美術の旅🖼その⑩
前回はこちら
ハイデルベルクを出発したバスは
一路アウトバーンを走り続けます。
目指すはあの有名なロマンチック街道です。
ロマンチック街道は
ドイツのヴュルツブルクから
ノイシュバンシュタイン城のある
フュッセンまで400kmの間の道。
最初に寄りましたのは[ローテンブルク]
おとぎ話のような世界の街でした。
(ヘッダー:ローテンブルクのマルクト広場)
フォローさせて頂いている
晴田そわかさんも
ロマンチック街道を旅行されたそうです。
ここにあります【ケーテ・ウォルハルト】という
(お店の2階はミュージアムになっています。)
クリスマスオーナメントのお店が
以前、鎌倉にもありましたが
5、6年ほど前になくなってしまいました。
そこで買ったくるみ割り人形の
オーナメントは
今でも大切にとってあります。
有名な時計塔
(地球の歩き方からお借りしていますので、何故か夜ですねww)
仕掛け時計です。
ここでは街を散歩して
直ぐバスは出発しました。
私が
このツアーに参加しようとした目的地
『ノイシュバンシュタイン城』
のあるフュッセンへ向かいます。
観光バスは殆ど、このホテル前に着きます。
そこからお城までの道を歩いて登ります。
馬車に乗る人も多く
道は馬の糞が点在していて
ちょっと困りましたww
それでも憧れのお城を目指して
雪の残る山道をひたすら歩き続けました。
すると見えてきました
夢にまでみたノイシュバンシュタイン城です。
ディズニーのシンデレラ城が
このお城を真似して作られたのは
有名なお話。
ノイシュバンシュタイン城は
ルードヴィッヒ2世の建てたお城です。
ルードヴィッヒ2世とは
ヨーロッパ1の美貌ともてはやされた王は、その強烈な個性と高い美意識がゆえに、周囲の理解を得ることなく、「狂王」と呼ばれた波瀾万丈の短い生涯を終えた。文学や歌といった芸術をこよなく愛した王が生涯に渡って陶酔したのが楽劇王:ワーグナー。16歳の時に観たオペラ「ローエン・グリーン」に深い感銘を受けた王は、これこそが自分が求めてきた理想の世界と悟る。18才で一国の王となった彼は、戦乱が押し迫る中でも「国民に必要なのは、歌と音楽の奇跡だ!」と主張。ワーグナーを独断で宮廷へと呼び寄せたことで、世論の反感を買い、それが更に王を孤独への道へとあゆませることとなった。自身を取り巻く陰謀や争いに嫌気がさした彼は、全てが気高く美しく、世俗世間が入り込む余地のない「夢の城」の建築を、風光明媚なアルプスの麓に思いつくようになる。ノイシュバンシュタイン城は、ワーグナー歌劇の世界観をテーマにしたとされる。王の謎の死によって未完成のままである。
ルードヴィッヒ2世は
あのエリザベートの
再従兄弟でもあります。
芸術と自由と孤独を愛した美貌の2人ですね?
館内の写真はNGでしたが
バルコニーからだけは
撮ることが許されました。
眼下に見えるのは
ホーエンシュヴァンガウ城です。
その後
どうしたのかは良く覚えていません。
とにかく
子どもの頃
お城ばかりを集めた
「○○ムック」と言う雑誌を
父が持って帰ってきて
それを見てから
ずっとこの場所に
憧れていました。
不思議な言われを持つ
お城みたいですが
森の中に現れた白い貴婦人のような
その佇まいに
ただ感嘆するばかりでした。
今日はここまで。
明日はオーストリア:ウィーンに行きます。
お読みいただきありがとうございました🇩🇪