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【読書感想文】『謙虚なコンサルティング』

(このNOTEは2分で読めます。約1,400文字)
エドガー・H・シャインの『謙虚なコンサルティング』という書籍をご存じでしょうか?

タイトルに『コンサルティング』という単語が入っていること、『コンサル本としてオススメ!』というネット記事があったため、興味が湧き購入してみました。

このNOTEでは、エドガー・H・シャインの『謙虚なコンサルティング』についての読書感想を書きます。内容の要約でなく、あくまで私の感想ですのでご了承ください。主観的な感想も多くございますので皆さまの広いお心で読んでいただけますと幸いです。

【総評】
オススメ度:★★★☆☆
読みやすさ:★★★★☆

【対象とされる読者層】
・コンサルタントに興味がある方
・コンサルタント職の方
・『コンサルって何が正解?』と疑問に思っている方

読了までの時間を計ったところおよそ120分でした。約300ページほどなのですが、私の場合は、途中途中で本を閉じて、『自分だったらどうするだろう』と思いを巡らせたため時間がかかりました。

✅1、総評

1-1、Amazonレビューを通して

私が『謙虚なコンサルティング』を購入した2022年2月現在のAmazonレビューは3.8/5でした。高評価を付けている方が多い一方で酷評しているレビューもありました。

私も『謙虚なコンサルティング』を読んでその両方の意見に共感できました。

まず、酷評しているレビューの意見は2つに大別することができるかなと思います。1つは書き方です。『内容が分かりづらい』というレビューがありました。なぜなら、本書は、著者自身の経験談がそのほとんどを占めているからです。経験談は『CASE』として紹介され、著者自身が学んだことは各『CASE』の後に『学び』として記載されています。要点を求めている方にとっては、確かに『内容が分かりづらい』と感じる部分があるかと思います。

もう一つは、本書の内容に関してです。『内容が薄い』といったレビューがありました。私の感想としては、本書はコーチングの要素が多分に含まれていると思います。コンサルタントの方は、自身のコミュニケーションスキルを上げるためにコーチング関連の書籍を読むことが多い傾向にあり、コーチングに関する書籍を読んだ方が本書を読むと内容が重複したように感じられ、結果として『内容が薄い』と感じてしまうのではないかと思いました。

1-2、雑感

著者が関わった案件の詳細が記載されているので、書かれていることがイメージしやすかったです。一方で、内容自体に目新しいものは確かにあまりなく、新たに知識をインプットする、というよりは、本書に記載されている内容がちゃんと実践できているか再確認するためのツールとしてとらえることがちょうど良いのではないかなと思いました。


✅2、要点

Amazonレビューに記載されていた佐原賢治さんのコメントがまさに要点です。本書に登場する『CASE』はこの要点に沿った内容なので、佐原賢治さんのコメントに記載されてある内容を念頭に置いて読むとかなり読みやすいと思います。

※コメント自体はもう少し長文です。

コンサルタントの方は、本書を、自分ができているかどうか確認するツールとして使うことができますので読んでみるのはありだと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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