リンク
フォローさせて頂いている
noterさんの中に
リンクさんと仰る方が
いらっしゃいます。
カレーやラーメンの他にも
神社仏閣などにも造詣が深い
京都の方です。
でも今回は
リンクさんのことではありません。
『リンクさん、ごめんなさいm(_ _)m。』
先日
やはりフォローさせて頂いている
朝月さんの
コメント欄で
こんなことが
私の言葉足らずで
朝月さんを混乱させて
しまいました(^_^;)。
ですので
今日は私の敬愛する作家
辻村深月氏の
お話をしたいと思います。
前述の通り
辻村作品は登場人物が
複数の物語に
出てくるので
面白さが増してくるのです。
例えば
私が最初にハマった作品
『冷たい校舎の時は止まる』
大学受験を控えた高3の冬、雪の中集まった8人の生徒たちは、無人の校舎に閉じ込められる。クラスの学級委員たち8人の姿が、見当たらぬ中、学園祭で自殺したクラスメイトの名を、どうしても思い出せないことに気付く。自殺したというクラスメイトがこの状況に関わっているのか。この8人のうち、1人は死んでいるのでは…?疑心暗鬼はふくらみ、彼らは追いつめられていく。
迫る5時53分の恐怖と戦いつつも、過去の闇に立ち向かい、彼らは文化祭で、自殺したクラスメイトの名を探し続ける
8人の生徒とは
鷹野浩志
辻村深月
菅原
佐伯梨香
藤本昭彦
桐野景子
片瀬充
清水あやめ
この中の1人
鷹野浩志は
短編集『ロードムービー』の中の
「雪の降る道」の中ではヒロくんとして登場し
「街頭」の中では鷹野
そして「ロードムービー」では
その後の話になり
タカノのおじさんと呼ばれています。
また菅原というキャラは
同じく『ロードムービー』に収録の
『雪の降る道』にも
『スガ兄』として登場しています。
また藤本昭彦は
『光待つ場所へ』の
「アスファルト」では主人公であり
また清水あやめも同じ話の
「しあわせのこみち」に出てきます。
3番目にハマった
『こどもたちは夜と遊ぶ』
1人の受験生の失踪から始まったゲーム。『i』(=兄・藍)に会うため……、ゲームが終わったら『i』に会える。そう信じて次々と『i』との殺人ゲームを進めていく木村浅葱。だが、次第に浅葱の心は疲れていく。このままゲームを続ければ、月子や狐塚が悲しむのは必定、そうと分かっていても浅葱にはそれが出来なかった。一方通行の片想い、掛け違った恋のボタン、残虐な殺人ゲームの結末は……。
児童心理学が専門で
月子の指導教官でもある
秋山一樹教授
通称:アキ先生は
その2年後に出版された
『ぼくのメジャースプーン』
「ぼく」はお母さんから受け継いだある特別な能力を持っていた。[Aをしなければならない。そうしなければBになってしまう]特別な声を使って言うことで相手にAとBを選ばせ強制的に縛る《条件提示能力》である。「ぼく」のお母さんはこの能力を忌み嫌っており、一度無意識ながらも能力を使ってしまった時には、お母さんに厳しい口調で能力を忘れるようにいいきかせられ、また「ぼく」も時が経つうちにその能力の存在を忘れていった。時が経ち、小学4年生になった「ぼく」が通っている学校で飼われていたウサギたちが市川雄太という大学生の手によって、殆どが命を落としてしまう事件が起きる。ウサギを誰よりも可愛いがっていた「ぼく」の幼馴染の「ふみちゃん」は、現場でハサミで切り刻まれたウサギたちの姿を見てしまい、それから心を固く閉ざしてしまう。市川雄太に復讐するため、「ふみちゃん」の心を取り戻すため「ぼく」は能力を使って戦うことを決意する。「ぼく」のお母さんの叔父にあたる大学教授、秋山一樹に、能力の正しい使い方を教わりながら「ぼく」の復讐劇が始まる。
やはりこのお話の中で
アキ先生と呼ばれています。
まだまだ
他にも沢山お話ししたい気持ちは
いっぱいなのですが
これは是非
読んでその楽しさを味わって
いただきたいと思います。
今日は
物語がリンクする面白さ満載の
辻村深月の世界のお話でした。
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