庫 や 48-1) 文庫 – 2024/11/6

やなせ たかし (著)

たったひとりで生れきて/たったひとりで死んでいく/人間なんてさみしいね……「てのひらを太陽に」「アンパンマンのマーチ」他、抒情詩人やなせたかしの代表作を収める。解説:小手鞠るい


ドイツ文学と映画 単行本 – 2024/11/6

山本佳樹 (編集), 市川 明 (編集)

ドイツ文学と映画の関係を、アダプテーション研究の視点から深く読み解く一冊。映画監督たちは、文学作品にどのように向き合い、それを映像として表現したのかを検討。『ニーベルンゲン』や『ファウスト』、『ベニスに死す』、『変身』、『ブリキの太鼓』、『愛を読むひと』など、ドイツ語圏の名作を厳選し、その映画化作品を分析します。


俳句以後の世界 (評論集) 単行本 – 2024/11/7

宇井十間 (著)

「俳句」とは偶発的な何かでしかないが、同時に一つのフォルムでもあるだろう。本書はこの偶発性とフォルムをめぐる種々の考察である。端的に言えば、本書はフォルムという可能性とその究極的な不可能性についての著作である。


もの想う時、ものを書く-Amy's essay collection since 2000 (単行本) 単行本 – 2024/11/7

山田 詠美 (著)

もう会えない人の記憶、夫との愛しい日常、そして文学。2000年代に各紙誌で発表されたエッセイ、文庫解説、芥川賞選評を一冊に。作家生活40周年記念のエッセイ集。


象徴のうた (角川新書) 新書 – 2024/11/8

永田 和宏 (著)

「象徴」の在り方を探し続けた31年、思いが歌の中にあふれている日本史上初めて、即位のときから「象徴」であった平成の天皇。

沖縄やペリリュー島など第二次世界大戦の激戦地への慰霊の旅、国内の被災地へ繰り返しの訪問などを通して、象徴のあり方を模索してきたのが平成の天皇だった。当代随一の歌人であり、宮中歌会始の選者を務めるなど両陛下ともゆかりの深い著者が、その御製にあふれる思いと景を読み解く。


新日本古典文学大系 明治編17 政治小説集 二 上-下 (岩波オンデマンドブックス) 単行本 – 2024/11/11

大沼 敏男 (著), 中丸 宣明 (著)

列強の横暴が牙を剥く弱肉強食の勢力図のなか、民族独立の情熱に燃える才子佳人たちの悲憤慷慨は連帯へと向かう。近代日本の緊迫した情勢が生んだ明治小説最大の問題作、東海散士『佳人之奇遇』全一六巻を収録。


福田恆存の手紙 単行本 – 2024/11/11

福田 逸 (著)

吉田健一・大岡昇平・Dキーンら文学者に、芥川比呂志・杉村春子ら演劇人に、教え子や友人に宛てた約100通の手紙を初公開。戦後日本の知識人を代表する文学者の生々しい息づかいを伝える貴重な手紙を、恆存の次男で演出家・翻訳家でもある福田逸が詳細に解説する。


城 (光文社古典新訳文庫) 文庫 – 2024/11/12

カフカ (著), 丘沢静也 (翻訳)

ある冬の夜ふけ、測量士Kは深い雪のなかに横たわる村に到着する。城から依頼された仕事だったが、城に近づこうにもいっこうにたどり着けず、役所の対応に振りまわされてしまう……。絶望せず、へこたれない測量士Kの奇妙な、喜劇的ともいえる日常のリアルを描いたカフカ最後の未完の長編。最新の史的批判版にもとづく解像度の高い決定訳で贈るカフカの最高傑作。


日本近現代文学史への招待 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/13

山﨑義光 (編集), 尾崎名津子 (編集)

19世紀後半から21世紀の現在にいたる日本の近現代文学を8つの時代に区分しテーマを立てて読解しながら紹介する。これから近現代文学の作品を読んでみたい人向けの入門書で、読解の例、文学をめぐる文化史として読める。本書の読者が、自分で作品を手にとって読んでみたくなることがねらい。


荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方 (集英社新書) 新書 – 2024/11/15

荒木 飛呂彦 (著)

世界の16の国と地域で翻訳刊行されるなど、いまや古典となった『荒木飛呂彦の漫画術』(集英社新書)から10年。だが、ある時、『漫画術』を読んで漫画家になった人もいるとしたら、「もうちょっと深い話も伝えておかなければならないのではないか」と、荒木は考えた。『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズをはじめとした荒木作品に登場する名悪役たちの魅力とリアリティはどのように生まれるのか?漫画の王道を歩み続けるために必要なことは?いまだ語られなかった、漫画家・荒木飛呂彦の「企業秘密」を掘り下げた、新・漫画術。


現代短歌パスポート4 背を向けて歯軋り号 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/18

岡本真帆 (著), くどうれいん (著), 瀬戸夏子 (著), 永井祐 (著), 野村日魚子 (著)

【収録作品】
岡本真帆「夏の骨 風の高台」
永井祐「ピクチャーディス」
瀬戸夏子「わたしに黙って死体を隠して」
鈴木ちはね「AEON FOOD STYLE by daiei」
野村日魚子「医学」
阿波野巧也「祭りのあと」
鳥さんの瞼「変形」
染野太朗「ろくでもない」
手塚美楽「あなたがわたしにできることはなにもない」
くどうれいん「龍」


放課後によむ詩集 単行本 – 2024/11/19

小池 昌代 (編集)

■古今東西から31 の詩を精選して掲載

「孤独をみがく」をコンセプトに、古今東西から詩を集めました。
中原中也「サーカス」、新川和江「わたしを束ねないで」から、
三角みづ紀、岡本啓、青柳菜摘、高安海翔といった、
気鋭の詩人による現代詩、海外詩まで、幅広く掲載しています。


鮎川信夫と戦後詩―「非論理」の美学 (鹿ヶ谷叢書, 006) 単行本 – 2024/11/19

宮崎真素美 (著)

「論理の人」鮎川信夫のもう一つの側面。「一つの中心」と「非論理」をキーワードに迫る、鮎川信夫と「荒地」が戦後詩の軌跡に与えた大きな余波。


水道水の味を説明する 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/20

鈴木ジェロニモ (著)

“水道水の味”や“1円玉の重さ”など、一見無機的なものを、自身の独特の視点をかたどった言葉で表現したYouTube動画「説明」が各所から注目を浴びている。歌人としても活躍し、『BRUTUS』での又吉直樹との対談、文藝春秋オンラインでの穂村弘との対談など、いま次世代の表現者として大きな注目を集めているピン芸人・鈴木ジェロニモの初めての本です。


カフカ俳句 (単行本) 単行本 – 2024/11/20

フランツ・カフカ (著), 頭木 弘樹 (編集, 翻訳)

カフカの短い言葉は俳句のよう――「鳥籠が鳥を探しにいった」「体の真ん中に毛糸玉がある感じ」等、20世紀の文豪がのこした断片80首を、自由律俳句のように味わう鮮烈なカフカ入門。カフカの短い断片を新たに訳し下ろし、小宇宙のような深みを楽しめる解説つき。


フランツ・カフカ 創作と流れ、〈あなた〉との出会い 単行本 – 2024/11/22

三根靖久 (著)

テクストの流れの形象が担う意義とは? 著作を通じて世に問いかけたものとは? 書き手としての喜びと苦悩、作家としての意志を探る。


絵本 運命を考える ハードカバー – 2024/11/22

ぬまかおる (著)

突然やってくる大事な人との別れ。
でもね、またいつかどこかで会えるかもしれないよ。

仕事で疲れ果てたある日、気持ちよさそうに眠る本屋の主人に出会ったピア。彼と一緒に眠ることで、次第に安らぎを取り戻していきます。本屋の主人は、読むと眠くなる本を書いており、そのおかげでピアも再び眠れるようになったのです。感謝の気持ちを込めて、ピアは本屋の主人に寝ながら移動できる乗り物を作って贈りますが、悲しいことにその乗り物で事故が起き、彼はいなくなってしまいます。再び眠れなくなったピアは、彼に再会するために乗り物を修理し、彼のもとへ行こうと決意。


漢詩の美しい言葉 季節 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/25

鷲野 正明 (著)

