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エスキスの15分レシピ

【1級建築士製図試験対策です】建築士試験を突破するための具体的テクニックを細分化して15分で読める、解ける、極上レシピを提供します。新たな発見と実践的な学びが詰まった内容です。演…
試験本番では試行錯誤している時間はありせん。まずはいつも同じ手順でとけるエスキスの方法を確立する必…
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記事一覧

1グリッドより小さい居室のプランニング[管理者ゾーン]

小さい居室のプランニング2回目は、管理者ゾーンのプランニングです。 1グリッドより小さい居室の配置といえば管理者ゾーンですね。 今回の課題のテーマは2つです。 ①面積決定の決定フローの確認 チビコマ→倍コマ→1/400 で居室の配置及び面積の解像度を上げていく。 ②整形では無い外形のプランニングできるようにする。 まずR02の標準解答例の管理ゾーンを確認してみてください。 管理ゾーンの外形がコの字形になっているのがわかるでしょうか? 上記のように、南側まで管理ゾーンが干

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居室面積の決定フロー

前回の記事では、1 グリッドより大きい部屋 もしくは小さい部屋をいかに処理するかが居室の 配置計画において差のつくところという話をしました 。 今回も前回に引き続き1グリッドよりも小さい部屋の居室の面積がテーマです。 近年の自由な課題条件でも居室配置等のテクニック要素は身に着けていかなかなければ本番では太刀打できません。本題に行く前に居室面積決定のフローを確認しましょう。 チビコマ ↓ 倍コマ ↓ 1/400 ほとんどの受験生のエスキースの流れだと思います。ここで質問ですが

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1グリッドより小さい居室の配置演習。(30㎡)

 1 グリッドにちょうど収まる 居室の配置 というのは 受験生間の差はつきません。 1 グリッドより大きい部屋 もしくは小さい部屋をいかに処理するかが居室の 配置計画において重要となります 。これは、テクニック的な要素が大きいので早めに練習を繰り返し慣れてしまうことが重要です。今回から、15㎡, 20㎡、30㎡、のように、小さい部屋をどのように処理するかの演習をしていきます。 15分でとける課題文では、1/200 での要求となりますが、 1/400、もしくは倍コマで完成すれ

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エスキスは始めが肝心。

エスキスは始めがより重要である。 なぜならエスキスは後半に行くほど、修正しづらくなるからである。 課題要求に即した、ゾーニング、見通しの良い動線計画、 初期設定を間違えると時間が経つほどに修正しづらくなる。 見切り発車のエスキスを完成させ、後半もしくは作図途中で修正が利かなくなった経験は誰にもあるだろう。 それではエスキスの初期段階で、先入観無く、慎重かつ、課題要求を漏らす事無く仕上げる為の具体的なエスキスをするにはどうしたらよいのか? それはチビコマ段階で、基準階だけで

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平面構成演習②(廊下型)

今回の課題は、廊下型の実践課題となります。 前回までに平面構成には、 ボール型と廊下型があり、自由度の高い課題に対して、平面の構成の引き出しを増やすことでプランの着地点が決まり、エスキースが破綻することがなくなることを解説しました。 平面構成の引き出しを増やす事が課題の趣旨です。 課題は廊下型の中のパターン となるので、まずは一番大きい居室を配置した上で廊下を通してしまうのがポイントでしたね。廊下型の平面構成ではを廊下をどの位置に通すかに同義となります。 下記今回の課題で

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ホール型か廊下型か。平面構成演習

一級建築士製図試験の、平面構成は、「ホール型」または「廊下型」のどちらかに分類されると解説しました。これは標準解答例をホール型、廊下型どちらかに分類して、みればわかるという話をしました。この2つを理解することで、試験課題への明確な方向性が定まり、動線計画やゾーニングが効率的になります。重要なのは、プランニングの選択肢は無数にあるのではなく、ゴールを意識し、狙った平面構成に着地させることです。ゴールを明確にし、採点基準に沿って解答を組み立てることで、柔軟かつ合理的な対応が可能に

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プランの構成を作る。ホール型か、廊下型か。

R06の大学課題のプランニングは、難しかったですね。 正解が2つ以上作成可能な、自由度の高い課題の傾向は今後も続くと思います。 自由度の高い課題への対策が難しいと感じるかもしれませんが、 パズルを解く能力ではなく自分なりに 平面構成を組みたてる能力を伸ばしていくことが重要だと考えています。 対策方法として、 ①平面構成の引出しを増やす。←ちびゴマAI+本記事で平面構成の引き出しを増やす ②フリ-ハンドで作図する←作図途中でも柔軟にプラン変更。 を挙げたいと思います。

資格学校の課題数では足りない。ちびコマAI2.0で1000課題解く!

