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科学と聖書にまつわる随想

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「科学」と「聖書」をテーマにあれこれ思いめぐらしたことを綴ってみています。
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記事一覧

科学と聖書にまつわる随想(41)

「なくならない」  石油や石炭は、“化石燃料”と呼ばれているように、植物や藻などの生物遺…

てつづみ
3日前

科学と聖書にまつわる随想(40)

「マグナス効果」  小学生の頃、放課後の校庭に、二人の高校生くらい(子供の目からするとず…

てつづみ
10日前
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科学と聖書にまつわる随想(39)

「冬眠」  近年、イノシシやシカ、クマなどの野生動物が人の住むところに現れて、農作物や人…

てつづみ
2週間前

科学と聖書にまつわる随想(38)

「トンネル効果」  電気伝導のメカニズムは一つではありませんが、基本的には、金属などの場…

てつづみ
3週間前

科学と聖書にまつわる随想(37)

「昆虫の変態」  地球上には実に様々な種類の生物がいます。動物は約140万種で、そのうち約1…

てつづみ
1か月前

科学と聖書にまつわる随想(36)

「マイケルソン-モーリーの実験」  光は、私たちの身近なところでは、波動としての性質から…

てつづみ
1か月前
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科学と聖書にまつわる随想(35)

「水と氷」  簡単ななぞなぞで、 「水を一瞬にして凍らせる方法は?」 というのがあります。意地悪クイズのようですが、答えは「点を打つ」です。“水”という字に点を打つと“氷”になりますから。  ところで、水が凍って氷になると体積が増えることはよく知られている通りです。冬場に水道管が冷えて、中の水が凍って膨張したために管が破裂してしまう、という話をよく聞きます。しかし、一般には温度が上がると物体が膨張すること(熱膨張)は直観的にも理解できますが、冷えて固まることで膨張するのは、

科学と聖書にまつわる随想(34)

「明順応と暗順応」  眼は、人体の様々な器官の中でもとりわけ複雑で精巧緻密な構造を持ち、…

てつづみ
1か月前

科学と聖書にまつわる随想(33)

「オームの法則」  “オームの法則”は、電気回路について考える上での最も基本的な法則の一…

てつづみ
1か月前
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科学と聖書にまつわる随想(32)

「あなただけの虹」  虹が見える原理は、よく知られている通り、空気中に漂う雨粒などの小さ…

てつづみ
2か月前
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科学と聖書にまつわる随想(31)

「透ける波」  東京にあるユニークなデザインの公衆トイレで、全面ガラス張りで周りから中が…

てつづみ
2か月前

科学と聖書にまつわる随想(30)

「オイラーの公式」  複素数と並んで高校数学で学ぶ重要項目として、指数関数と三角関数があ…

てつづみ
2か月前

科学と聖書にまつわる随想(29)

「虚数と複素数」  高校数学で習う最も重要な概念の一つに、“虚数”と、そこから派生発展し…

てつづみ
2か月前

科学と聖書にまつわる随想(28)

「サンプリング定理」  AIにしても、コンピュータで何かをしようとすると、現実世界はアナログの世界ですから、アナログ量をデジタル値に焼き直すA/D変換は必須の作業です。そして、A/D変換の際には量子化誤差が生じることは、避けることのできない宿命的な事柄です。したがって、この段階で必ず情報の欠落が生じることになります。つまり、コンピュータに取り込まれた情報は、現実のものからは必ずズレがあるということです。カメラの画素が粗いと画像がボヤけるのもそういうことです。ただ、実際にはそ