思わず声に出して読みたくなる、美しい漢詩の言葉

近年、漢詩漢文にはあまり触れる機会がなくなりました。漢詩漢文は、中国の古典を日本式に読む訓読によって読むことで、中国の古典が日本の古典になり、さらに熟語などになっています。私たちは知らないうちに漢詩の言葉を日常的に使っているのです。70歳を「古稀(こき)」というのは、杜甫の「人生七十古来稀なり」という詩が出典です。野球の「敬遠」も『論語』の「鬼神は之を敬して遠ざく」からきています。漢字の熟語、四字熟語のほとんどは漢詩漢文が出典と思ってよいでしょう。愛誦される漢詩も多く、「春眠暁を覚えず」のようについ口ずさんでしまうものもあります。


ぼくの文章読本 単行本 – 2024/11/27

荒川 洋治 (著)

読むこと、書くことを通して、ことばを見つめ、ひろい場所で呼吸を続ける現代詩作家によるエッセイ選集。心のすがたに触れる55篇。


ベージュ 文庫 – 2024/11/28

谷川 俊太郎 (著)

https://www.amazon.co.jp/dp/4101266271#customerReviews

弱冠18歳で詩人は産声を上げた。以来70余年、谷川俊太郎は私たちと共に在り続ける。19歳から88歳までの作品を収録した、記念碑的詩集。

虚空に詩を捧げる/形ないものにひそむ/原初よりの力を信じて(「詩の捧げ物」)。弱冠18歳でのデビューから70余年。谷川俊太郎の詩は、私たちの傍らで歌い、囁き、描き、そしてただ在り続けた。第一詩集『二十億光年の孤独』以来、第一線で活躍する谷川がくりかえし言葉にしてきた、誕生と死。若さと老い。忘却の快感。そして、この世界の手触り。長い道のりを経て結実した、珠玉の31篇を収録。


4 3 2 1 単行本 – 2024/11/28

ポール・オースター (著), 柴田 元幸 (翻訳)

少年は何度も何度も成長し、愛しい人々と青春を駆け抜ける。

1947年、ユダヤ系の家庭に生まれたアーチボルド・ファーガソンの、驚くべき仕掛けに満ちた成長物語。ドジャースLA移転、ケネディ暗殺、ベトナム反戦運動。50~70年代のアメリカを生きる若者の姿を、緻密で独創的な四重奏で描く。「この本を書くために一生待ち続けていたような気がする」というポール・オースターの、作家人生の総決算となる大長篇。


古今和歌集の遺響: 村上朝前後の歌合表現論 (早稲田大学エウプラクシス叢書, 47) 単行本 – 2024/11/29

田原加奈子 (著)

歌合は和歌行事として平安時代の貴族社会で始まり、遊戯的要素が強かったものが様式の変化に伴い、次第に文芸性が高まっていった。新たな展開を見せたのは『古今和歌集』の成立後ほどない村上朝期(946~967年)。この勅撰和歌集の残像のなか、歌合の表現は醸成されていった。これらの発展には何が寄与したのか。女集団たる後宮と、男集団たる内裏・臣下の歌合の様相にこそ鍵がある。村上朝前後で和歌表現はどのように展開していくのか。それぞれの歌合の性質に寄り添い、歌合史の視点から文学的な躍動の始まりを村上朝期に見出す新たな表現論。歌合は和歌行事として平安時代の貴族社会で始まり、遊戯的要素が強かったものが様式の変化に伴い、次第に文芸性が高まっていった。新たな展開を見せたのは『古今和歌集』の成立後ほどない村上朝期(946~967年)。この勅撰和歌集の残像のなか、歌合の表現は醸成されていった。これらの発展には何が寄与したのか。女集団たる後宮と、男集団たる内裏・臣下の歌合の様相にこそ鍵がある。村上朝前後で和歌表現はどのように展開していくのか。それぞれの歌合の性質に寄り添い、歌合史の視点から文学的な躍動の始まりを村上朝期に見出す新たな表現論。


社会・政治 28冊


公共政策学事典 単行本 – 2024/11/1

日本公共政策学会 (編集)

別の問題と結びついたり、問題の性質が絶えず変化したりする「やっかいな(wicked)」社会問題が山積し、さらに問題自体の複雑さが増していく現実世界。社会問題の解決策としての指針・方針あるいは手段・方法たる(公共)政策を研究対象とし、問題の解決に向けた分析をも志向している学問「公共政策学」の、日本で最初となる本格的な事典。


国家は葛藤する 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/1

内田 樹 (著), 池田 清彦 (著)

なぜ日本は貧乏くさい国になったのか?
国運衰退にはセオリーがあった!
タガの外れた国難的危機をいかに抜け出すか?

第1章●政治家の劣化が加速し迷走する日本
第2章●日本の岐路、あり得た未来を考える
第3章●葛藤国家・日本の誕生
第4章●エリート教育に失敗した日本
第5章●葛藤国家・日本の未来


非民主主義の政治学 単行本 – 2024/11/5

石井貫太郎 (著)

民主主義はなぜ少数派なのか

なぜ世界の国々は民主主義体制にならないのだろうか。現実はむしろ逆に、非民主主義体制の国家が増加している。それどころか、そもそも民主主義は本当に独裁主義や権威主義よりもすぐれた政治制度なのだろうか。独裁主義や権威主義など、非民主主義の政治体制とはいかなるものか。本書では、非民主主義の本質を解明しつつ、民主主義との比較考察をするとともに、その結果得られた知見から非民主主義からの挑戦にさらされている民主主義再生の道を探る。


国家と政治―戦後憲法学への懐疑― ハードカバー – 2024/11/8

奥村文男 (著)

背骨ともいうべき憲法が特殊な観念やイデオロギーに囚われて客観的合理性を欠落したまま解釈され,それが現実政治に影響を及ぼした場合には,国家運営の安定性は甚だしく害されることになる。


戦時下の政治家は国民に何を語ったか (NHK出版新書 730, 730) 新書 – 2024/11/11

保阪 正康 (著)

初の普通選挙、太平洋戦争、そして終戦。時の首相は、壇上から何を訴えたのか――昭和の幕開けから戦時体制へ、歴史が最悪のシナリオに向かう過程で、時の首相は、各党の指導者は、国民に何をどのように語ったのか。1928年に初の普通選挙に臨む田中義一から、1945年の終戦時に内閣を率いた鈴木貫太郎まで。昭和史研究の泰斗・保阪正康が、NHKに残された戦前・戦中の政治家24人の演説の肉声を活字にして、その一つ一つに解説を付しながら、太平洋戦争までの実態を明らかにする、類を見ない一冊!


近代天皇制と古都 (岩波オンデマンドブックス) 単行本 – 2024/11/11

高木 博志 (著)

共通の記憶をもった国民の創造こそ、近代国家形成の鍵である。本書は、近代天皇制が奈良と京都を自らの原郷・聖所(古都)として国民の記憶に刻みつける過程を克明に実証する。「古都」の空間表象をめぐる斬新な政治学。


増補版 石破茂の「頭の中」 単行本 – 2024/11/12

鈴木 哲夫 (著)

石破茂はなぜ闘うのか。その理由がすべてここにある!

さあ、いよいよ本番だ。石破は、今ま で一番世論に近いところから、自民党 に言うべきことを言ってきた。だから 世論から支持を得てきた。その人物 がリーダーになったとき、今まで通り に「石破らしさ」を貫けるか。貫けな ければ総理になった意味もない。石 破氏を押し上げてきた世論の目がし っかりと見ている。


和解の考え方と実務 単行本 – 2024/11/13

武藤 貴明 (著)

2009年から 5 年間、最高裁判所調査官(民事)を務めた現役裁判官である著者が、訴訟上の和解に関する基本技法と、これを実践で活かしていく方法を体系的に解説!

著者の20年以上に及ぶ裁判官としての実務経験やさまざまな先行研究を踏まえて、和解手続を担う裁判官が身につけておくべき技法や知識など、裁判官の中で蓄積されてきた「暗黙知」としての技法を言語化し開示!


