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わたしにとっての【時は金なり】

こんにちは!
月曜日のnote担当【おゆつ】です。
今回はちょっと真面目モードです。

10月もあっという間に折り返して「え!?もう半月終わった!?」って時の流れが早すぎて衝撃をうけております。さらにこの時期は展示会が毎週のようにあるので日々の業務がいつも以上に進まないからか、脳内も仕事もパンクしつつあります。

例年通りのパンク状態に加え、今年は初めての展示会出展に向けての準備に追われながら、つい先日も友達→仕事仲間になった【たねち】と展示会へ行きました。展示会へは、たねちと一緒に行くことが多いのですが、最近はバラバラの会場へ行くことが多かったので、久しぶりのふたり旅。そして、宿泊出張ではお決まりの "熱く語る晩酌会" も数か月ぶりに開きました。

その時にたねちが生み出した言葉が私の心をすっきりとさせてくれたのですが、今日はもやもやの原因となっていた、わたしにとっての【時は金なり】の変化をお話したいと思います。

【時は金なり】を調べてみた

学生時代、社会人になってから、いろいろなところで見聞きした、この言葉は「時間はお金と同じように非常に貴重なものなので、無駄にしないように、できる限り有意義に使いましょう」という内容でした。

ことわざ辞典にはこのように書かれていました。

【時は金なり】(ときはかねなり)
西洋のことわざ「Time is money.」から。
時間は貴重なものであって、金銭と同じように大切で価値があるのだから、浪費するものではないという戒め。
時間は無駄に費やすものではなく、有効に使うべきである。

素晴らしい言葉であることには違いがないのに、社会人になってからこの言葉の意味というものに違和感をもっていました。

強制的に植え込まれた辛さ

20代前半の約2年間、私は人材派遣会社の営業職として働いていました。いま思い返せば営業の楽しさを知ることができた、とてもいい経験だったのですが、人生最大の黒歴史で自分に拍手を送りたい。(笑)

前に勤めていたところは、結果を出したら出した分だけ自分に還元される会社でした。そして、売上こそ全ての会社でした。
紛れもないブラック会社でどんな感じで働いていたかというと

 5:00 起床
 5:30 家を出る
   │    外回り
16:00 帰社
   │    テレアポ
18:00 事務仕事開始
   │    ※順次退勤

ざっくりとこんな感じです。
※マークがついてますね、察しのいい方はお気付きでしょう。エンドが決まっておりません。

売上を上げることでしか自分の価値を見いだせなかった私は18時以降の事務時間にできる限りたくさんのスタッフと電話でコミュニケーションを取りまくって、スタッフの不安や悩みを小さいうちに解決していき、安定した稼働を増やしていくことができました。

休憩時間なんていらない!!睡眠時間もいらない!!電話は24時間いつでも出る!!いまとなってはあり得ない勤務時間ですが、当時の私は増えていく通帳を見るのが楽しくて【お金がもらえるなら時間なんていくらでも使ってやる】って。

そして、ついに身体に支障がでてきて、リタイアしました。そりゃそうでしょうけど、当時の私は『なんて弱い人間だろう』と本気で落ち込みました。

初めて知った時間のありがたみ

人材派遣会社を辞めて約1年後、落ち込みつつも人生を楽しんでいたら、まさかの妊娠発覚!!毎日おなかをなでて、喋りかけて、1分1秒が本当に幸せいっぱいの毎日が始まりました。

割愛しますが、基本的に私は波乱万丈に突っ込んでいくタイプの人生を送っているので、もちろんのことながら、この時期も浮き沈みの激しい日常を送っていました。

どれだけ沈んでも、おなかを触ったら笑顔になれる、これからの長い人生でも妊婦だった10か月間しか味わえないんじゃないかと思っています。

妊娠するって本当に奇跡的なんだなと、時間なんて...と思っていた私が【この時間はお金があっても得ることができない】とても大切な時間があることをようやく思い出しました。

そしてその想いは、子供が4歳になった今も変わっていません。

負のループから抜け出せない

実はいま私がしている業務の大半であるギフトやノベルティなどを扱う卸・小売事業は2年前に新しく始まった事業です。株式会社フォーチュンとして新たな事業展開をしたいと思っていた社長に「やりたいです!!」と言い出したのは私なんですね。

最初から上手くいくなんて、もちろん思っていないですが、会社として新しく何かを始めることが、こんなにも大変で楽しくて、でも失敗はしたくなくて、でも一人でできることは限られてて、みんなに仕事を振り分けなきゃいけないのに、なかなか上手くいかなくて...あぁ、もっといろいろ勉強してノウハウを学んでおけばよかった。しっかりと負のループにはまってしまってたんです。

『もっとあの時こうしておけば』
『あの時間はもっとうまく使えた』
って過去のことを思い出しては落ち込んで、時間はすごく大切だって思っていたはずなのに、振り返ったら全然大切にしてない、無駄な時間が多すぎるって気付かないようにしてきただけなんです。

【いま時間とお金があったって過去は取り戻せない、だからいまも変えられない】自暴自棄にも近いような、大切な時間が負の考えで覆い尽くされていました。

すっと心にしみた言葉

ここ数ヶ月、もやもやした気持ちでとりあえずがむしゃらに目の前のことを片付けて。
久しぶりの "熱く語る晩酌会" で、たねちが解き放った言葉

【無駄な時間なんて絶対ないから】

悩み相談をしていたわけでもなく、ふいにそんな事を言われるから、まさかたねちはエスパーなのかと。

私をいつも元気にしてくれるたねち、疎遠になっていた時期もありましたが、再開したのはただ毎日飲み歩いていた “無駄な時間” を過ごしていたと思っていた時だったことを、ふと思い出しました。

もし私が躍起になって時間を有効に使おうとしてたら、こんな大切なたねちにすらも再会できてないんだろうなと思ったら、いろんなことが無駄じゃなかったんだ、とスッキリした気持ちになりました。

最後に

いま過ごしている時間が無駄か、無駄じゃないかなんて、きっとすぐにはわからないけど、間違いなく私が過ごしてきた時間は私だけの財産です。

いまの私が考える【時は金なり】は

無駄な時間はない。
その場で得るものがなくとも、その時に必要だと思って過ごしてきた時間は、金銭とは比べられない大切な自分だけの宝物として、心を豊かにしてくれている。

カッコよくまとめてみましたが、できた人間ではないので、いつかまた同じことで悩みそうです(笑)

でもその時はたねちが言ってくれた言葉を思い出すことにします。そして、いろいろ上手くいかなくて行き詰まってる人へ、この言葉が届きますように

【無駄な時間なんて絶対にない!!】

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