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前世の物語

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前世のお話をつづっています。 いかなる時にもそれぞれ人の数だけ物語がある。 そして大切な想い。置いてきた想い。忘れようとした想い。人は想いを守りながら生きています。正しくても正し…
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#前世の記憶

番外編②🙋今世ではもう、誰も傷つけたくない。

『今世ではもう、誰も傷つけたくない。』 この題名は、今世は占い師として活躍されております…

ひいろ
1か月前
13

⑧今世ではもう、誰も傷つけたくない。

前回の続きです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 石畳の牢獄。 牢獄の中には自分し…

ひいろ
1か月前
9

⑦今世ではもう、誰も傷つけたくない。

前回の続きです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 …

ひいろ
1か月前
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番外編🙋今世ではもう、誰も傷つけたくない。

https://note.com/fowlight/n/n2ca5faf49c73?sub_rt=share_b 前世のお話です。 このお話。 …

ひいろ
1か月前
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⑥今世ではもう、誰も傷つけたくない。

前回の続きです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ジャックの父の話。 ジャックが産まれる…

ひいろ
2か月前
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⑤今世ではもう、誰も傷つけたくない。

前回の続きです。 (ジャックの話…。 ジャックの人生の流れは知ってました。 しかし…深め…

ひいろ
2か月前
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④今世ではもう、誰も傷つけたくない。

前回の続きです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 19歳の時にジャックは王子付きに任命された。 “王子付き”という役職。 王子付きの人の雑用からの昇格。 それはレオンさんと同列の5人の中の一人である。 王子付きの雑務を行っている時は王子と直接謁見する事はなく、 大祭の時や遠巻きにレオンさん達といる姿を見かけたりするくらいであった。 王子はジャックよりも2歳年下で、 大祭の際も王の後ろに控えていて、 声も聞きた事は無い。 そして常に表情は変わらず冷たい印象

“共にあった”。それだけでも、生きた証拠。

《前世のお話です》 日本。 銃は知らない。 そんな時代。 私は、小さい村の出身であった。…

ひいろ
8か月前
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今世ではもう、誰も傷つけたくない。

《前世のお話です》 最初に降り立ったのは、石畳の牢獄。 牢獄の中には自分しかいない。 外…

ひいろ
10か月前
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私は、未来を迎えに行く事にした。

未来を迎えに行く。 私は自分の未来についてあまり興味が持てなかった。何となく手近で周りも…

ひいろ
2年前
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⑧終「けど、知ってた?結局僕の命は僕のものなのにね。」

前回の続きです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 雪が降っている。 体にも少し積もってい…

ひいろ
1年前
9

⑦「けど、知ってた?結局僕の命は僕のものなのにね。」

前回の続きです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 一ヶ月が過ぎた。 那留守(なるかみ)様…

ひいろ
1年前
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⑤「けど、知ってた?結局僕の命は僕のものなのにね。」

前回の続きです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 那留守(なるかみ)様の言葉は… 何の理解…

ひいろ
1年前
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②「けど、知ってた?結局僕の命は僕のものなのにね。」

前回の続きです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 私は三人兄弟の真ん中。 優秀な兄と泣き虫な年の離れた弟。 家系によりすでに神職についていた。 仕事は主に日々の祈祷、吉凶、祭事、村町人からの相談。 先代から受け継がれた流れをくんで、寸分違わず執り行う。 幼き頃からその事柄を徹底的に叩き込まれた。 その中でも一番取り扱うのが難しいのが病。 この時代の病は呪い(穢れ)。 名のない者たちが倒れても成すすべはない。 しかし、名のある者たちが倒れると神職が