死刑制度を問う: 仏教・浄土真宗の視点から 単行本 – 2024/11/14

大谷 光真 (著)

死刑制度の廃止が国際的な風潮となる中、いまだ日本は死刑存置の姿勢を貫いている。宗教界からも死刑制度の存置か廃止かを巡って声が上がってきた。本書は浄土真宗本願寺派前門主が、日本の刑事司法の問題点を整理し、浄土真宗仏教の視点から死刑のあり方を問う。


個性幻想 ――教育的価値の歴史社会学 (筑摩選書 0292) 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/15

河野 誠哉 (著)

大正期に教育的価値として浮上した「個性」は、一九八〇~九〇年代の混乱を経て、いかに社会的価値として定着したか。学校教育における個の意識の変遷を探る。


日本人と言葉: 貧困化の背景を読む (早稲田新書, 25) 新書 – 2024/11/15

原口 厚 (著)

あなたは〈何を伝えたい〉のか――。
〈ヤングケアラー〉〈エッセンシャルワーカー〉などカタカナ語の安易な横行。責任ある言動を放棄し、心地良い〈ポエム〉ばかりを口にする政治家たち。〈ご確認ください〉〈見直し〉といった言葉の決まり文句化……。ますます貧困化が進む私たちの日本語。戦前から現代にいたる社会・教育を振り返りながら原因を探るとともに、日本人が〈理と言葉による意見展開〉ができるようになるための対応策を考える。


遊びと利他 (集英社新書) 新書 – 2024/11/15

北村 匡平 (著)

「コスパ」「タイパ」という言葉が流行し、職場や教育現場、公共施設や都市でも管理化が進む昨今。そうした流れは子供たちが遊ぶ「公園」にも押し寄せている。かつての遊具たちは安全性を理由に撤去・改装がおこなわれ、年齢制限・利用回数制限も定着しはじめた。

社会に蔓延する効率化・管理化に抗うにはどうすればいいのか。そのヒントは「利他」と「場所作り」にある。東京科学大学の「利他プロジェクト」において、全国の公園と遊具のフィールドワークをしてきた著者が、自由と想像力を養う社会の在り方を考える。


「嫌われ者」の正体:日本のトリックスター 新書 – 2024/11/18

石戸 諭 (著)

なぜ目が離せないのか?徹底取材&分析!
玉川徹、西野亮廣、ガーシー、吉村洋文、山本太郎――
時に大衆を熱狂させ、時に炎上の的になるメディアの寵児たち。

毀誉褒貶付きまとう彼らは何者か。その存在はそのまま単純かつ幼稚な「正論」がもてはやされる日本社会の問題点、メディアの不健全さを映し出す。新聞、ネットメディアの記者を経て、ノンフィクションライターとなった著者が本人、周辺への取材を重ねて綴った、超ど真ん中、正統派人物ルポの誕生!


家族写真の歴史民俗学 単行本 – 2024/11/19

川村 邦光 (著)

これまで記念的に撮影される「家族写真」の多くは画一的で凡庸と見なされ、写真史や美術史においては注目されてこなかった。一方で、近年では災害や社会不安が続くなか、家族の記録や絆の象徴としての意義を再評価する向きもあり、家族史やジェンダー論の研究の進展から、新たな視点でも関心が高まっている。本書では、一九世紀から現代に至るまでの家族写真の構図や撮影された背景を分析し、社会における家族の表象、また個人が過去や死者と向き合う際のよすがとしての「家族写真」を再考する。?


「安全保障化」とは何か: 脅威をめぐる政治力学 単行本 – 2024/11/19

バリー・ブザン (著), オーレ・ヴェーヴァ (著)

軍事だけでなく環境、経済、社会、政治をも対象領域とする安全保障の包括的な見方を提示する、安全保障研究の新地平を拓いた古典


新社会学研究 2024年 第9号ー特集 社会学の過去と現在と未来 単行本 – 2024/11/20

樫田 美雄 (編集), 栗田 宣義 (編集)

『新社会学研究』という知的運動体は、社会学に何をもたらしたのか。専門領域の枠を突き破り、より良き未来を創造するための公共圏として社会学を再生しようとする創刊の狙いは、果たされたのであろうか。今号で休刊となる本誌の十年間を総括する。



現代日本人の法意識 (講談社現代新書) 新書 – 2024/11/21

瀬木 比呂志 (著)

元エリート判事にして法学の権威が、日本人の法意識にひそむ「闇」を暴く!
本書は、書名から明らかなとおり、日本人に根付いている「日本人特有の法意識」をテーマとする。私は、裁判官として三十三年間に約一万件の民事訴訟事件を手がけるとともに、研究・執筆をも行い、さらに、純粋な学者に転身してからの約十三年間で、以上の経験、研究等に基づいた考察を深めてきた。この書物では、そうした経験をもつ者としての、理論と実務を踏まえた視点から、過去に行われてきた研究をも一つの参考にしつつ、「現代日本人の法意識」について、独自の、かつ多面的・重層的な分析を行ってみたいと考える。


異性愛という悲劇 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/21

ジェーン・ウォード (著), 安達眞弓 (翻訳)

あなたはこれからも、怠け者で思いやりに欠け、腹を割って話せる友人もおらず、セラピーにも通おうとしない、子育て並みに手のかかる、ケア目当ての男性と交際したいですか?

異性愛の文化の中で人気を博す映画・ドラマ、恋愛指南書の変遷、ナンパ教室でのフィールドワーク、クィアの仲間たちへのインタビューを通して、同性愛者(レズビアン)の研究者がまなざす、異性愛という悲惨な異文化の正体。世界をひっくり返す、新時代のパートナーシップ論!


苦情はいつも聴かれない (単行本) 単行本 – 2024/11/22

サラ・アーメッド (著), 竹内 要江 (翻訳)

「狂っているのは、私だろうか?」――組織内のハラスメントや差別に対し声を上げた人々は、何を経験するか。痛みをともなう証言から、組織・制度・権力が苦情を無力化するメカニズムを解き明かす。


刑事責任能力について 単行本 – 2024/11/22

箭野 章五郎 (著)

刑事責任能力について


反逆罪──近代国家成立の裏面史 (岩波新書 新赤版 2040) 新書 – 2024/11/22

将基面 貴巳 (著)

首吊りや斬首、内臓抉りに四つ裂き……国家は反逆者を残忍極まりない仕方で殺し続けてきた。その恐怖と悲惨さに彩られた歴史は、支配権力が神聖不可侵性を獲得していく物語でもあった。聖性と裏切りをめぐる西洋近代の血塗られた経験を読み解き、現代を生きる私たちが直視すべき国家の本質を描き出す。


メディア論集成: 『電子メディア論』増補決定版 単行本 – 2024/11/25

大澤 真幸 (著)

メディアによって身体と社会はいかに変容するのか。
その問いを、機械的技術のみならず、文字や声にまでさかのぼり原理的に思考した、大澤社会学の根幹をなす代表作。関連文書を大幅増補した決定版。


生涯学習と社会教育の基礎 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/25

津田 英二 (編集), 伊藤 真木子 (編集)

本書は,社会教育論,生涯学習論を学ぶ学生や行政関係者等の入門書として初学者の羅針盤の役割を果たすこと企図しています。生涯学習と社会教育の変遷や基礎的な知識, 人類が直面する課題と今後の展望をわかりやすく解説しています。気鋭の執筆陣が, 生き生きと生きる生活者,学習者の姿を踏まえた社会教育と生涯学習を学ぶ「おもしろさ」「奥深さ」のエッセンスを交えて論じています。


日本の「政治改革」はどうあるべきか 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/25

伊藤 達美 (著)

現代の政治家、政党のあり方を問う書。 気鋭の評論家が、右往左往して混迷の状態にある今の政治状況を、この2年間にわたって見つめ続け、分析し、評価をくだした。 与党野党にこだわらず、本当の政治改革はどこから始めるかを教えてくれる。


「若者」とは誰か: アイデンティティの社会学 単行本 – 2024/11/26

浅野 智彦 (著)

消費社会の到来、「個性」教育、オタクの浮上、多元化する自己……若者のアイデンティティ、1980年代からの軌跡。増補決定版。


英国における血液型の社会史: 民族意識、そして献血の誕生 単行本 – 2024/11/29

香戸美智子 (著)

血液型という新しい科学知識と技術が、二〇世紀の社会にどのように広がり、変容し、構成されたかを英国の事例を中心に歴史的に捉える。


ナラティヴ・ポリティクスとしての異人論: 不寛容時代の〈他者〉をめぐる物語 単行本 – 2024/11/29

山泰幸 (編集), 西尾哲夫 (編集)

