哲学者が教える 本質をつかむ方法とは?
フォレスト出版編集部の山田です。
前回の記事でもご紹介させていただきましたが、最近『頭のいい人が話す前に考えていること』がベストセラーになっています。しかし、そもそも頭のいい人とはどのような人なのでしょうか。頭のいい人の特徴として、よく「本質を見抜く力がある人」という点が挙げられるかと思います。
では、どうしたら物事の本質をつかめるようになるのでしょうか?『7日間で突然頭が良くなる本』(小川仁志 著、PHP研究所)の著者によると、それには社会のことを知ることが必要だそうです。
今回の記事では、本書の中から本質をつかむために社会のことを知る必要がある理由とその方法についてご紹介させて頂きます。
なぜ社会のことを知らなければならないのか?
物事の本質をつかむためには、物事に関連する知識が必要であると、著者は述べています。なぜなら、ただ単に物事を眺めているだけではいつまでたっても答えは出てこないので、分析することが必要になってくるからだそうです。
でも、物事の本質は1つなのに、なぜ関連した知識が多く必要なのでしょうか?その理由について、著者は次のように言っています。
多角的なものの見方や考え方の重要性が注目されていますが、物事がもつ面は1つではないので、一部の情報に踊らされないためにも、様々な角度から捉える必要があるというわけなんですね。
社会を知る方法
では、どうやって社会のことを知ることができるのでしょうか?
多角的な視点で物事を捉えるために、結局あらゆる学問に精通し、たくさんの知識を持っていなければならないのでしょうか?
もちろん、いろいろな学問に精通しているに越したことはありませんが、著者は次の4つで良いと提唱しています。しかも、大学レベルの深い教養が必要なわけではなく、他の要素と関連させることができる知識を身につけている常識の範囲で良いと著者は言っています。
なぜ上記の4つかと申しますと、こうした教養はリベラル・アーツと呼ばれ、人の自由な思考を可能にする教養だからだそうです。
そして、著者はこれらの知識を身につけるための方法として「読書」を推奨しています。ただ、時事については読書だけでは足りないため、新聞やTVニュースなどを確認する必要があります。ただ、漫然とたくさんのニュースを見ればいいというわけではなく、とにかくいま世の中で何が起こっているのかをよく見極めることが大切だと、本書では述べられていました。
以上、本質を見極めるために社会について知らなければならない理由とその方法についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
仕事や家事で忙しいと、ついつい自分の興味や関心の範囲で知識を吸収しがちですが、本質をつかむためにはそこからもっと踏み出して、広く社会に目を向けて貪欲に学んでいく姿勢が重要なのかもしれませんね。
本書には、その他にも本質をつかむための方法が解説されているので、ご興味のある方はぜひご参考になさってみて下さい。
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