#28 集団指導か個別指導か Part1 個別指導について
こんにちは、英語講師のふえです。
近年、「個別指導」や「個別コーチング」などといったサービスが企業でも個人でも多く登場しています。かく言う私も英語の個別指導で起業しようと目論んでいるわけですが…。
ここまで個別が出てくると、「個別こそ至高!集団指導は時代遅れ」というような論調も出てくるかと思いますが、今日からそれに異を唱えていきます。個別指導で起業したい人が集団指導を賛美するのか?と思われるかもしれませんが、どちらも経験してきたからこそ、このシリーズを書きたいのです。メリットとデメリットを明示した上で、なぜ私が個別指導で起業したいのか、というところまで書いていきます。
今日はまず、個別指導のメリット・デメリットを書いていきます。このシリーズを読んだ方が、自分の目指す方向性に一致しているのはどちらか、考える参考になればと思います。
①個別最適化
これぞ個別指導ですね。目標と現状に合わせた最も適切なカリキュラムを組むことができます。学習者はその道を信じて進むことができますので、やりがいも段違いです。進みが速くなったり遅くなったりしても、その都度組み直しが可能なのも良いですね。
一方、学習者に合わせすぎて計画が破綻し、当初の目標に間に合わなくなる可能性もあります。講師のリードしていく力と、学習者の自律によって解決される部分ですが、2人だけの閉じられた関係で、監視もないため、どちらも遅れ等に気づかないまま…ともなり得ます。
②スケジュールが柔軟
講師と学習者の間で予定を調整すればいいので、スケジュールが流動的な学習者でも指導の予定を組みやすくなります。一方で、先延ばしにしようと思えばできてしまうということでもありますから、そこは講師との関係性も重要になってきますね。
③講師のガチャ要素
はっきり言ってしまうと、講師に当たり外れはあります。大手の教育系会社の個別指導を利用したとしても「いい講師」に当たるかどうかは、正直運次第です。結局は人と人が関わることなので、相性もあります。ある学習者にとってはいい講師でも、他の人からしたら最悪ということもあり得ます。
ただ、相性バッチリの講師とマッチングすれば、その効果は最大化されます。個別指導で大成功した方は、指導法だけでなく人としての相性が良かった、ということも往々にしてあるわけです。
④ライバルの存在
個別指導では、他の学習者は度外視して学習を進めます。そうすると、例えば受験生の指導で、他に頑張っている同年代の生徒の姿が見られないというようなことが起こります。学習者の性格によっては同世代の方や同じ目標を目指す人の動きが気になるもの。ここでどれだけ寄り添えるかが講師の腕の見せ所でもありますね。
逆に言えば、他人と比較されないということでもあります。集団で勉強する中で劣等感や物足りなさを覚えたことのある人にとっては、比較されないことは大きなメリットとなるでしょう。
⑤コミュニケーションがとりやすい
集団指導の場で質問するのが苦手という方も、マンツーマンなら質問しやすいですね。他にも英文を音読するというような場合にも、より細かいチェックが可能です。
また、心身ともに距離が近いことから、関係性の構築がしやすいというのも利点となるでしょう。③で当たり外れの話をしましたが、後から解消することも十分可能になります。
今日はシリーズ第1弾として、個別指導の特徴について書きました。次回は集団指導の特徴について書いていきますので、今回の記事と比較してみてくださいね。
今回もお読みいただきありがとうございます。
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次回更新は7月25日(木)正午の予定です。
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