〈他者〉への偏見や差別が激化していく不寛容時代に対し、人文学はいかに向き合うべきか。文化人類学や民俗学で蓄積されてきた「異人論」から着想を得て、〈他者〉に対する歓待や排除をめぐる物語・語りを「ナラティヴ・ポリティクス」という視点から読み直し、不寛容時代を乗り越える手掛かりを探る。国立民族学博物館の共同研究の成果をまとめた一冊。


ブルデュー社会学で読み解く現代文化 単行本 – 2024/11/30

片岡 栄美 (編集), 村井 重樹 (編集)

ブルデュ-社会学の現代日本への適用とその意義を問う

その登場以来、数多くの論争を巻き起こしてきたブルデュー社会学は、現代のいっそう複雑化した文化現象にも適用できるのか。音楽、食、若者文化、ソーシャルメディアを対象とし、文化的オムニボア(雑食)の増大や趣味・嗜好の多様化、さらには文化的な不平等や卓越化の変容などを視野に入れながら、ブルデュー文化社会学の現代的意義を提示する。


ノンフィクション 8冊


漫才過剰考察 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/8

令和ロマン・髙比良くるま (著)

M-1グランプリ2023王者・令和ロマンの髙比良くるまがM-1と漫才を完全考察!分析と考察を武器に、芸歴7年目の若手ながら賞レースをはじめ様々な分野で結果を残してきた令和ロマン。そんな令和ロマンのブレーン・髙比良くるまが、2015年から昨年のM-1、さらには2024年のM-1予想に至るまで、考えて考えて考え尽くした一冊。


映像の発見 ――アヴァンギャルドとドキュメンタリー (ちくま学芸文庫マ-57-1) 文庫 – 2024/11/9

松本 俊夫 (著)

映像を表現と主体意識、存在条件との間の緊張関係から考え、真の創造を探求した至高の映画論。1950年代に始まる転換期にあって、旧来的な映画観を転覆すべく、著者は思考を尖鋭化させていく。調和を失った社会のなか、見えなくなっているものを見えるようにすることを芸術における第一義の課題としながら──。アヴァンギャルドもドキュメンタリーも、つまり内と外に分かれた意識の方向も、見えないものに迫る方法として交差し、それを通じて新たなイメージは創り出される。初刊は1963年。映画史的直感や時代との格闘から生まれた洞察はいまも色褪せてはいない。


忘れの構造 新版 (ちくま文庫と-3-3) 文庫 – 2024/11/9

戸井田 道三 (著)

「カラダは私の宇宙のブラック・ホールかもしれない。ブラック・ホールは光より速い速度で万物をひきよせているから見えないのだそうだ。言葉以上の速さで思考が突入する地点、それがカラダであり、思考の言葉にとってそれはナイというほかない。」人間はなぜ忘れるのだろう? “忘れ現象”に独自の光を当てて、人間が人間であることの意味を深く見つめる哲学エッセイの名著。


社会的弱者との生配信ルポ 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/15

たぬかな (著)

ひろゆき氏「最終章を先に読んだ方が、辛口な配信をしてる理由がわかると思います」
精神科医・益田裕介氏「社会的弱者らの苦しい思い、行き場のない怒りや暴力、自責や他罰がリアルに伝わる」

身長170㎝以下の男は人権ない―その一言で大炎上し解雇され、1年間の休止を経て生配信へ復帰した元プロゲーマー・たぬかな。毒舌なのに弱者男性に支持される人気配信者となったたぬかなの「ベスト生配信」と「書き下ろしエッセイ」を多数収録。社会的タブーに切り込み賛否両論を巻き起こしてバズった生配信と、社会的弱者らの嘆き、炎上の真相と本音と明かす1冊。


エッセイ三昧 単行本 – 2024/11/21

和合 亮一 (著)

東日本大震災直後の福島からTwitterで詩を発信し続け、その詩は世界各国で翻訳されて、フランスでは第一回ニュンク・レビュー・ポエトリー賞を受賞。世界が認める詩人・和合亮一はまた、福島の高校で教鞭をとる国語教師でもある。毎朝、通勤電車に揺られて学校に通う日々、巣立っていく息子への思い……ごく普通の生活から〝詩〟が生まれていく過程を、直截に、ユーモアを交えて綴った、ほぼ10年にわたるエッセイの集大成! 特に中原中也、三好達治、草野心平から谷川俊太郎など19人の詩人について、その詩の本質を平易に、また柔らかく語った「ルミナスラインをあなたへ」は圧巻。


坂本龍一語録:教授の音楽と思考の軌跡 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/22

円堂都司昭 (著)

教授の知られざる、新たな一面と出合える1冊

本書は、生前の坂本龍一が交流のあった著名人との対話のなかで発言した数々の言葉を、音楽、文化、社会の分野に厳選し、坂本龍一やYMOに詳しい文芸・音楽評論家の円堂都司昭がその言葉が発言された背景と共に解説します。


公式M-1グランプリ大全2001-2024 20回大会記念 (ヨシモトブックス) 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/22

ヨシモトブックス (著), ABCアーク (編集)

ついに第20回大会を迎えるM-1グランプリの歴史を1冊に凝縮した、番組公式本が登場!錚々たる顔ぶれによる、特別インタビューを多数収録。2001年第1回大会から始まったM-1グランプリを、各回の覇者へのインタビューや貴重な写真・データで各年ごとに振り返ります。


人生を変えたコント 単行本 – 2024/11/25

せいや(霜降り明星) (著)

せいや(霜降り明星)の17年来の夢、叶う! 半自伝小説ついに完成!!

ある朝、机がひっくり返っていた。
いじめは急にはじまった。
それでもイシカワは高校を休まなかった。
奪われかけた青春を
コントで取り返す文劇祭(ぶんげきさい)、まもなく開演!!


歴史・地理 13冊


奈良時代の日本語 (日本語ライブラリー) 単行本 – 2024/11/6

沖森 卓也 (著, 編集)

現代日本語がどのような体系や構造を有しているのかをより深く知るために,その変遷の過程を時代別に詳しく見つめるとともに,それをわかりやすく歴史的に位置づける。この巻では,日本語の成立から奈良時代までの「上代」までを見ていく。


日本の犬: 故郷を訪ね、そのルーツや特徴、姿形、系統、保存活動から、知られざる在来犬の原点をさぐる 単行本 – 2024/11/6

武井 哲史 (写真), 山喜多 佐知子 (編集)

柴犬、北海道犬、秋田犬、甲斐犬、四国犬、紀州犬、琉球犬など…日本原産の犬種たちは、もともと猟犬として保存されてきた経緯を持ち、今に至っている。その本来の姿を求め、各々の産地を訪ねた記録とともに、当時活躍した犬たちの資料も豊富に掲載した、資料的に価値の高い書籍。

日本原産の犬には、柴犬(信州柴、美濃柴…)、北海道犬、秋田犬、甲斐犬、四国犬、紀州犬、琉球犬などがいるが、明治のころから持ち込まれた洋犬との交雑が進む中で、もともと日本にいた日本犬を保存しようとする保存会が戦前より設立され、その活動は今も続いている。ただ、もともとは万能猟犬として育てられ、その気質や能力、体形なども厳しい決まりがあったが、今は猟犬ではなく、家庭犬として室内で育てられることも多いことで、日本犬が本来どのような犬種であるのかを知る人はほとんどいないのが現実といえる。そこで、各々の日本犬の故郷を訪ねて取材をし、日本犬の特徴やスタンダードなどや、当時活躍した日本犬たちの写真を掲載している。同時に、DNA解析による日本犬のルーツ(日本犬は、多くの犬種の中でもかなり原始的なタイプと判明)を、縄文犬、弥生犬などの情報を交えて解説したり、当時に理想の日本犬を追い求め、、その活動に関わった業界内での著名な人物、たとえばハチ公をこの世に知らしめた人物なども含め紹介したり、さらに時代を遡り、江戸時代の”犬公方”徳川綱吉の話など、日本犬にまつわる歴史他などの情報もコラム的に掲載する。


味の世界史 香辛料から砂糖、うま味調味料まで (SB新書 671) 新書 – 2024/11/7

玉木俊明 (著)

世界は味で動いていた。香辛料(スパイス)から砂糖、そしてうま味調味料へといたる「味」の移り変わりは、資本主義が誕生し、ヨーロッパが覇権を握るプロセスと軌を一にする。本書では、ウォーラーステインの「近代世界システム」を参照し、さらにポメランツが提唱した「大分岐」論以降のさまざまの研究成果も踏まえつつ、「諸島」に焦点を当てることで、世界史の興亡を新しく描き直す。


