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今度こそ、この死ねない世界で自分との契約を断ち切る。

ある、物語。


地球ではない星にいた


その星が崩壊した


何もできなかった


何一つ守れなかった


守れると思うほど傲っていたわけではない
 



しかし…

崩壊を笑った奴もいた 

忘れない




その後

ただ…過ぎていくだけの時間を

感じていた


一人だけ生かされてしまった

どうして…?


この無力感

罪悪感

死にたかった

消えてしまいたかった



エネルギー体の私を喰らう者もいる


けれど、死ねない

消えてしまえない



この大嫌いなエネルギーが自分を守ってしまう

だったら、

私を消してくれる星へ

殺してもらおうと


どうやっても…

自分では死ねなかった…




『魂は

永遠である』

そう、思い知ったから


(全力で抗うから)

どうか殺してくれ



どうか…私を罰して…





地球

地球はどの星よりも美しかった


そして、魂・命の回転が早かった。


美しくて

残酷な地球に



降り立った


………




何と私は傲慢であったか


生まれてよかった

今世


“ここ”

に、いれて良かった


私は気づけた

今度こそ、この死ねない世界で自分との契約を断ち切る。


今ならできる

大丈夫。



私は全部逃げてはいない。






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