あなたは組織に、組織の活動にしっかり参画していますか?[行動編 #27]
意思決定の実行を効果的なものにするには、決定を実行するうえで何らかの行動を起こすべき者、逆にいえば決定の実行を妨げうる者全員を、決定前の議論の中に責任を持たせて参画させておかなければならない。
『マネジメント(中)』 第Ⅱ部 マネジメントの方法 第37章 意思決定 p132より
「参画する」という言葉が好きです( *´艸`)
関わる人が主体的な気がしませんか♪
何かに関わっているときは、主体的でありましょう!! と音頭をとるためのものではありません(;^_^A
計画段階から、みんなで関わっている状態を示している、と考えています。
ご自身主体の人生に、きちんと参画していますか?
誰かに決めてもらったりしていませんか?
主体的に行動していますか?
あなたの人生は、あなただけのものです。
ご自身で、しっかりと、舵をとって進みましょう!!
……熱くなってしまいます(;^_^A
決定を行う人は、組織のトップ、であることが多いですよね。
組織の構造をピラミッドとするならば、より下層にいる方が、実際の意思決定の実行者です。
決定する人と実行する人は違う人、という場合が多いでしょう。
実際に実行する人に受け入れてもらえていない決定は、実行されません。
上からの命令だからと言っても、その人が「その決定いいですね!!」と感じていなければ、決定は進みもしなければ成果も生みません。
「うちの社員は主体性がない」とか言ってる場合じゃありません。
あなた自身が「わたしが組織スタッフの主体性を奪っているんだ」と公言しているだけです。
ドラッカー先生は、日本流の意思決定を評価されています。
あまり言葉を選ばずに言うと、根回しが行き届いているから、決定までは時間がかかるけど、決定してからはどんどん進む、土壇場で「俺は知らない!! 聞かされていない!!」と、場をひっくり返されないための準備がなされている、ということでしょう。
これは、上層部への矢印だけではなく、決定を決めてから下層に支持がなされる方向でも同じことが言えるのです。
「また上が勝手なこと言ってるよ……」なんてつぶやかれていたなら、その決定は適切に実行されないんですよね。
あなたの組織ではいかがですか?
組織の構造を変えるのには時間がかかるけれど、個人の想いを拾える組織になるために、ここから始めてみてはどうでしょう、ということで、『ザッソウ 結果を出すチームの習慣』 (倉貫義人 著 日本能率協会マネジメントセンター)をご紹介します。
主体性をもとう!! と声をあげたところで何も変わりません。
でも、意思疎通が滞っているがために、「〇〇さん、お話したいことがあります。今月末で退職します」となってからでは遅いのです。
実行段階になって「これやりたくありません」と言われることも回避する必要があります。
……やりたくないなんて、声をあげられるなら、通気性の良い組織、と言えるのかもしれませんが、実態はどうでしょう(;^_^A
「ザッソウ」(雑談・相談)がしにくくなっているということは、実際は「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談)すらもなされていない状況があるのではないでしょうか。
雑談が大事、というだけではなく、思いを言葉にできる環境が大事なのでは、と感じています。
言っても仕方ない、という空気は、言われたことだけやっておけばいい、という状況を生み出します。
結果の出ない意思決定を量産することにもなります。
「うちの社員は主体性がない」原因の一つ、解消していきませんか?
組織の決定に参画できる、となったなら、何がしたいですか?
何ができると思いますか?
何をしたらいいと思いますか?
自分の意見を周囲のメンバーに届けるために、何から始めますか?
せっかく行動するのですから、意欲的に参加したいですよね!!
意欲的に参加できるようになるためには、「参画」できている実感、大事です!!
それいいなぁ!! と思いながら進む一歩はとても軽やかだし、大きな歩幅にもなるし、前へ進む推進力が格段に上がります。
仲間と進む一歩が、そんな一歩だったら、できることも飛躍的に増えますし、結果も良いものが得られやすくなると思いませんか?
毎朝のあいさつに加えて「今、何か困ってることない?」とか「昨日の会議の結果、どう思う?」とか、言葉を発しやすくなるきっかけを散りばめてみませんか?
想いを言葉にしても大丈夫、という雰囲気は、組織にとって大切な言葉を引き出せるようになります。
成果をあげる第一歩のきっかけは、いろんなところに転がっています。
ご自身が「これは参画できてるかも!?」と思ったことはありませんか?
なぜそう思ったのでしょう?
参画できてる実感は、どんな結果を生みましたか?
参画できている実感を多くの人が体験するために、何をしたらいいと思いますか?
『実践するドラッカー【行動編】』
chapter2 意思決定が未来をつくる p64 #27
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実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?
【行動編】は、あなたが成長し続けるためにはどのような行動が必要なのか、成果を出すための行動の仕方がまとめられています。