BEFORE・ラディカル・オーラル・ヒストリー 保苅実著作集BOOK2 アンチ・マイノリティ・ヒストリー 単行本 – 2024/11/7

保苅実 (著)

読者をいまなお駆り立てる『ラディカル・オーラル・ヒストリー』は、どのように書かれたのか。その軌跡が明らかになる。『ラディカル・オーラル・ヒストリー』によって後世の歴史研究に大きな影響を与えることになった歴史学者・保苅実。いまなお後進に多大なインスピレーションを与え続ける著者の未単行本化エッセイ、論文を集成。BOOK2には、「現代思想」に掲載された「アンチ・マイノリティ・ヒストリー」ほか、学術誌などに掲載された論文と、海外で発表した英語論文を掲載。


日本漢字全史 (ちくま新書 1825) 新書 – 2024/11/8

沖森 卓也 (著)

古代の漢字受容から、近現代の漢字簡素化まで、日本における漢字の歴史を日本の文化や人々との係わりを通して描き出す。深い漢字文化理解のための必携の通史。


世界経済史講義 (ちくま新書 1830) 新書 – 2024/11/8

水野 和夫 (著), 島田 裕巳 (著)

経済の誕生からグローバル資本主義の終焉まで、経済学者と宗教学者が語りつくした、初めての「世界の経済史」。これから経済は何を目指すのかが、見えてくる。


始原のヴィーナス: 旧石器時代の女性象徴 単行本 – 2024/11/11

春成 秀爾 (著)

作成前


近世日本の礼と国家 単行本 – 2024/11/11

近藤 萌美 (著)

第一部「幕藩制の中央から」では新井白石、松平定信、後期水戸学、第二部「岡山という地域から」では儒式先祖祭祀、幕末の国学者の死生観と祭祀、明治初期地域議会の議論に着目し、日本の近代化を再考する重要な視点を提起する。


大正期日本の転換: 辛亥革命前後の政治・外交・社会 単行本 – 2024/11/18

櫻井 良樹 (著)

「大正期」とは、日本の近代史でどのような時代であったのか。本書では、明治と昭和に挟まれた“転換期”と大上段に位置づけることはせず、日露戦後から辛亥革命、大正政変、第一次世界大戦を経ていく過程の日本において、従来の政治の枠組みや外交政策、そして日本社会が“多様な転換”を見せるなかで、さまざまな“可能性”を見せていた時代であったことを浮き彫りにした。


日本外交の近代史: 秩序への順応と相剋2 単行本 – 2024/11/18

黒沢 文貴 (編集)

明治から大正、昭和という時間軸のなかで国際秩序への対応を迫られ、近代日本の外交は大きな変化を繰り返してきた。西洋の国際秩序の変動にもともない、いわば古典的帝国主義に順応した日本は、国際秩序の新しい原理や仕組みに適合できなかった。日本外交が国際社会に対峙した実態を多角的に論じる。


室町幕府の成立基盤 単行本 – 2024/11/19

山家 浩樹 (著)

鎌倉幕府の枠組みを継承し開創した室町政権だが、京都を拠点とする支配環境は複雑多様で、新たな試みや工夫が必要であった。課役の賦課や所領経営にみる経済基盤に加え、将軍親裁機関の推移や室町殿と諸機関構成者の結びつきなど組織制度を焦点に室町時代像を追究。義満~義政期に実現した安定的な幕府運営とその背景にある特異な政治秩序に迫る。


近現代日本と国葬 単行本 – 2024/11/22

前田 修輔 (著)

国葬は、国費で行われる重要な国家儀礼であり、かつ民衆を巻き込むことのできる国家行事でもある。安倍元首相の「国葬儀」は、なぜ復活したのだろうか。明治から現代まで国葬の変遷を通覧し、政治・社会との関連や、皇室葬儀との比較、法制度や宗教など多面的な検討を通して、国葬の実態を明らかにする。原史料を精査し、明治から令和までの「国葬」をカバーした、初の本格研究。


日本国号と天皇号の誕生と展開: 再論『漢倭奴国王から日本国天皇へ』 単行本 – 2024/11/29

冨谷至 (著)

前書に改稿を試み、新たな試論を提示する。古代から近代に至る日中関係の歴史を、新たに「観念的倭」「実体的倭」という概念を用いてその展開を跡付け、前書では触れられなかった8世紀以降の「日本」「天皇」のその後も追う。 さらには漢字表記・和音呼称の議論も取り上げ、両国の思惑が交錯する交渉の歴史に多角的考察を試みる。


ビジネス・経済・金融 15冊


日本帝国主義の経済構造 単行本 – 2024/11/5

武田 晴人 (著)

第一次世界大戦による大規模な構造変化、そして昭和恐慌をはさんだ1920年代から1930年代にかけて日本経済はいかに変動したのか、その経済構造を明らかにする。1920年代半ばに帝国主義的経済構造がほぼ定着し、金融資本的蓄積が形成し、支配体制が再編強化されていく過程を実証的に明らかにする。


中国経済はなぜ崩壊しないのか: 不動産市場と財政金融システム (KINZAIバリュー叢書) 単行本 – 2024/11/5

柴田 聡 (著), 塩島 晋 (著)

中国経済は深刻な不動産市場の低迷に苦悩しながらも、なぜ経済の大混乱に陥ることなく、比較的安定した経済運営を維持できているのだろうか--。中国の経済政策決定の内情、日中の金融行政に精通した著者ならではのディープサイトで、極めて独特な中国経済のメカニズムを解明。エビデンスに基づきバイアスなく中国経済をみることで、問題の所在とその構造を明らかにする。


未来を変える価値ある投資 IFAのための指南書 単行本 – 2024/11/6

高橋 庸介 (著)

外資系運用会社で社長を務める著者が、一般個人の正しい長期投資による正しい資産形成について、基本的な考え方や実践方法を分かりやすく解説する「投資の指南書」。既存の銀行や証券会社に所属しないIFA(独立系金融アドバイザー)と、その顧客である個人投資家がメインのターゲットだが、まっとうな投資を勉強したいすべての人に役立つ内容となっている。日本の個人を「投機の呪縛」「手数料の呪縛」「リスクの呪縛」などから解き放つため、投資を「心・技・体」という3つの観点で捉え、それぞれ大切なポイントをレクチャーしているのが大きな特徴だ。


市場と政府を越えて―経済活動におけるモラルの役割― 単行本 – 2024/11/10

厲 以寧 (著), 荒山 裕行 (翻訳)

経済活動における「慣習とモラル」を解き明かす

近代化のプロセスにおける市場と政府の間にあるもう一つの力として「慣習とモラル」の役割を解明し,これからの中国経済の持続的発展について考察する。本書『市場と政府を越えて』は,2013年に第五回国家図書賞を受賞。その他、中国の経済改革と発展に大きく寄与したことを評価され,孫冶方経済学賞,国家教育委員会科学研究一等賞など多くの賞を受賞。


経済予測と因果解析 AIC(赤池情報量規準)が示す世界経済のこれから 単行本 – 2024/11/11

田中 直毅 (著), 佐藤 整尚 (著)

混とんとする国際情勢を前に、私たちが進むべき道はどこにあるのか。公表されているデータと時系列モデルを用いて、難題に挑む。


「消費者ニーズ」の解像度を高める 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/11

犬飼 江梨子 (著)

事例多数! 情報過多で 消費者ニーズが見えにくい時代――。 脳科学&心理学に基づいた購買行動につながる[消費者ニーズ]を丸裸にする[ニーズ・ファインディング・メソッド]を完全公開。 ① デプスインサイトクエスチョン ②4セグメント・ブラッシュアップ ③ニーズ・ヴイジュアライズ ④ニーズ・フォーカス・コンセプトメイク ⑤販売期待値シミュレート 【本書を読んで得られること】 ◉消費者ニーズの掘り出し方、マーケティングへの活かし方ついて理解できる。 ◉自社で、誰の、どんなニーズを解決すればいいのかが明確になる。 ◉解決するべき方向性が定まり、売れる商品コンセプトに落とし込むことができる。 ◉消費者の深層心理を捉えて「販促・PR」に生かせる。 ◉ 施 策 に 再 現 性 を 持 た せ 、リピ ー タ ー を 増 や し 、市 場 を 制 す る こ と が で き る 。


できる営業は1年目に何をしているのか? 単行本 – 2024/11/11

菊原 智明 (著)

すぐに取り組めて成果が出る営業テク100を紹介

これまで新人からリーダーまで15000人以上の営業職を指導し、また大学で「営業の授業」を教えている営業の先生による成果の出る営業ノウハウを伝授。シンプルで簡単な結果を出すためのノウハウ=“まずやるべきこと”を100厳選して1冊にまとめました。“営業1年目”のいわゆる新人スタッフでもすぐに取り組めるメソッド、リモート営業のワザ、ベテラン営業スタッフにも役立つノウハウまで網羅。営業心理術をベースにした”ちょっとした”言葉や行動で成果が表れる営業スキルが身につきます。


【事例研究】事業承継・M&A支援ガイドブック 単行本 – 2024/11/12

岸田 康雄 (著)

豊富な実践的な事例研究で実務を習得できる!!
税務・法務だけでなく、営業力も強化できる、税理士・会計士・弁護士・中小企業診断士等プロの支援者、金融機関の営業担当者に最適な一冊!!