1級建築士の製図の課題が自動的に生成されるwebソフト、 ちびコマAI ver2.0をリリースしました。 (定石ドリル定期購読者/記事購入者にはページ一番下のリンクからお使いただけます。) ちびコマAI ver1.0からの更新点は2点です。 ①コマ数の調整機能を追加。→縦敷地等、色々なコマ条件でご使用できます。 ②カウントダウン機能追加→1課題30秒で解く為の目安です。 ちびコマAIの使い方 直観的に、簡単に操作できます。 ①画面左側のブロックをドラッグして画面

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大胆予想、R06大学建築本番条件(後編)

今年R06の本番の条件の大胆予想の後編です。 資格学校の本番前の授業でありがちなあれもこれもという無責任な詰め込みではなく、本番で使える知識はシンプルで整理された単純なルールに則ったものみです。複数回受験者はしっくりくると思います なので大胆予想後半では、ピンポイントで出題されると思われる資格学校の課題と大学建築課題において試験場にもっていくシンプルなルールをお届けしたいと思います。

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大胆予想、本番課題条件R06大学建築(前編)

今年R06の本番の条件の大胆予想をしてみたいと思います。 近年の傾向を踏まえて筆者の勘も交えて予想したものです ただ、予想を鵜呑みにせず、復習する際の優先順位、順番程度として考えてくだい。今年合格は厳しいと感じている人は思い切って山を張っても良いかもしれません。使い方は自己責任でお願いします。 大胆予想前編、後編で完結する内容となっています。 まず各資格学校の出題傾向をまとめてみたいと思います。 各資格学校の共通事項として、 ・要求居室のバラエティが多い  大居室(200〜

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ちびコマAIでシュミレーションする最適なコアの配置の仕方、/R06大学(後編)

前回の記事では出入口が、南に主出入り口 ある場合 ①外壁側(北)にコアを配置した場合の方がプランはまとまりやすく、プランニングの難易度は下がる。これは廊下が通しやすい為である。 ②要求居室が多い場合コアを外壁(有窓)ゾーンから無窓ゾーンに移動させ、有窓居室数を稼ぐ必要があるが、プランニングの難易度は上がる。 なので①→②の順番でコアの配置をすればよいという話をした。 ではどの位の要求部屋数だと外壁側から無窓ゾーンにコアを移動するのがよいのか?上記のケースは想定されるパター

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スパン割の極意③。8mスパンの有用性。

スパン割には優先順位があり、7m→6m→8mを順で考えよという話をした。つまり6,7,8mスパンの3つは等価の選択肢ではなく、 まずは7m で考えてみて、 6m は7m-1m 8m は7m +1m のような捉え方、優先順位が重要だ。 また6mスパンを採用した場合は、覚えておくべき相性の良い面積が存在するという話を前回までの記事でお届けした。 それでは今回のテーマである8mスパンの有用性は何か?

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スパン割の極意②。6mスパンの使い方。

前回はまず7mスパンから始めようということを解説した。 これは、7m スパンで考えると、要求居室面積が40の倍数、50の倍数に対応しやすいからだ。 しかし6m スパンが無用かというと決してそうではない。 6mスパンの有用性とは7mスパンより居室が多く取れるということだ。例えば敷地の長辺の長さを42m取った場合、7m ×6スパンで割ることもできるが、6m ×7スパンで1スパン増やして計画することができる。居室の要求数が多い場合は6m スパンで計画すれば、居室配置に余裕がでてく

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スパン割の極意①。まず7mスパンから始めよ。

スパン割り及び面積調整の仕方で迷っている人はいないだろうか? 具体的には要求居室の面積が、100㎡や80㎡や70㎡の課題文の要求室の指定が 40の倍数及び50の倍数 が混在していているため7m もしくは 6m もしくは8m どのスパンで迷ったことのある受験生は少なからずいるはずだ 。

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