ないものねだり〜iPad mini第6世代買った〜
今週はストレスが蓄積しすぎたあまり、ついiPad mini6をAmazonで買ってしまった。
ここのところiPhoneで電子書籍(主にBookLiveで購入した漫画)を読むことが多かったのだが、スマホの小さい画面で読むのは何だか物足りなく、前々からiPad miniみたいなちょうどいい画面サイズの端末が欲しいと思っていたのだ。
しかしiPad miniの現在発売されている最新モデル、iPad mini第6世代は8万円弱するのであんまりスナック感覚で購入するわけにもいかず、なかなか入手出来ずに購買意欲だけを募らせたまま日々が経過していた。
さらに、最近は度重なる資格試験に精神を蹂躙されていたこともあって、正直それどころじゃないという事情もあったのだが、今週ようやく一段落つき、色々頑張った自分へのご褒美としてiPad mini6を買い与えてやろうとなった次第である。
まあ一番の理由は労働で溜まった鬱憤を晴らすべく盛大に散財してやりたかったというものだが。
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しかし難儀なもので、いざ実際にiPad mini6を購入してみると逆に電子書籍とかではなく家にある未読の紙の本や漫画を読みたくなってくる。
布団の中に入ってる時なども、スマホよりもひとまわり大きい画面でディズニープラスとかNetflixを観たいっていう傲慢で膨大な欲求があった筈なのに、結局iPad miniでそれらのコンテンツを視聴することなく、逆に紙の文庫本読んだり漫画読んだりとかしてる。
オイオイオイ、これじゃ何のために8万円も払ってiPad mini6を買ったんだよと自分に向かって問いかけたくなる。
とはいってもまあ実際iPad miniがあることにより、スマホで動画見たり電子書籍読んだりすることはなくなったし、iPad mini使う時は今んとこちゃんと時間の区切りを決めて使ってるから、スマホ見てダラダラしまくっていた今までの生活に比べればある程度のメリハリはついたと思う。
こういうメリハリがつけられて、日常生活の指針がわずかに定まってきただけでも、買って良かったと思う。
ところで直接には関係ない話だが、僕の家にはソファーがない。
何故ないかというと、母親が「ソファーがあると一生そこに座って怠けてしまい、生活がままならなくなってしまう😩故に家にソファーは不要😤」というナメ腐った信条を掲げているからである。
このクソみたいな主張により、僕はソファーがない自宅で幼少期を過ごし、ソファーがない自宅で思春期を迎え、ソファーがない自宅で声変わりを経験し、ソファーがある自宅の窓ガラスを壊して回り、ソファーがある家の駐車場に置いてあるバイクを盗んで『ソファーがある自宅を紹介してくれる不動産屋』まで走り出すという人生を送ることになった。
まあ後半の十五の夜っぽい部分は嘘だが(二十七の夕にこんなしょうもないこと書くな)、僕がソファーのない自宅で人生の大半の時間を過ごしたことは事実である。
今思い返せば、親のこの施策は失敗だったと言わざるを得ない。
何故ならそう、メリハリがつかないからである。
普通のソファーがある家庭ならば、ソファーでリラックスタイムを取ることによって勉強や家事のメリハリをつけられるだろうが、ソファーがない家庭は別の方法でリラックスタイムを取らなければならない。
そうするとソファーで休息することの代替案として真っ先に浮上してくるのがベッドに横になることであり、これは作業効率的に非常に良くない。
一度ベッドに横になってダラダラしたが最後、やる気はなくなるわ、眠気は襲ってくるわ、うつ伏せになってなって意味のない上下運動をしたくなってくるわ、でもう最悪である。
これならソファーで漫画でも読んで、「よし1巻分読み終えたから勉強に戻ろう」という風にきちんとメリハリをつけた方がはるかに作業効率が良い。
それなら最初から勉強机の上で漫画でも読んだらいいじゃないかという気もするが、勉強机の上で漫画なんか読んだら尚更集中出来ない。
特定の場所とそこで何をするか、というのは明確に決めておいた方がいい。
勉強机の上では勉強する、ソファーの上では漫画や本、雑誌を読む、ベッドの上では寝る、階段の上では映画『JOKER』のホアキン・フェニックスの真似をして遊ぶ、床に敷いた家庭用ダンスダンスレボリューションのマットの上では高速反復横跳びをして脚力を鍛える、というように。
そうすれば日常的にどこで何をしているかを脳が勝手に記憶し、その場所にいる時に自動的に特定の行動のスイッチが入るようになる。気がする。
だからこそ、ソファーという存在を上手く駆使して生活にメリハリをつけた方が、ソファーのない家で無理矢理リラックス出来る方法を見つけ出すよりも作業効率が良いのである。知らんけど。
それと同じで、iPad miniも実際に用途を動画視聴や電子書籍の購読などに限定し、スクリーンタイム機能等を駆使して使用時間を制限すれば、ソファーと同じく上手い具合にメリハリをつけるための道具と成り得る。
だから結局、iPad mini6は僕の生活には欠かせないアイテムであることに間違いはない。
だから結局、iPad mini6は僕の生活には欠かせないアイテムであることに間違いはない。
8万円の出費をなんとか自己正当化したいがあまりに同じ文章を2度書いてしまったが、やっぱり画面のサイズ感はちょうどいいし、noteもスマホで見るより読みやすくなったし、買ったばかりなので未だフル活用は出来ていないが途轍もない潜在的スペックを持っていることが端末からひしひしと伝わってくることは確かなので、結局、iPad mini6は僕の生活には以下略。
そんなこんなで今これを読んでいる貴方がもし仮に人の子の親である、もしくはいずれ親となる予定があるのならば、将来自分の子どもが日曜日の貴重な時間を費やしてこんな阿呆みたいな文章を書く人間にならないよう、素直にソファーを買ってあげましょうね。
おしまい