完璧主義の罠 資本主義経済が招いた新たな災厄 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/20

トーマス・クラン (原著), 御舩由美子 (翻訳)

完璧主義とは、ひとつの経済システムが生みだした、人間ががむしゃらに限界を超えようとする心理である。本書では、この考えを基に、完璧主義とはどういうものか、それが人間にどのような影響を及ぼすのか、それがいかに急激に増えているか、なぜ増えているのか、そこから逃れるにはどうすればいいのか、解説する。/うつ病、不安障害、強い絶望感――精神的苦痛の奥には完璧主義が潜んでいる。専門家による研究の最前線と集大成。


Google流 生産性がみるみる上がる「働く時間」の使い方 単行本 – 2024/11/22

ローラ メイ・マーティン (著), 依田 光江 (翻訳)

早出も残業もしないで結果を出し続ける人は何が違うのか?「キリの"よくない"ところで切り上げる」「これは5分で終わると先に見積もる」「予定表に毎日1hの余白を入れる」etc.Googleの生産性エキスパートが教える、時間×仕事の最強メソッド!


スターバックスはなぜずっと強いブランドでいられるのか?(新装版) 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/22

ジョン・ムーア (著), 花塚恵 (翻訳)

日本だけでも1000店舗突破、2014年春には約800人の契約社員を正社員化するなど、競争の激しい飲食サービス業界のなかでも常に時代を先取りして話題を集め、高いブランドを保ち続けているスターバックス。本書は、スターバックス本社の元マーケティング担当である著者が、社内で文書化されずに、社員の間で暗黙の知見として言い伝えられてきた46のルールを紹介していく。


物価を考える デフレの謎、インフレの謎 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/23

渡辺努 (著)

物価・金利はどう動くのか? 経済の大転換を読み解く。物価研究の第一人者が、最先端の理論・データ分析をもとに日本経済最大の謎に迫る!

なぜ日本だけデフレは慢性化したのか? 慢性デフレはなぜ突然終わり、インフレが始まったのか? 異次元緩和はなぜ失敗したのか? インフレやデフレはなぜ悪なのか? 


未来をつくる事業承継 本質は受け継ぐ、手段は変える 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/26

金子智彦 (著), 権成俊 (著)

事業承継で重要なのは、会社のDNA、つまり経営理念や技術、ノウハウ、会社の文化など、事業の核心部分を次の世代にしっかりと受け継がせることです。会社の価値を高めて売却する方法や、節税策、次代への株式の移転など、資産中心の施策だけでは不十分です。財務資産の移転よりも、培ってきた製品開発の原点や顧客や地域との信頼関係など、目に見えない経営資源の承継の方が、はるかに重要なのです。

引き継ぐべき経営資源は何か、またそれをどのように新しい形として提供していくのかについて、現経営者と後継者が対話し、ビジョンを共有して、息を合わせて承継を進めることも大切です。もし小さな会社で、親が子に承継させたい場合は、親子間できちんと対話することが重要でしょう。また、現時点で企業が利益を出せてない場合、ネットを活用して商品やサービス、ビジネスモデルなどを変革し、V字回復させる必要があります。時代の変化が早い昨今、これから30年、40年先を見据えた事業計画を描くには、IT・デジタルをはじめとする様々な専門的な知識と視点も必要になります。

本書では、インターネットを活用したネット調査や分析、SNSやクラウドファンディングを使用したユーザーとの共創、ネットショップの展開やショップへの集客・送客施策などを解説しています。会社の経営者だけでなく、そのような会社から相談を受けたりコンサルティングを頼まれたりしているウェブ制作やウェブコンサルティングに携わっている人にも役立つ内容となっています。実際の事例を交えつつ、事業承継を考え始めている経営者、やがて検討せざるを得ないと感じている経営者、そういう会社と併走しているウェブコンサルタントの方々のために、図・イラストを活用して、ポイントが分かりやすいよう解説します。


世界と日本経済大予測2025-26 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/28

渡邉 哲也 (著)

2年連続「的中率」90%以上! 人気経済評論ユーチューバーが分析・解説する世界情勢&日本経済のゆくえ。


今すぐ使えるかんたん YouTube編集&投稿&集客 完全ガイドブック 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/28

リンクアップ (著), 酒井 祥正 (監修)

もはや知らない人はいないYouTube。そんなYouTubeは、特別なスキルや知識がなくても誰でも手軽に参加できる動画投稿サービスです。やる気になれば、副業や本業として広告収入を狙うことも可能です。本書はそんなYouTubeで動画を編集・投稿・集客・分析し、チャンネル登録ユーザーを増やすためのテクニックを網羅した書籍の最新版です。今すぐYouTubeに参入し、動画で「稼ぐ」ノウハウを学びましょう!


科学・テクノロジー 9冊


ホモ・サピエンス再発見: 科学が書き換えた人類の進化 単行本 – 2024/11/12

ポール・ペティット (著), 篠田謙一 (監修, 翻訳)

我々は何者なのか? 科学者はホモ・サピエンスをどのように定義し、我々の種は我々以外の絶滅した化石人類たちとどう違うのか? 本書は、最新の科学、特に遺伝学の進歩が、人類の進化に関する我々の理解をどのように変革しつつあるかを探る。私たちの祖先がどのようにして容赦なく変化する気候に適応し、芸術、技術、社会における驚くべき革新をもたらしたのか、私たちの種の進化に関する理解が、重大な発見と技術の進歩によってどのように変化したのか、その驚くべき物語を明らかにする。

著者は、25年にわたる現場での経験をもとに、アフリカからユーラシア、オーストラレーシア、そして最終的にはアメリカ大陸へと拡散していった人類の心の在り方の起源を示す洞窟や岩屋に読者をいざなう。ホモ・サピエンスの進化に関する一般的な説明は、特に遺伝学をはじめとする分子生物学的な研究を強調しているが、本書は、著者自身がおこなった氷河期における芸術の起源と初期のホモ・サピエンスの進化の調査を含め、具体的な発掘や遺物から得た豊富な情報も活用している。著者は特に「行動」に焦点を当て、考古学的証拠を用いて、ほとんど想像もつかないほど遠い過去に生きていた人々の生活に迫っている。


タコの精神生活: 知られざる心と生態 単行本 – 2024/11/15

デイヴィッド・シール (著), 木高 恵子 (翻訳)

タコはどのように世界を見て、どんな価値観にもとづいて物事を判断するのだろうか。タコ研究の第一人者による長年の研究や、タコにまつわる先住民の伝承を織り交ぜ、知的で奇妙でいとおしいこの海の住人の生態と内面にまつわる、驚くべき発見の数々について語る。


AIはどこまで脳になれるのか──心の治療者のための脳科学 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/16

岡野 憲一郎 (著)

「意識はどのようにして生まれるのか」,「AIに心はあるのか」,「そもそも心とは何なのか」──この本は,これらの難問に,精神分析と脳科学の分野を自在に横断する稀代の臨床家,岡野憲一郎(京都大学名誉教授)が挑んだものである。本書は,現代において目覚ましい進化を遂げているAIと人間の脳の類似性を紐解きながら,人間の意識の謎にかかわる幽体離脱体験,多重人格,トラウマ,依存症など,最新の脳科学研究や自身の臨床経験から,人間存在の根源に迫る刺激的な思索・知見がまとめられている。専門家のみならず,これから心理学を学ぶ方や,心の問題に関心がある方にも開かれた一冊となった。


世界でいちばん詳しい 自律神経の教科書 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/18

吾妻優 (著)

自律神経を制する者は人生を制す!
不調やストレスは自分でコントロールできる!

心身を最適化し最高のパフォーマンスを発揮するために必要な自律神経のディープな知識、理系整体師が分かりやすく教えます。より健康に、人生を楽しいたい方の必読書!!


ハシビロコウの生物学: 謎の鳥の進化・生態・飼育・繁殖・保全を徹底解説 単行本 – 2024/11/18

『生物の科学 遺伝』編集部 (編集)

『生物の科学 遺伝』から「いきもの特集」が飛び出した!長年の飼育・調査の成果を1冊に集約!

◆未だほとんど研究されていない「謎の鳥」ハシビロコウ!分類学や生態学、形態学、繁殖学等から飼育や保全の最前線まで、今わかっている生物学を各研究者たちが紹介・解説!

◆ハシビロコウ・エバンジェリスト直伝の撮影のコツ、個体ライブラリ/剥製・骨格ライブラリを新たに書き下ろし!

◆写真のほか各種資料や参考文献も充実、ハシビロコウについて知りたい全ての方のために!


AIとコミュニケーションする技術 プロンプティング・スキルの基礎と実践 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/21

森重真純 (著)

生成AIは、AIを「誰でも扱える万能ツール」にしました。しかし意図通りの結果を得るにはちょっとしたテクニック、「プロンプティング・スキル」が必要です。そのスキルを無理なく身につけたい人にオススメなのが本書『AIとコミュニケーションする技術 プロンプティング・スキルの基礎と実践』です。本書ではAIの成り立ちを図やイラストをもちいて丁寧に解説。そのうえで「生成AIにとってわかりやすいプロンプト」を作るための基礎的なロジックを解説していきます。そのため、AIモデルの種類やアップデートに左右されず長くつかえるテクニックが身につきます。現在主流となりつつあるマルチモーダルに対応したプロンプティングも扱うなど、すぐに使えるサンプルもふんだんに掲載。また、生成AIを使うにあたっては、そのリスクについても理解しておくことが求められます。本書ではプロンプティングとは切り離せない法的リスク、倫理的リスクやガイドラインの作り方まで紹介しているので、生成AIを使うさまざまな場面で活用できます。


夢は人類をどう変えてきたのか: 夢の歴史と科学 単行本 – 2024/11/27

シダルタ・リベイロ (著), 北村 京子 (翻訳)

著名な神経科学者が長年の研究を結集した、世界的ベストセラー夢とは何か、夢を見ることを人類はどのように利用し、人類をどのように変えてきたのか――。まったく新しい〈夢〉の理解の仕方を提示する壮大な考察!


はじめて学ぶ哺乳類 単行本 – 2024/11/29

山本俊昭 (著)

哺乳類ってどんな生き物? 言われてみれば、意外にわかっていない!知ってるようで知らない哺乳類を「ちゃんと」わかるための入門書。

生物としての特徴やからだのしくみ,行動やくらしの調べ方,人間社会との関係まで,具体的な例をあげて紹介。哺乳類を体系的に学ぶはじめの一歩をサポートします。生き物を学ぶすべてのひとにおくる、獣医学部教授の基礎講座。獣医学部や農学部の学生はもとより、猟師や飼育員など、哺乳類にかかわる仕事を目指す全ての人におすすめ。


なぜAIは動くのか(仮) 魔術から科学技術へ 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/29

Ronald T. Kneusel (著)

初期AIからニューラルネットワークの登場、機械学習、現代の大規模言語モデルまでAIの進化の歴史と技術的背景がわかる

人工知能にいつ、何が、なぜ、どのように起こったのか?初期のAIからニューラルネットワークの登場、現在の大規模言語モデルまで、AIのしくみと躍進の舞台裏がわかる!本書では、初期のAI研究の歴史と失敗、ニューラルネットワークの登場によりAI研究が急進した理由を紐解き、ニューラルネットワークを用いた機械学習の仕組み、ChatGPTやBard(現Gemini)のような大規模言語モデル(LLM)などの技術的な背景、現代のAIの能力や社会に及ぼす影響などを、複雑な数式を使わずにやさしく紹介・解説しています。


アート・建築・デザイン 11冊


第15回記念「モナコ・日本芸術祭」2024公式作品集 -モナコと日本の芸術的な出会い- 単行本 – 2024/11/1

モナコ・日本芸術祭実行委員会 (監修)

2007年にはじまった「モナコ・日本芸術祭」。本年第15回目という節目迎えると共にグレース・ケリー公妃の生誕95周年を祝い第15回記念「モナコ・日本芸術祭」2024を11月に開催。その公式作品集として日本語とフランス語の併記で編集し、発刊。モナコと日本両国の全出展作品を掲載。また、一般の方に「比類なき美しい国・モナコ」の壮麗な景色や、1297年のグリマルディ家による統治からグレース・ケリー公妃と前大公レニエ3世の出会い、F1やカジノ、富裕層が集う現在のモナコまでの歴史を紐解き、作品集としてだけではなくモナコそのものの魅力を味わうことができる。


明治の芸術論争: アートワールド維新 単行本 – 2024/11/1

西村 清和 (著)

明治時代の芸術論争分析を通じ、作品に「芸術」の身分を授与するディスクール=「アートワールド」が日本に形成される過程を素描。明治維新により西洋の文明・文化をすみやかに消化吸収することを至上命題とした明治日本の知識人にとって、西洋近代の芸術もまたそのように吸収し自己形成するべき文化領域であり、それは日本には存在しなかった西洋近代のアートワールドを自己のものとする企てであった。美学の見地から明治の芸術論争を分析、その過程を描き出す。


民藝のみかた 単行本 – 2024/11/6

ヒューゴー・ムンスターバーグ (著)

本書は、日本の主要な民藝のあらゆる側面、特にその現状を知るための、よき入口を示してくれる。その内容は、民藝とは何かという初歩的な考察から、現在、日本で盛んになっている民藝運動についての説明まで、多岐にわたっている。読みやすく、よくまとまっているので、いつも手近に置いてすぐに参照できるし、図版の豊富さも多くの読者の興味を引くことであろう。著者はすでに東洋の芸術を扱った著作をいくつも発表しており、本書で取りあげるテーマを論じる資質を十分に備えている。


磯崎新論 単行本 – 2024/11/7

田中 純 (著)

2022年12月28日に91歳で亡くなった世界的建築家・磯崎新。

「デミウルゴスの化身」たらんとした「アーティスト/アーキテクト/アーバンデザイナー」が求めた〈見えない建築〉とは何か?群像連載の前人未到/正面突破の決定版「磯崎新論(シン・イソザキろん)」がついに単行本化!


西洋美術研究No.21: 特集「美術とテクネー」 単行本 – 2024/11/9

『西洋美術研究』編集委員会 (編集)

未定


折り紙の事典 単行本 – 2024/11/11

岡村 昌夫 (監修), 三浦 公亮 (監修)

折り紙の歴史から折り方の技法,伝承折り紙,創作折り紙,折り紙作家紹介,教育・数学・科学・工学への応用,海外での広がりまで,様々な視点から折り紙の文化を集大成する.折り紙ファン,折り紙サークル,教育関係者・研究者まで.公共図書館・学校図書館必備の図書.


平成演劇史事典 単行本 – 2024/11/12

中村 義裕 (著)

平成期は、昭和期の演劇界で活躍し、牽引してきた方々の多くが亡くなりましたが、一方で「令和」の現在も活躍を続ける人々が、新しい胎動を見せた「世代交替」の時期にもあたります。歴史上では一世代を約30年と考えることが多く、「平成」はまさに一世代に相当する期間です。

「演劇界」は、明治、大正、昭和、平成と、常に時代や観客の嗜好に影響されながらも、模索を繰り返し、存続してきました。新しい世代も次々と確実に台頭しています。平成期に起きた演劇界での出来事の評価も、ほぼ確定してよい時期が来たのではないかと考え、本書『平成演劇史事典』を執筆することにしました。対象範囲を広げたために、「演劇」に特化しながらも、前著と同じぐらいのボリュームになってしまいました。年ごとに、どのようなことが起こり、どのように演劇が変容を遂げていったのかを時系列でまとめましたが、どこから読んでいただいてもいいように、項目の長さにも配慮し、なるべく多くの舞台写真を使用することにしました。これからの時代を担う世代の方々に、平成期の演劇の記録として遺す一方、以前の演劇界を懐かしみ、想いを馳せていただくこともできればと考えています。


ルーヴル美術館 ブランディングの百年 (講談社選書メチエ) 単行本 – 2024/11/14

藤原 貞朗 (著)

なぜ、数ある美術館のなかで、ルーブルだけが特別なのか。

世界中の人が憧れ《モナリザ》や《サモトラケ島のニケ》《ミロのヴィーナス》をひと目見たいと願っている。だが、かつては時代遅れのみっともない美術館として「ルーヴルは国の恥」「若者よ、ルーヴルに行くな」と言われたこともあった。1793年、フランス大革命によって成立した第一共和制政府が王室コレクションを「略奪」して公開する場所として誕生したこの美術館は、その後、さまざまなコレクションを吸収して肥大化した挙げ句、近代化に乗り遅れた「カオスの迷宮」となり果てていたのである。

それが、いかにして世界中から憧れられる場所となったのか?繰り返される国内紛争と政権交代に翻弄された苦難の時代を経て、現代アート、モードや漫画をも「古典」と成して飲み込み文化国家フランスを荘厳する「偉大なるルーヴル」が生み出されるまでの百年を、戦略と欲望、政治と資本が渦巻く歴史として描き出す。なぜ《ニケ像》だけが大階段の前に据えられているのか?印象派が十年間だけ所蔵された顛末とは?豊富な図版と多彩なエピソード満載、驚くべき発見と鋭い洞察に満ちた興奮の美術史!


ストーリーテリングで観客の心をつかむ映像演出101 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/18

猪川 なと (翻訳), キム・ソンヨン (原著)

ピクサー・レイアウトアーティストによる
映像で伝える力を身に付けたい全ての人の必読書

TikTokやYouTubeをとおして、世界を舞台に需要・供給ともに増え続ける映像制作。作り手のアマチュアとプロの境界が曖昧な昨今、魅力的な動画コンテンツを作り、届けるために、映像演出の知識は広く多くの人にとって重要な要素です。本書では、映像で観客・視聴者を惹きつけるストーリーテリングの方法を大公開。アイデアを視覚的に具現化するためのコアスキルを、101のTIPSで網羅的に紹介します。

こんな人におすすめ
・映像制作に必要な専門知識を効率よく身に付けたい人
・趣味で発信している動画コンテンツの質を上げたい人
・見た人の手を止め、伝わる・届く動画広告を作りたい人
・プロが教えるノウハウを初めの一歩から学びたい人


人が集まる、文化が集まる! まちの個性派映画館 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/22

美木 麻穂 (著), 宮﨑 希沙(KISSA LLC)

多様な形で発信を続ける、全国各地の魅力的な映画館88
全国各地で映画館が守り続けられていると同時に、新たな映画館も生まれています。昭和レトロ・モダン建築・廃校のリノベなど……本書では、ファン獲得のために地域コミュニティに密着し、様々な工夫を凝らす映画館をイラストと写真で解説。グッズや紙もの、海外のアートシネマなども特集します。


「お静かに!」の文化史: ミュージアムの声と沈黙をめぐって 単行本 – 2024/11/28

今村 信隆 (著)

芸術と出会う場所、美術館。その鑑賞はどのような環境で行われるのが望ましいのだろうか。「お静かに!」と言わざるを得ない環境に関わるすべての方に。作品にじっくりと向き合い、それを味わったり理解したりするための〈沈黙〉か〈静粛〉か。それとも〈語らい〉や〈対話〉のある空間か。作品の鑑賞にとっては、どちらが、より好ましいだろうか。あるいは、どちらがより「正しい」のだろうか。

本書は美術作品の鑑賞という営みと、「声」や「会話」との関係について考えます。「お静かに!」の背後にひろがる諸問題についてです。〈沈黙〉や〈静粛〉か。〈語らい〉や〈対話〉か。対立させて考えるのではなく、両者に真摯に向き合い、人間にとっての根源的な欲求である美術鑑賞、その空間を考えます。美術館だけではなく、図書館、劇場、コンサートホールなど、公共性のはざまで揺れながら考える人に。ぜひお読みいただきたい本です。


教育・学参・受験・育児 10冊


科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/13

中室牧子 (著)

「将来の収入」を上げる教育とは? 「第1志望校の最下位」と「第2志望校の1位」、どちらが有利? 子育てには「時間」をかけないといけないの? 家庭・学校・塾・職場で「人を育てる」あなたの疑問に、最新の科学がすべて答えます!


学校に行かない子どもの社会史:不登校とフリースクールの源流 単行本 – 2024/11/15

田中 佑弥 (著)

“学校ぎらい” “登校拒否” “不登校” ──「学校に行かない子ども」という問題は、どのように生まれたのか。そして学校に行かないことへの文部省の認識が、個人の「性格的なもの」から「誰にも起こりうるもの」へと大きく転換していった過程はどのようなものだったのか。多様な人びとの「声」から再構成する


共通テスト対応 現代文[小説]読み解き講座 単行本 – 2024/11/19

霜 栄 (著)

小説不足に効く! 霜 栄(しも さかえ)入魂の10講を紙上に再現
小説の基本的な読み取りから、共通テスト第2問で求められる解答力の養成まで。この一冊が厚く・熱くサポートします。


小さなラテン語図鑑 ハードカバー – 2024/11/19

中澤 務 (監修)

ふだん気付かずに接しているラテン語由来の英単語やカタカナ語(アニメやゲームのキャラクターの名前など)を、西洋絵画などとともに紹介するビジュアル図鑑です。日本人にもなじみ深い言葉を中心に取り上げ、ルーツとなったラテン語のほか、関連語句や派生語、関連エピソードなどを紹介します。


タテ-ヨコから見る世界史: 探究対応版 単行本 – 2024/11/21

斎藤 整 (著)

予備校界のレジェンド・斎藤整先生の世界史参考書の定番ベストセラーが探究版でさらにパワーアップして登場です!

世界史を理解するうえで欠かせない各地の歴史が、それぞれ一気に通史として整理されており、歴史の流れの理解が簡単にできる構成となっています。本冊では各国史・地域史〈タテ〉を「最小時間で最大効果」でわかりやすく解説。また、取り外し可能な「タテの流れ暗記ブック」では入試に出る必要なデータだけを整理しており、世界史の重要事項が効率よく学習することができます。暗記に最適な赤フィルター付きで短時間での学習に効果絶大です!


大学入試 最新国語頻出問題[改訂版] 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/25

佐佐木 俊英 (著), 大村 治代 (著)

最新の大学入試問題を徹底分析
頻度順×学習項目順で知識問題を効率的に攻略!

最新の大学入試問題から、36,000問を超える知識問題を抽出して徹底分析。今の入試に出る問題で実戦演習ができます。


新・現代文レベル別問題集6 最上級編 (東進ブックス レベル別問題集) 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/26

輿水 淳一 (著), 西原 剛 (著)

(1)東進が誇る新進気鋭の講師2人による共著。現代文学習の核となる「読解方略」の解説動画付き!どんな文章にも通用する読解力を身に付けることができます。

(2)現代文の正しい読み方とはどのようなものか。現代文のプロ講師が,読解時の「脳内活動」を完全解説!「4色フルカラー」で現代文の読み方・考え方・解き方がビジュアルにわかる!


教育制度学研究 第31号 単行本(ソフトカバー) – 2024/11/26

日本教育制度学会紀要編集委員会 (編集)

特集 こども政策の展開と子ども・若者の権利保障


教授学への招待―教えることと学ぶことの科学的探究 単行本 – 2024/11/29

エヴァルト・テアハルト (著), 松田充 (翻訳)

絵教えるとは? 学ぶとは? そして授業とは何か?日本の教育学、カリキュラム研究、授業論に長らくインパクトを与えてきたドイツ教育学。なかでも授業における教えと学びの関係をひもとく教授学理論は、学校や授業をどのように捉え、どのような教師を育てようとしてきたのか。ドイツ教育学の大家が描く教授学のこれまでとこれからに、授業とは何か、授業には何ができるのかを学ぶ。訳者らによるドイツ教授学の解説と日本の教育方法学の展望付き



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